お早うございます。松竹大谷図書館の武藤です。

2週間の夏期特別整理休館を終え、本日30日より開館いたしました。スタッフ一同、皆様のご来館を心よりお待ちしております!尚、明日の31日は月末最終木曜日にあたるため通常の休館日となります。

 

さて、本日より新しい展示が始まりました。9-10月の閲覧室の所蔵資料ミニ展示は、「大政奉還150年」展です。

本年は「大政奉還」から150年の節目となる年です。慶応3[1867]年の10月14日、京都二条城にて第15代将軍徳川慶喜が政権返上を明治天皇に奏上、翌15日に天皇が奏上を勅許しました。この歴史的な出来事は、演劇・映画などに題材として取り上げられ、様々な俳優が坂本龍馬、明治天皇、徳川慶喜などの実在の人物を演じています。

今回は当館が所蔵する「大政奉還」に関した作品を取り上げ、展示しました。

 

「大政奉還」に関する作品というと、どんな資料があるのでしょうか。演劇・映画を問わず、一番資料が多かったのはやはり坂本龍馬に関する作品でした。

今回展示した16作品のうち坂本龍馬が出てくる作品は9作品を数えます。

 

上の写真は、龍馬に関する資料のうちのひとつ、昭和15[1940]年9月に新橋演舞場で上演された歌舞伎『坂本龍馬の妻』のプログラムです。閲覧室展示では坂本龍馬を演じた2代目尾上松緑のスチール写真を展示しましたが、こちらの新着情報ではプログラムをご紹介いたします。

この作品は、6代目中村福助(6代目中村歌右衛門)演じる龍馬の妻おりょうを主役に、龍馬とおりょうが出会った元治元[1864]年から、慶応3[1867]年に龍馬が暗殺されるまでの話が描かれています。

『坂本龍馬の妻』昭和15[1940]年9月新橋演舞場上演のプログラム

 

下の写真は、左は映画『大東京誕生 大江戸の鐘』(昭和33[1958]年大曽根辰保監督)の台本、右は映画『ええじゃないか』(昭和56[1981]年今村昌平監督)の台本です。

前者は、松竹時代劇三十五周年記念として製作された映画で、映画・歌舞伎・新劇・新国劇・新派の人気スターを総動員し、幕末より明治にかけての歴史が描かれた大作です。閲覧室では、将軍慶喜を演じた芥川比呂志と明治天皇を演じた6代目市川染五郎(9代目松本幸四郎)のスチール写真を展示しています。

後者は、慶応3[1867]年に、江戸より西で発生した「ええじゃないか」騒動や百姓一揆などを背景に、江戸庶民の生き様を描いた作品で、こちらはプログラムと民衆が躍る場面のスチール写真を展示しています。

両作品とも台本は展示しておりませんが、カウンターにご請求いただければ、書架より出庫いたします。時代を動かした人々と、時代に翻弄される庶民がそれぞれ描かれており、当時の世相を、作品を通して知ることができます。

 

また、今回はテレビドラマの台本も展示しました。こちらは昭和41[1966]年1月7日-6月24日に読売テレビで放送された『明治天皇』のテレビ台本です。

明治天皇を中心に、近代日本の激動期を描いた大作ドラマです。監督は渡辺邦男で、歌舞伎俳優の17代目市村羽左衛門が明治天皇を演じました。

閲覧室展示では、「大政奉還」のシーンのページを開いて展示しております。是非閲覧室で、実際の資料をご覧ください。

 

 

今回の展示期間は、10月25日までとなっております。お近くまでいらした折には、是非当館にお立ち寄りください。

 

松竹大谷図書館の開館日はこちらのカレンダーでご確認ください。

http://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/pdf/17_calendar.gif

新着情報一覧へ