近しい人が、うつ病を患いました。今までの生活が断ち切られ、周囲の困惑、心配、そして何より家族の心痛は想像も及ばないほどだったと思います。

自分を責めて、家族を責めて。

でも向ける刃は、そっちではない。

一歩引いた私から見ると、たくさんの目に見えない暴力にさらされてしまったからじゃないかと思うのです。

学歴社会、早期退職を迫られたり、非正規雇用にさせられたりする、会社での構造的暴力。俺が家族を支えなきゃ、パパ頑張ってーとても大事な家族への想いだけど、それが文化的暴力にもなり得る。

本当の病の原因はわからないけど、自分が暴力にさらされているのかもしれない、と思えることで、自分や大事な人に刃を向けないですむのではないか。

そんな気持ちで『クリスマスのオフィスにて 3つの暴力~直接的暴力・構造的暴力・文化的暴力』を作りました。

このアニメを見て、振り上げる刃をおろしてほしい、刃を向けるなら自分や家族ではなく暴力に向けてほしい。

そして優しい社会になってほしい。

そんな風に思って制作しました。

どこかから、まわりまわって、私の大事な人や同じような思いをしている人に見てもらって、私の想いが届くといいな…