【第3弾】日本文化の宝・歌舞伎や映画の記憶を未来につなぐ。

【第3弾】日本文化の宝・歌舞伎や映画の記憶を未来につなぐ。

支援総額

2,965,000

目標金額 2,800,000円

支援者
246人
募集終了日
2014年10月29日

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2014年11月28日 12:39

12月の展示

お早うございます。松竹大谷図書館の武藤です。

 

昨日、5万円の支援者の方をお招きして図書館見学会を開催いたしました。

また昨日夕方、歌舞伎座ギャラリーのガイドツアーも行いました。

詳しい様子は追ってご報告申し上げます。

 

HPや台本カバーに掲載するお名前のご希望ですが、引き続き12月1日(月)までお伺いいたします。もし、ご希望がございましたらぜひご連絡下さい。

また返信の方法が分かりづらいというご意見を頂きましたので、後程返信の方法をお知らせするメッセージをお送りいたします。返信方法がご不明な方はぜひそのメッセージをご覧ください。

 

さて、今回は本日より始まった12月のミニ展示のお知らせです。

 

12月は、2013年1月5日に逝去された大島渚監督と1960年に発表された松竹映画に関する資料を展示します。

1960年は、それまでの明るい作風の松竹大船調とは異なった、大胆で熱を持った新しい作品が生み出された年でした。このきっかけとなったのが、大島渚監督の『青春残酷物語』で、この作品のヒットの後、高橋治、吉田喜重、篠田正浩、田村孟、森川英太朗らが続いて作品を発表しました。松竹の若い監督たちによる、当時の安保闘争ただ中の情勢も反映したこれらの作品は、社会に衝撃を与えました。

 

そして、これらの作品が生まれる前の1950年代後半に、当時助監督だった大島渚や高橋治、田村孟、吉田喜重などによって作られた雑誌があります。「7人」と「シナリオ集」です。どちらも、監督になるためにシナリオを発表する場を作りたいという思いから生まれた雑誌でした。

 

(左:「7人」1号、右:「シナリオ集」9号)

 

1956年1月発行の「7人」は、タイトルの通り、大島渚、高橋治、田村孟、吉田喜重など7人の助監督が集まって作られた同人誌です。この雑誌は2号で廃刊しますが、発展の形で「シナリオ集」が松竹助監督室より創刊されます。監督になる機会は助監督全員に開かれるべき、と考えた大島渚監督の考えが反映された雑誌で、表紙に「松竹大船撮影所監督助手会」と刷られています。この「シナリオ集」9号に掲載された大島渚監督のシナリオ『鳩を売る少年』が、『愛と希望の街』として劇映画デビュー作となりました。どちらも映画の歴史を今に伝える、珍しい資料です。

 

他に、『戦場のメリークリスマス』や『御法度』など大島渚監督の主要な作品の資料と、松竹1960年の代表的な作品のスチール写真も展示しております。

 

 

また、本日11月28日より、第15回東京フィルメックス連動企画「1960 -破壊と創造のとき-」で、本年の第67回カンヌ国際映画祭クラシック部門で上映された4Kデジタル修復版『青春残酷物語』をはじめとして、1960年に発表された松竹作品のうち、9作品が上映されます。展示ケースが小さいため、上映される作品のなかには展示していない作品もありますが、9作品すべての、台本やスチール写真などの関連資料を所蔵しておりますので、ご興味おありの方はカウンターまでご請求ください。

 

特に、大きいサイズのためケースに入らず、展示を断念した『青春残酷物語』のカラーのロビーカードは、一枚一枚にシーンを説明する一文が記されており、臨場感が伝わる資料です。どの作品も当時の監督たちの熱い思いが感じられる資料ですので、是非映画をご覧になられてから、または映画をご覧になられる前に、どうぞお手に取ってご覧いただきたいです。


展示期間は、11月28日より12月26日までです。2014年最後の展示となりますので、寒さも本番となってまいりましたが、お近くにいらした折には、どうぞお立ち寄りください。お待ちしております。

松竹大谷図書館の開館日はこちらのカレンダーでご確認下さい。年末年始に長期休館がありますので、そちらもご確認いただければ幸いです。
http://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/pdf/otani_library_calendar.pdf
 

リターン

3,000


alt

■サンクスメール
■4月末に報告メール
■HPに名前を掲載
※ご了承いただいた方のみ掲載いたします

支援者
25人
在庫数
制限なし

5,000


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3,000円の引換券に加え、
■松竹大谷図書館オリジナル文庫本カバー
 2種類1組セット
蔵出し台本「仮名手本忠臣蔵」&「機動戦士ガンダム」の表紙の特製デザイン!

支援者
99人
在庫数
制限なし

10,000


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5,000円の引換券に加え、
■台本カバーに支援者のお名前をお入れします

※作品リストより(本文「引換券について」の台本カバーの説明のところから見られます)ご希望の作品の「台本番号」と「タイトル」を応援コメントにお書き下さい
※今すぐ決まらない方は、プロジェクト達成後にもご希望をお伺いいたします

支援者
105人
在庫数
制限なし

30,000


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10,000円の引換券に加え、
■「かふきのさうし」オリジナル文庫本カバー
■歌舞伎座ギャラリーペア招待券
■歌舞伎座ギャラリーガイドツアー
(お申込み先着順)

支援者
12人
在庫数
制限なし

50,000


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30,000円の引換券に加え、
■図書館見学会にご招待
※午前(15人)/午後(15人)
「午前」「午後」のご希望を応援コメントにお書き下さい
※今すぐ決まらない方は、プロジェクト達成後にもご希望をお伺いいたします

支援者
12人
在庫数
16

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