【第8弾】写真で蘇る名優の面影、歌舞伎の魅力を次世代へ。

支援総額

2,902,000

目標金額 2,500,000円

支援者
250人
募集終了日
2019年10月30日

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2020年03月10日 17:00

ニューズレター3月号発行&ARC成果発表会のご報告

お早うございます。松竹大谷図書館の武藤です。

 

本日、公益財団法人松竹大谷図書館ニューズレター3月号を発行いたしました。

 

https://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/pdf/newsletter_no264_01.pdf

当館HPより、上記PDFファイルでご覧いただけます。

 

3月号では、

・文部科学省 国際共同利用・共同研究拠点「日本文化資源デジタル・アーカイブ国際共同研究拠点」・ 研究拠点形成支援プログラム研究プロジェクト 2019年度成果発表会

・第81回所蔵資料展示 「東劇90周年」展

・資料をご寄贈くださった方々

・新着資料案内

・世田谷文学館『六世中村歌右衛門展 ようこそ歌舞伎の国へ』、4月5日までです!

・編集後記:お雛様を飾りました

・春期特別整理休館のお知らせ

・公益財団法人松竹大谷図書館へのご支援のお願い

 

以上を掲載しております。

 

さて、ニューズレターにも掲載しておりますが、先月、立命館大学アート・リサーチセンターで行われた【文部科学省 国際共同利用・共同研究拠点「日本文化資源デジタル・アーカイブ国際共同研究拠点」/研究拠点形成支援プログラム研究プロジェクト 2019年度成果発表会】に参加してきました。

 

ロビーのモニター展示で、活動成果として所蔵資料データベースの検索サイトの表示もして頂きました

 

当館は、立命館大学アート・リサーチセンター(以下ARC)は、2014年より文部科学省共同利用・共同研究拠点の個別テーマ設定型の共同研究プロジェクトに2014年度より採択され、今年度も「演劇上演記録データベースを活用した、演劇資料画像検索閲覧システムの構築に関る研究」という研究課題で、引き続き活動を行っています。さらに今年度は昨年10月、ARCが文部科学省の国際共同利用・共同研究拠点の認定を受け、日本文化資源デジタル・アーカイブ国際共同研究拠点として活動を開始し、これまでの共同利用・共同研究拠点も国際共同利用・共同研究拠点に移行しました。この国際共同研究拠点として初めての成果発表会が、2020年2月21日(金)から22日(土)にかけ、京都の立命館大学衣笠キャンパス内にあるARCで、各プロジェクトの研究代表者により行われ、当館は2日目の2月22日に、成果報告を行ってきました。

 

成果発表会はインターネット配信され、21日(金)は当館事務所でも利用者がいない時間帯にスタッフが集まって、街頭テレビのように視聴したそうです。

 

さて、当館が行っている研究は、当館が管理している演劇上演記録のデータのうち、過去の記録のデータをより精緻な内容にすると共に、資料アーカイブのメタデータとして活用していく活動のことです。当館では昭和33年の開館以来、演劇資料の整理の基礎となる「上演情報」つまり「何の演目が、何年何月どこの劇場で上演されたか」という情報を管理するため、主に明治初年から戦前までの東京の記録と、戦後の各地の大劇場、そして東京の小劇場の公演の記録を「演劇上演記録」として蓄積してきました。

 

当館が行っている研究では、この基本データの不完全な情報について、劇場プログラムなどの資料を典拠にして、考証を進めて追加していくことでデータの精度を上げ、さらにそのデータを他のデータベースの構築に活用することを目的としています。今期はジャンル別の作業として、2015年度から継続して進めている各劇場で催された舞踊会のプログラムを網羅的に入力する作業を行い、今期は、平成11年までの入力を完了する事ができました。

 

また、今期は上演記録データの応用篇として、劇場名データベースの考証作業にも着手しました。劇場名データベースは、元々は上演記録データベースで劇場名を統一するための入力支援表として開発したものです。劇場は、時代に伴い名称を変えたり、移転したり、経営者が変わるなど変遷を繰り返すので、その変遷を記録・管理するためのデータベースがあれば非常に便利ですが、名称や場所が同一でも、経営者が全く変わっているなど、同一の劇場として扱えないケースも多く、劇場を特定すること自体が非常に難しい作業です。開場年や所在地などある程度の入力を進める事が出来たので、今後はひとまず劇場名での検索が出来る基本的なデータベースの公開を目指したいと考えています。

 

 

続いて、画像検索閲覧システムの構築についての成果ですが、現在準備中の2つのデジタル・アーカイブについてご報告しました。1つめは竹本床本検索閲覧システムです。竹本床本とは、竹本の太夫が舞台上で使用する台本で、使用する太夫自身が筆写で作る唯一無二のものです。当館が所蔵する竹本床本のうち、これまでに竹本鏡太夫及び豊竹寿太夫旧蔵本計589冊について、伝統歌舞伎保存会の技術研究事業によりデジタル画像の撮影と目録化が完了しています。床本に使用した興行の上演年月などが記載されている場合には、演劇上演記録データベースを活用し、興行を特定、書誌データへと入力しました。

