水没するグランド・老朽化した家〜岡崎平和学園 引越し大作戦〜

水没するグランド・老朽化した家〜岡崎平和学園 引越し大作戦〜

寄付総額

7,398,000

目標金額 5,000,000円

寄付者
389人
募集終了日
2019年6月30日

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プロジェクト本文

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達成の御礼とネクストゴールへの挑戦について

 

皆様のあたたかな応援、多くのご支援をいただき、無事に目標を達成することができました。心より感謝申し上げます。

 

クラウドファンディングを通して、『虐待ニュースに心を痛めて…』『児童養護施設の状況や役割に心を動かし…』『子どもたちの姿に心を寄せて…』そんなあたたかなメッセージもたくさん頂きました。

 

今回の引越し大作戦のプロジェクトは、運搬設置費の500万円が目標でした。


ネットを通じて支援を募集することや1つの施設が1ヶ月で集める金額としては、目標が大きすぎるのではないかなど、開始当初は不安も大きくありましたが、日々増える応援に励まされ無事に目標を達成することができました。重ねてではございますが、あたたかな応援、ご支援をいただき、本当にありがとうございました。

 

ページにも記載してあります通り、いただいたご支援は、子どもたち36人分の持ち物や既設の大型遊具などの運搬設置費用に使用させていただきます。しかし、引っ越しには、他にも生活用品やグラウンド、施設整備費用など多くの資金が必要になります。

 

残り9日、迷いもございましたが、応援いただいた皆様に背中を押され、子どもたちのためにできることは、すべて行い全うしたいと考えました。

 

そのため、36人の子ども部屋の家具やリビングの家具等生活用品費として200万円を追加した700万円を新たな目標として設定させていただきました。

 

子どもたち一人ひとりが安心して生活できる家に引越し、あらたな一歩を踏み出すために、残り期間まで目標に邁進していきます。

 

また、ご支援をいただくにあたり、会員登録をはじめとしたお手続に、お手間やお時間をいただいていることに、大変恐縮しておりますが、引き続きあたたかな応援、ご支援をお願い申し上げます。


2019.06.21 岡崎平和学園 施設長 小笠原寛

 

総勢36人の大引越!
子どもたち一人ひとりが安心して生活できる居場所へ。

 

はじめまして、愛知県にある児童養護施設「岡崎平和学園」の施設長、小笠原寛です。

 

みなさんは、総勢36人の家族の引越しを見たことがありますか?


岡崎平和学園には、就学前の子どもから高校生まで総勢48名(本体施設36名+地域小規模施設12名)が暮らしています。

 

1953年に戦災孤児を保護するために創立され、増改築を繰り返し65年間。老朽化、耐震の心配、グラウンドの水没...いろいろと問題がある中、子どもたちと大切に使ってきましたが、ついに引越を決断しました。

 

 

ここは、36人の子どもたちにとって、大切な「家」です。精神的にも環境的にも安心して生活できる家でなくてはいけません。

 

水没の問題などもあり、現在の場所での建て直しは難しいため、新たな土地に移転・建設します。建設費用などは補助金や借入金、自己資金でなんとか工面しますが、36人の引越しには、荷物の運搬設置だけでも500万円ほどかかります。

 

引越費用は補助金がないため、ここはすべて施設で用意しなければいけません。

 

子どもたち一人ひとりが安心して生活できる家に引越すため、応援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

幼稚園生から高校生まで。より安全に暮らせる場所へ、大引越!

 

開園から65年。
なんとか耐えてきたこの場所を、いよいよ去らなければいけなくなりました。


今の施設は、もともと戦争の孤児を受け入れるため1953年にできました。その後、児童養護施設として形を変え、この65年間で1000人近くの子どもたちを送り出してきました。

 

建物は、増改築を繰り返してきましたが、時代の変化とともに児童養護施設のあり方も変化してきました。

 

戦後からまもなく、児童養護施設は大人数の子どもたちをできる限り受け入れる大舎制(1舎につき20人以上の児童が生活する)が主流でした。子どもたちの入所理由も、親の死亡や離婚が一番多く「孤児院」という名前で知られることが多かったのです。

 

時代とともに、施設の構造が変化しています。


しかし、近年では入所する子どもたちの理由も様々で複雑になってきました。入所理由で一番多いのが「虐待」です。岡崎平和学園も多くの子どもたちが虐待を経験をしており、より一人ひとりの心のケアと環境のケアが大切になっています。

 

