支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 286人
- 募集終了日
- 2024年10月23日
残り8日|【映画台本】作品リストご紹介3「乙羽信子出演作品」
ご支援の総額が目標額の300万を越えました後も、おかげさまでたくさんの方にご支援をいただいており、心より感謝申し上げます。これから目標額を超えて頂くご支援につきましては、特に傷みが激しいスクラップブックの補修を行うなど、より良い保存するための資金に充てさせて頂きます。
ご支援は10月23日(水)23時まで!
プロジェクトの募集締切まで残り8日となりましたが、最終日まで引き続き、ご協力・応援の程どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、1万円以上ご支援いただいた方には、プロジェクト限定リストより、お好きな作品の台本を保護する「台本カバー」に支援者様のお名前をお入れして、松竹大谷図書館でずっと大切に保存させていただくリターンをご用意しております。
今回プロジェクトのご支援者様のお名前をカバーに入れる台本の作品リストはこちらです。
【映画台本】作品リストは【こちら】からご覧ください。
北條秀司原作映画、笠智衆出演作品、大曾根辰保監督作品、乙羽信子出演作品、増村保造監督作品、山田太一原作・脚本作品の「台本カバー」
【寅さん台本】作品リストは【こちら】からご覧ください。
映画『男はつらいよ』シリーズ全50作のうちお好きな作品の「台本カバー」
【歌舞伎・新派・新喜劇・OSK台本】作品リストは【こちら】からご覧ください。
昨年11月より今年10月の興行を中心とした歌舞伎・商業演劇・新派作品の「台本カバー」
こちらの活動報告を通じて作品リストについてさらに詳しくご紹介できればと考えております。今回は映画台本作品リストから、本年、生誕100年、没後30年となる、乙羽信子(1924年10月1日-1994年12月22日)の出演映画の台本のご紹介です。
写真は【映画台本】作品リストより、乙羽信子出演映画作品の台本です。(※番号は台本作品リストの番号です)
左上より
112 『処女峰』1950年 木村恵吾(監督)
113 『源氏物語』1951年 吉村公三郎(監督)
114 『原爆の子』1952年 新藤兼人(監督)
115 『慾望』1953年 吉村公三郎(監督)
116 『大阪の宿』1954年 五所平之助(監督)
117 『どぶ』1954年 新藤兼人(監督)
118 『愛と死の谷間』1954年 五所平之助(監督)
119 『狼』1955年 新藤兼人(監督)
120 『女優』1956年 新藤兼人(監督)
121 『第五福竜丸』1959年 新藤兼人(監督)
122 『日本誕生』1959年 稲垣浩(監督)
123 『人間』1962年 新藤兼人(監督)
124 『香華 前後篇』1964年 木下惠介(監督)
左上より
125 『本能』1966年 新藤兼人(監督)
126 『強虫女と弱虫男』1968年 新藤兼人(監督)
127 『かげろう』1969年 新藤兼人(監督)
128 『裸の十九才』1970年 新藤兼人(監督)
129 『恍惚の人』1973年 豊田四郎(監督)
130 『配達されない三通の手紙』1979年 野村芳太郎(監督)
131 『北斎漫画』1981年 新藤兼人(監督)
132 『地平線』1984年 新藤兼人(監督)
133 『天国にいちばん近い島』1984年 大林宣彦(監督)
134 『濹東綺譚』1992年 新藤兼人(監督)
135 『釣りバカ日誌5』1992年 栗山富夫(監督)
136 『午後の遺言状』1995年 新藤兼人(監督)
137 『三文役者』2000年 新藤兼人(監督)
1937年宝塚音楽歌劇学校(現宝塚音楽学校)に入学し、戦後宝塚歌劇団のトップ娘役として人気となり、1950年に退団した後、大映で映画のキャリアをスタートさせた乙羽信子。「百万ドルのえくぼ」をキャッチフレーズに清純派女優として売り出され、その第一作目は、後に夫となる新藤兼人の脚本の『処女峰』でした。大映を退社し独立プロの近代映画協会に加わった後は、新藤兼人作品を中心に、汚れ役や老け役をもこなす演技派として注目を集め、また近代映画協会の作品だけでなく、松竹など大手の映画会社の作品にも出演し、半世紀以上にわたり活躍しました。
遺作は病を押して出演した『午後の遺言状』(1995年)でしたが、バイプレーヤーとして活躍した映画俳優・殿山泰司の人生を描いた『三文役者』(2000年)には、生前に撮り終えていたという乙羽信子のシーンがあり、当時話題となりました。
乙羽信子の関連資料:『近代映画協会の30年』『近代映画協会の50年』『どろんこ半生記』など
乙羽信子が出演した松竹作品に『香華』(1964年)があります。木下惠介監督がメガホンをとったこの作品は、有吉佐和子の長編小説の映画化で、204分もの大作です。花柳界を舞台に、奔放な母・郁代とその母に悩まされる娘・朋子の、明治、大正、昭和にわたる愛憎劇で、乙羽信子が郁代、岡田茉莉子が朋子を演じました。
当館は、この『香華』の映画資料について、今回ご紹介する台本の他、プレスシート、スチール写真、ポスター、映画スクラップブックなどを所蔵しています。
下の写真は、『香華』の映画スクラップブックです。映画スクラップブックは、松竹の映画作品について公開当時に新聞などに掲載された紹介記事や写真などを、松竹の映画宣伝部が作品ごとにスクラップ帳に貼り込んだ資料です。この時代は、一作品につき1冊から4冊ほど作られることがほとんどでしたが、『香華』は9冊あり、新聞記事や多くの撮影スナップが貼り込まれています。
このスクラップブックのなかに、乙羽信子が郁代役への意気込みを語った新聞記事があります。『香華』は、1963年9月に芸術座にて舞台化されており、郁代役は山田五十鈴が演じていました。
下の写真のスクラップブックの記事には「…山田さんの郁代を拝見したのがかえって”わたしにだってできる”というファイトを燃えたたせたみたいです。」と乙羽信子が語っており、記事の下の小見出しにも「五十鈴の舞台見て 大いにハッスル」とあります。舞台版の山田五十鈴を意識しつつも、映画出演への意欲に満ち溢れるその気持ちが伝わる記事です。
右頁に乙羽信子の記事がある
次回は、本年生誕100年をむかえる大映の名匠、増村保造の監督映画台本をご紹介します。
リターン
3,000円+システム利用料