 

 

2つ目は川上音二郎貞奴訪欧公演アルバム閲覧システムです。川上音二郎貞奴訪欧公演アルバムは、2018年のクラウドファンディングで得た支援金で修復及びデジタル化を行い、簡単な目録データの入力が終了しています。現在、実際にアルバムを閲覧するようなイメージでの閲覧が可能なデジタル展示に発展させたいと作業中です。

 

そして、現在申請中の来期事業についてもご報告しました。2020年度の共同研究では、このプロジェクト支援金で、当館所蔵の歌舞伎ブロマイド約1万枚についてARCにデジタル撮影を依頼し、その画像データを基に写真の考証を行いアーカイブの書誌入力を進める予定です。ARCの日本芸能・演劇総合上演年表DBなども活用して書誌入力を進め、最終的には、公開可能な写真についてはWeb上で閲覧が出来るようにする事で、歌舞伎の製作や宣伝の現場、研究や教育など多方面での研究において参考にして頂けるようなアーカイブにしていきたいと考えています。

 

今回の成果発表会では、1日目の夕方予定されていた意見交流会が、コロナウィルス感染拡大の影響で、残念ながら中止となってしまいましたが、参加した両日とも別のプロジェクトの先生方にお声掛け頂き、充実した意見交換をする事が出来ました。

 

日本舞台芸術の研究と普及を国内外に支援する研究者のコンソーシアムであるJPARC (Japanese Performing Arts Research Consortium) を推進されているMonica BETHE先生は、能楽等と比較して、研究・教育に活用出来る歌舞伎の素材が少ない事に触れていらっしゃいましたが、当館の歌舞伎ブロマイドのアーカイブ公開が、この分野に大きく貢献するであろうと期待の言葉を掛けて下さいました。

 

 

また、尾上松之助遺品保存会代表の松野吉孝氏は、昼食時間を利用して、公開中の尾上松之助遺品保存会 資料アーカイブズにおいて、それぞれのアーカイブの見せ方の違いについて解説して下さいました。多種多様な資料をデジタル化し、資料によって、アーカイブの公開の仕方を工夫し、活用しやすくしている点が大変勉強になりました。なお、松野氏は、現在も尾上松之助に関わる資料を積極的に収集されているとの事で、お心当たりのある方は松野氏までご連絡下さい。(松野氏携帯:090-5326‐3123)

リターン

3,000


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活動報告+サンクスメール+HPにお名前掲載

■サンクスメール
■4月末に報告メール
■松竹大谷図書館HPに名前を掲載
※ご了承いただいた方のみ掲載いたします

支援者
57人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

5,000


松竹大谷図書館オリジナル文庫本カバー(2種類1組セット)

松竹大谷図書館オリジナル文庫本カバー(2種類1組セット)

3,000円のリターンに加え、
■松竹大谷図書館オリジナル文庫本カバー(2種類1組セット)
当プロジェクト限定 歌舞伎台本『曽我綉侠御所染』と、映画台本『男はつらいよ』第一作の表紙デザイン!
※デザインは全て一緒です

支援者
57人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

10,000


オリジナル文庫本カバー+台本カバーに名入れ

オリジナル文庫本カバー+台本カバーに名入れ

5,000円のリターンに加え、
■台本カバーに支援者様のお名前をお入れします
※【歌舞伎・新派台本】【映画台本】【寅さん台本】の3つの作品リストより、ご希望の作品の「台本番号」と「タイトル」を応援コメントにお書き下さい
※作品リストはプロジェクト本文「リターンについて」の台本カバーの説明部分にリンクがあります
※今すぐ決まらない方は、プロジェクト達成後にもご希望をお伺いいたします

支援者
108人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

30,000


オリジナル文庫本カバー(3種)+台本カバーにお名入れ

オリジナル文庫本カバー(3種)+台本カバーにお名入れ

10,000円のリターンに加え、
■組上燈籠絵『富士之牧狩』のオリジナル文庫本カバー

支援者
15人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

50,000


松竹大谷図書館見学会(歌舞伎記録映像上映付き)+オリジナル文庫本カバー(3種)+台本カバーにお名入れ

松竹大谷図書館見学会(歌舞伎記録映像上映付き)+オリジナル文庫本カバー(3種)+台本カバーにお名入れ

30,000円のリターンに加え、
■松竹大谷図書館見学会にご招待
【2019年11月28日(木)開催 午前(15人)/午後(15人)】
「午前」「午後」のご希望を応援コメントにお書き下さい
※今すぐ決まらない方は、プロジェクト達成後にもご希望をお伺いいたします
※11月28日に見学会に参加出来ない方には予約制で、松竹大谷図書館の書庫を1時間ご案内するガイドツアーへの招待券をお送りします
有効期限:2019年12月~2020年7月の平日
(開館日及び整理休館中)

支援者
15人
在庫数
13
発送完了予定月
2020年4月

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