お早うございます。松竹大谷図書館の武藤です。

 

先週末、リターン(お礼)のご希望についてのお伺いメッセージを、皆様にお送り致しましたが、まだメッセージが届いていない方は、お手数ですが、ぜひご連絡下さい。
 

さて、大変お待たせいたしました!今回の新着情報は、
「実践!組上燈籠(絵)組上げ作業『一の谷』篇 その3 貼り付け作業」です!
復刻予定の組上燈籠絵の試作品を実際に組上げて、手順を探ってみようというこの企画、11月4日の新着情報では、切り出し作業について、お伝えしましたが、今回はいよいよ貼り付け作業に入ります!

 

試作品が目指すはこれ! 玉川大学教育博物館「鈴木コレクション おもちゃ絵の世界」展(2010年)にて展示された組上燈籠『新板飾立一の谷の図』復刻版 組立て完成形

 

組上げに入る前に、まず出来上がり図で全体の配置を確認します。今回の「一の谷」は、出来上がり図が精密に描かれているので、パーツを並べただけでも結構出来上がりに近づいた感じがします。

 

しかも今回は合印(「糊しろ」に描かれている「△△」「△印」等の図形)が貼り付け合う双方のパーツにしっかりと描かれているので、どのパーツを貼り付けるのかが、容易に分かります。作者の性格が几帳面だったのでしょうか、他にも「糊しろ」には「右ノ山ノうしろエハ(貼)る」などと大変細かく組み立てのための指示が書かれています。

 

海中のパーツの波にも、「アツモリ(敦盛)のナラ(並)ビ」「マイ(前)のナミ」と細かく配置が指定してあります。

 

よく見ると、沖の波は大きく、色も青みがかっているのですが、陸に近い手前の波は白っぽく崩れています。

 

今回「画題」や作者の名前「よし藤」などが綺麗に描かれていたので、これを利用して何か作ろうと思い立ちました。何を作ったかは、後日のお楽しみに。

 

この「一の谷」の組上燈籠絵も紙に無駄が出ないように空間を最大限利用してぴっちりとパーツが配置されているので、「糊しろ」「折しろ」はぎりぎりの幅しかありません。そこで、幅3㎝程の細長い紙を何本か用意して、元々の「糊しろ」に貼り付けて幅を出し「糊しろ」「折しろ」に利用しました。



「折しろ」を付け終わったら、今度は先の丸い目打ちで折り目をつけていきます。こうしておくと、綺麗に折る事が出来ます。ただし、人物や浪などは鋭角に折るより、多少丸みをもって折った方が、より立体的な感じが出しやすいようです。

 


しっかりと折れば、紙だけでもきちんと立ちます。

さて、人物と波が立ちましたので、次回はいよいよ背景の組み立てです。

以下、次回の実践レポートに続きます!

新着情報一覧へ