そのため施設は、子どもたちのニーズにあった、「できるかぎり良好な『家庭環境』で子どもたちを受け入れることが必要とされています。


今の施設は、現在の児童養護施設に求められる設備と異なり、子どもたちにとってベ

ストな環境ではない部分も多々あります。

 

建物の老朽化や耐震化の問題もあり、2020年までに「できるかぎり良好な『家庭環境』」の施設へ、現在の場所から移転し、全面的に建て直すことになりました。

 

今は6畳ほどのスペースに2、3人で生活しています。

 

子どもたちが大好きなグラウンドが1.5m浸水することも...。

 

朝起きて「おはよう」、学校へ行く時に「いってらっしゃい」、学校から帰ってきて「おかえりなさい」寝る前に「おやすみなさい」。そんなあたり前の日常の中に、いつも施設職員がいます。

 

子どもと施設職員は、日常生活を共に過ごしていく中で、徐々に信頼関係を築いていきます。人と信頼関係を築けるようになることは、これから生きていくことの基盤となります。

 

引越し先の施設では、そんな心の安全にプラスして、より環境の安全もプラスできればと思います。

 

他にもいろいろなところが傷んできています...

 

子どもたちは、外遊びが大好きです。雨が降っていなければ、暑い日でも寒い日でもグラウンドで遊んでいます。

 

しかし今の施設は川沿いに立地しているため、大型台風や集中豪雨の時に、川が氾濫し、過去最大で1.5m程、浸水したこともありました。

 

建物はグランドより高台に建っているので浸水することはありませんでしたが、子どもたちが毎日利用するグラウンドや建物は、より安全な場所への移転が必要です。

 

 

一世一代の引越だからこそ、こだわりぬいて。
「自分だけの大切な場所」と「仲間と助けあう場所」がある施設へ!

 

莫大な費用と時間がかかる大引越。そうそうできることではありません。だからこそ、引越し先の施設では、こだわりをつめこんで。

 

より子どもたちが暮らしやすい環境にするため、自分の部屋と仲間が集うリビングを確保した「自分だけの大切な場所」と「仲間と助けあう場所」をつくります。

 

また、生い立ちゆえに不安になってしまうことも多い子どもたちにとって、少しでも落ち着ける「家」になるよう、木のぬくもりを感じることができる生活環境を整えます。

 

完成予定図ができあがりました!

 

子どもたち同士の大切な交流場所である、大好きなグラウンドは園舎の真ん中に。グラウンドは、ストレスを感じてしまった時に思いっきり発散できる場所でもあります。

 

そして、今回新たに災害時の一時避難場所にもなる”地域交流棟”を設置します。子どもたちは、多くのボランティアの方や地域の方に支えられ育てられてきました。

 

そんなこれまで支えてくださった地域の方々と交流できる場もしっかりと作ります。

 

☺︎ 36人の引越し大作戦!スケジュール ☺︎

2018.12 建築工事着工
● 2020.3  建築工事完成
● 2020.3~4   36人の引越開始!
● 2020.4  新しい岡崎平和学園開園

 

引越等費用

①運搬・設置費

子どもたち36人分の持ち物、既設の備品や大型遊具、厨房機器等の運搬と設置

②生活用品(36人分、6グループの生活必需品)

子どもたちの部屋(家具)、ダイニング用品一式、リビング用品一式、洗濯機、生活家電等

③グランド・外構整備

グランド整備、緑地整備、防球ネット、フェンス設置、駐車場の整備等

④施設整備

地域交流棟設備、管理棟備品、防犯設備、IT環境等

⑤原状回復

既設施設の解体費用と原状回復

 

木のぬくもり溢れる建物も、建設中です!

 

ここは「虐待」の先にある、子どもたちが夢を育む「はじまり」の場所

 

ここにいる子どもたちの中で「虐待」は他人事ではありません。児童養護施設に入ったから安心ではなく、その後の進学や就職、さまざまな道に進む際に多くの困難があります。

 

私たちの仕事は、その「困難を子どもと共に乗り越え希望を育てる」こと、そして「負の連鎖を断ち切る」ことです。

 

昨今、子どもたちへの虐待に関するニュースをよく目にします。ニュースの中では、「児童相談所が」「学校が」「保護者が」...と議論が繰り返されています。それを見ていて、一番の被害者である子どもたちのことが、置き去りになっている気がして、どこか違和感があります。

 

虐待は、子どもたちにとってはニュースになったら終わりではありません。そこから、これから、どう生きていくのかの「はじまり」なのです。

 

昨年度、岡崎平和学園では、高校生4人を無事に社会に送り出すことができました。自動車関連会社、税理士法人、介護職、大学進学、困難を乗り越えて夢を叶えてくれました。

 

