Oxford大学のサマープログラム終了報告
こんにちは!冨樫真凜です。
この度は【夢への第一歩!オックスフォード大学のサマープログラムに参加】のクラウドファンディングのご支援、ありがとうございました!!
皆様のおかげで、8/19〜29の10日間、実際にイギリスへ行き様々な講義を受けることができました。
金銭的なご支援はもちろん、SNSへの投稿や応援メッセージ、あたたかい声かけ、全てが嬉しかったです。
多くの方に関わっていただき参加することのできたサマープログラムは、今までで一番「どうすればこの時間を最大化できるのか」について常に考えることが出来ました。
本当に本当に、ありがとうございます。
サマープログラムは、いくつか変更点はあったもののとても楽しかったです!
【予定と変わってしまった部分について】
事前にオックスフォード側から案内のあった多国籍編成クラスでの授業は行われず、日本から参加した9名での授業でした。
なぜこのような事態になったかというと、オックスフォードサマープログラムの運営側が事前にこちらから送ったリクエストに沿ったプログラムに適宜変更してくださったからだそうです。(他の国の子達がスタンダードなプログラムに対し、日本はカスタマイズされた特別コース)
日本からこのプログラムに参加するのは今回が初めてということもあり、多国籍編成のクラスであるという前提で授業のリクエストをしてしまい、認識のズレがありました。
私たち生徒からも日本の運営会社からも多国籍編成のクラスへ変更できないか、交流する機会はありませんか、とお願いをしたところ、授業の変更はできませんでしたが、予定より多くのオックスフォード大学の学生さんや先生方に会わせていただきました。
【授業内容】
1回あたり1時間半の授業を1日最大3科目受けることができました。
中でも印象に残っているのはCritical thinking and problem solvingの授業です。
Critical thinking and problem solving の授業内容は、批判的に物事をみたり、本当は何が問題なのか判断し、原因を突き詰めたりする授業です。
普段からインターンやボランティアを通して明確な答えのない問題に接する機会はあるのですが、こんなにしっかりと学んだのは初めてでした。
どうしてこの問題は起きたのか、解決には何が必要か、逆に必要でないものは何かをひたすら考え続ける授業で、正直脳みその体力が足りませんでした。
他にも、creative writtingやNatural Science、UK economics and Buisinessなど幅広いジャンルの授業を受けることができました。
授業のスタイルは先生一人が生徒(少人数)に話しかけて進めていく「レクチャー」といった感じで、日本の授業スタイルに近かったです。
【気付き】
今回大きな気付きが2つありました。
ひとつめは、「言葉」が人の「あり方」に大きく関わるということです。
この気付きを得たのは、Critical thinking and problem solvingの授業でわからなかったところを授業後に私含め日本人3人で教えあった時です。
私以外の2人は15歳と16歳の女の子で、特に15歳の子は帰国子女でCritical thinkingの授業を小さい時に経験していました。つまりこの中でダントツに授業を理解しているわけです。
15歳の子に16歳と18歳(私)は質問しまくり、徹底的にわからない箇所を潰していきました。
私と16歳の子は「年下に聞くのは、、」とか、「こんなに聞いたら勉強できないのバレちゃうかな、、」変な感情なしに恥を捨てたくさん質問していました。
15歳の子は、私たちが理解し終えるまで言い回しを変えたり、時にはgoogleを使ったり、様々な方法で説明してくれました。
学ぶという場において、すごくいいサイクルが回った瞬間だなと思いました。
この状況を作り出したのは何が理由なのかなーと考え、私なりの答えが出ました。
・15~18歳がミックスされ、イギリスで過ごすという特殊な環境にいる。
・このプログラム自体はは誰もが初心者(経験者はいない)である。
・3人ともこのプログラム中にできることを全て行い、最大限の学びを得たいという意識があった。
・英語に敬語はない。
最後に持ってきた「英語に敬語はない」というのが今回の気付きに繋がっています。
このプログラムでは15~18歳が混じっていることにより最初は敬語で話していました(途中でタメ語or英語で話すルールに決定)。
敬語は相手を敬い尊重する意味では素敵な言葉だと思いますが、この場においては年齢で線引きをしてしまうやっかいな壁となっていました。
それが英語ではそもそも存在しません。英語で話す環境下だったからこそ、フラットに向き合うことができたと感じました!
ふたつめは、「発信」する大切さです。
国際交流がなかった分、積極的に日本人同士を知ろうと思い、たくさん話をしました。
その中で、私についてどう思う?という質問をしたところ、
「メタモンや粘土みたい」「つかめない」「???=まりん、って感じ」
と、びっくりするぐらい不思議な存在だという回答を得られました。
自分では、オープンに色々なことを話したつもりだったので、そんな風に見えていたことが驚きでした。
自分から10伝えていたと思っていても、それがそっくりそのまま同じ形で10相手に伝わることはなく、もっと丁寧に積極的に自分のことを伝えていこうと思いました。
そして、相手が10伝えようとしているものを12、15、20と引き出せる人間になりたいなとも思いました!
【今後について】
セカンドゴール設定時にも掲載させていただいた通り、9月7日から1ヶ月ほどアメリカに行きます!!
アメリカ滞在中は、ステイ先でベビーシッターをしながらモンテッソーリ教育幼稚園やdaycare、learning centerなどでボランティアをする予定です。
その後、10月21日にオックスフォード大学サマープログラム&アメリカ滞在の報告会を都内で行う予定です。
詳しくは新着情報とFacebookに掲載させていただきます。
もしよろしければ、ぜひご参加下さい!
【最後に】
クラウドファンディングにあたり、様々な形で応援してくださった皆様全員に感謝申し上げます。
まだまだ未熟な私ですが、これからも未来の子どもたちへ最高の環境を用意できるよう努力してまいります。