お早うございます。松竹大谷図書館の武藤です。

 

昨日は沢山の方から、温かい祝福のお言葉を頂きました!スタッフ一同、心より感謝いたします!現在、ご支援いただいた方へのリターン(お礼)の準備を進めております。まずはサンクスメールを、お一人お一人へお送り致します。また、HPに掲載するお名前や台本カバーの作品のご希望をお伺いするメッセージもいずれお送りいたしますので、その折はぜひメッセージの内容をご確認下さい。


さて当館では、閲覧室内の展示ケースで2ヶ月に一度テーマを変えて所蔵資料のミニ展示を行っております。(ミニ展示に関しては、【第2弾】プロジェクトの2013年9月27日の新着情報をご覧下さい)本日より始まった、平成30年を締めくくる閲覧室のミニ展示は、「-南座発祥400年-南座新開場記念」展です。約3年にも及ぶ耐震補強などの大規模改修を経て、この11月に新開場を迎える「南座」にスポットを当てます。

 

京都南座外観(昭和3年12月)

南座は、出雲の阿国が「歌舞伎おどり」を踊ったとされる京都の四条河原の傍に建つ劇場で、その歴史は400年に及びます。かつて、四条河原の東側には京都所司代板倉勝重が許可した七つの芝居小屋が建ち並んでいました。しかし、幾たびもの大火に見舞われるなどで次々と廃座となり、明治26(1893)年には「七つの櫓」に起源を持つ劇場は、南座だけになりました。「顔見世」は、江戸時代には、翌年一年の一座の顔ぶれを披露する興行であり、「芝居国の正月」とも呼ばれ、特別な意味を持っていました。南座の顔見世は戦時中も途切れることなく行われ、京の都の冬の風物詩として昔も今も人々に愛され続けています。歌舞伎発祥の地に残る唯一の劇場の発祥から400年-、その節目の年に、新たに甦る古くて新しい劇場「南座」の今後がますます楽しみです。

 

南座は歌舞伎のみならず、松竹家庭劇、松竹新喜劇、新国劇、レビューなど、様々なジャンルの演劇も上演してきました。今回の展示では、そんな南座ならではの資料をご紹介します。

 

『京の顔見世 東西俳優名鑑』

展示ケースの上には、『京の顔見世 東西俳優名鑑』という一枚物の資料(*複製)が展示してあります。これは、かつて「顔見世興行」が行われる際に発行された、出演俳優の屋号や家紋、プロフィールなどが両面にわたって載っているものです。今回の展示でご紹介しているのは昭和34(1959)年に出されたもので、それ以外の年も数多く所蔵しています。毎年、絵柄が違うので、それを見比べるだけでも楽しい資料になっています。

 

展示ケースの中には、12点のスチール写真を展示していますが、今回は展示だけではご紹介仕切れない、その裏側をご紹介します。

 

松竹大谷図書館所蔵の南座の興行の舞台写真(主に昭和37年から昭和58年)

当館では、演劇・映画に関する数多くのスチール写真を所蔵していますが、一枚一枚手作業で、請求記号やタイトル、写っている俳優の名前などの情報が裏書してあるのです。歌舞伎を始めとする演劇スチールでは、上演ごとにその都度分けて、演目・上演年月・劇場を書いた袋で保存しています。今回の展示に向けて写真を探す際、せっかくなので、「南座」に関する所蔵写真を、ローラー作戦で全て出してみました!その写真がこちら!ずいぶん袋が傷んでいますね。ここにあるのは、昭和37(1962)年から昭和58(1983)年位までのものです。歌舞伎座の興行の写真などに比べると、かなり所蔵数は少ないのですが、それでもかなりの量です。これらの写真を、袋が傷んだら新しいものに変えるなどの地道な作業を行いながら、過去から未来へ守っています。

 

南座の演劇プログラム

スチール写真以外にも、南座で上演されたバラエティに富んだ演目のプログラムや台本、「顔見世」の歴代プログラムなども取り揃えております。レアな公演のプログラムを発見することも!

 

いずれの資料も当館では、カウンターにご請求いただければ書庫からお出しして閲覧室でご覧いただけますので、お気軽にお声がけ下さい。
今回の展示期間は、12月26日(水)までとなっております。お近くまでお越しの際は、是非当館へもお立ち寄りください。


松竹大谷図書館の開館日はこちらのカレンダーでご確認ください。

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