ここ岡崎平和学園は、そんな子どもたちの「はじまり」を応援する場所です。そんな場所を続けていくためにも、子どもたちが安心安全に過ごせるように、この引越にお力をお貸しください。

 

 

移転までのスケジュールと支援金の使い道

 

● 移転までのスケジュール

2018年12月  建築工事着工

2020年 3月  建築工事完成

2020年 3月~ 引越

2020年 4月  開園

 

● 資金の使い道

今回、皆様からいただいた費用は、引っ越し費用の中の、補助がおりない子どもたちの荷物などを運搬設置する費用500万円に使用させていただきます。

 

▶︎引越し費用

 ・運搬設置費           500万円程度 

 ・生活用品          1,000万円程度

 ・グランド、外構整備     3,000万円程度

 ・施設整備          2,500万円程度
 ・原状回復費         数千万円

 

 

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プロフィール

愛知県立岡崎高等学校卒業。東京農業大学卒業後、市役所に勤めていた時に、ボランティアとして、はじめて岡崎平和学園を訪れる。それまで児童養護施設を知らなかった。ボランティアをするうちに、子どもたちの生き方を支える児童養護施設の重要な役割を実感する。平成17年、市役所を退職し、岡崎平和学園に入社。平成29年、施設長に就任。(社会福祉士、精神保健福祉士資格取得)

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ギフト

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【子どもたちの引越し大作戦を応援!】

感謝を込めて、以下をお送り致します。

ーーー

● 子どもたちからのお礼メッセージ入りのはがき

● 寄付控除の証明証を発行

寄付者
158人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年12月

5,000


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【子どもたちの引越し大作戦を応援!】

感謝を込めて、以下をお送り致します。

ーーー

● 子どもたちからのお礼メッセージ入りのはがき

● 寄付控除の証明証を発行

寄付者
77人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年12月

10,000


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【子どもたちの引越し大作戦を応援!】

感謝を込めて、以下をお送り致します。

ーーー

● 子どもたちからのお礼メッセージ入りはがき

● 寄付控除の証明証を発行

● 完成報告だより

寄付者
118人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

30,000


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【子どもたちの引越し大作戦を応援!】

感謝を込めて、以下をお送り致します。

ーーー

● 子どもたちからのお礼メッセージ入りはがき

● 寄付控除の証明証を発行

● 完成報告だより

寄付者
12人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

50,000


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【子どもたちの引越し大作戦を応援!】

感謝を込めて、以下をお送り致します。

ーーー

● 子どもたちからのお礼メッセージ入りはがき

● 寄付控除の証明証を発行

● 完成報告だより

寄付者
11人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

100,000


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【子どもたちの引越し大作戦を応援!】

感謝を込めて、以下をお送り致します。

ーーー

● 子どもたちからのお礼メッセージ入りはがき

● 寄付控除の証明証を発行

● 完成報告だより

寄付者
12人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

300,000


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【子どもたちの引越し大作戦を応援!】

感謝を込めて、以下をお送り致します。

ーーー

● 子どもたちからのお礼メッセージ入りはがき

● 寄付控除の証明証を発行

● 完成報告だより

● 内覧会への招待状送付

寄付者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

500,000


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【子どもたちの引越し大作戦を応援!】

感謝を込めて、以下をお送り致します。

ーーー

● 子どもたちからのお礼メッセージ入りはがき

● 寄付控除の証明証を発行

● 完成報告だより

● 内覧会への招待状送付

寄付者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

1,000,000


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【子どもたちの引越し大作戦を応援!】

感謝を込めて、以下をお送り致します。

ーーー

● 子どもたちからのお礼メッセージ入りはがき

● 寄付控除の証明証を発行

● 完成報告だより

● 内覧会への招待状送付

寄付者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

25,000


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【こどもギフトイベント参加者様からの寄付】

こちらは2019年6月30日に開催された、こどもギフトイベント「いまできる「こども支援」を考える。」参加者様にいただいたご寄付を入金する専用のコースです。

寄付者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年6月

プロフィール

愛知県立岡崎高等学校卒業。東京農業大学卒業後、市役所に勤めていた時に、ボランティアとして、はじめて岡崎平和学園を訪れる。それまで児童養護施設を知らなかった。ボランティアをするうちに、子どもたちの生き方を支える児童養護施設の重要な役割を実感する。平成17年、市役所を退職し、岡崎平和学園に入社。平成29年、施設長に就任。(社会福祉士、精神保健福祉士資格取得)

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