帯広サドベリーの風 月会費減額に関する活動報告書
READYFORクラウドファンディングご支援の皆様へ
向春の候、ここ帯広・十勝においては融雪が進み少しずつ春の陽気を感じる時節となりましたが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?また、昨年はクラウドファンディングにて過分なるご支援をいただき本当にありがとうございました。
その後、帯広サドベリーの風は1月に親子ワークショップ、2月は保護者向け学習会を行いました。ワークショップでは「学校ってなんだろう?」「私たちの理想の学校とは?」というテーマで、アメリカのサドベリースクールの映像を見ながら子ども達が求める学校像を一緒に考えました。次に行った選書会では、それぞれ好きな本に出会えるといいなというテーマで子ども達が求める本に出会える確立を高める方法や、本に親しみを感じられる環境設定等を保護者の方と一緒に学びました。
保護者向け学習会では「教育」「義務教育≒権利教育」「学力」など、なかなかじっくり考える機会がないものを、かいつまんでピックアップして少し掘り下げました。私も教育という言葉が主として使われるようになったのが明治時代に入ってからということや、教育という言葉がeducationの訳語として広まったことなど、初めて知ることも多かったです。
12月から2月まで、総勢16組のご家族に参加していただき、お子さんの学び方の選択肢として、また学校教育や家庭教育における参考情報として共有していただきました。
さて、いよいよ4月から開校となります。2022年度の帯広サドベリーの風への入学児童数は3名となりました。2名のお子さんが週4回のフルプラン、1名のお子さんが週2回のハイブリッドプランとなりましたので、以下のような形で支援金を活用させていただきたいと思います。
支援金総額 845,000円
READYFOR手数料 220,000円
帯広サドベリーへ 625,000円
625,000円の使途(3組のご家族とフルプランAさん、Bさん、ハイブリッドプランCさんとします)
Aさん 240,000円を月1万円の減額で2年間利用
Bさん 240,000円を月1万円の減額で2年間利用
Cさん 120,000円を月1万円の減額で1年間利用
残額 25,000円
クラウドファンディングの案内時では「1年間の減額」でご支援を募らせていただきましたが、
・現状、帯広市及び周辺自治体ではフリースクール通学への補助がないこと
・北海道フリースクールのネットワークが以前から補助が出るように道へ要望を出しているがなかなか実現しないこと
・そのため、2年目以降補助を受けられる可能性が低いこと(※陳情または請願は今年の5月に提出予定で、その後も継続的に要望を上げていきます)
これらの理由から、保護者の方には「1年プラン」または「2年プラン」で選択していただきました。事後報告となってしまい申し訳ありませんが、ご理解いただけましたら幸いです。
なお、残額の25,000円につきましては、今回のREADYFORのクラウドファンディング以外で15,000円の支援金をいただきましたので、合計40,000円を「4人目の入学者様」に充てさせていただきたいと思います。
タイトルでは「活動報告書」と書きましたが、使途目的の性質上、使途計画が確定しましたという形でご報告させていただきました。(※月会費減額以外に使用することはありません)
私たちは、勝手ながら49名の皆様は「心の中で創立メンバー」だと思っております。これから小さな小さな学校がスタートしますが、もし、お時間がありましたら下記HPにインスタグラムも貼っておりますので、
http://obihiro-sudbury.amebaownd.com
帯広サドベリーの風がどのように成長していくのか見守っていただけましたら幸いです。
一般社団法人帯広サドベリーの風
代表理事 久保 和昌