A|【税控除対象】お気持ち応援コース(3千円)
■サンクスメール
■松竹大谷図書館HPへのお名前掲載(ご希望の方のみ)
■報告書(2025年4月末に送信予定)
■寄付受領書・控除証明書(2025年1月末に発送予定)
- 申込数
- 80
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年4月
5,000円+システム利用料

B|北條秀司作品台本デザインオリジナル文庫本カバー
北條秀司作品『井伊大老』『浮舟』の台本の表紙をデザインに使用したオリジナル文庫本カバー(非売品) をお届けいたします。
■サンクスメール
■松竹大谷図書館HPへのお名前掲載(ご希望の方のみ)
■報告書(2025年4月末に送信予定)
■北條秀司作品台本デザインオリジナル文庫本カバー
-----
※ 本コースへのご支援は税控除の対象となりませんのでご注意ください
- 申込数
- 55
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年4月
3,000円+システム利用料

A|【税控除対象】お気持ち応援コース(3千円)
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■報告書(2025年4月末に送信予定)
■寄付受領書・控除証明書(2025年1月末に発送予定)
- 申込数
- 80
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年4月
5,000円+システム利用料

B|北條秀司作品台本デザインオリジナル文庫本カバー
北條秀司作品『井伊大老』『浮舟』の台本の表紙をデザインに使用したオリジナル文庫本カバー(非売品) をお届けいたします。
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■松竹大谷図書館HPへのお名前掲載(ご希望の方のみ)
■報告書(2025年4月末に送信予定)
■北條秀司作品台本デザインオリジナル文庫本カバー
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※ 本コースへのご支援は税控除の対象となりませんのでご注意ください
- 申込数
- 55
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年4月

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