子どもたちの手に絵本が届きました!
実施終了報告
~プロジェクト実施が無事終了致しました。ありがとうございました!~
去る2月20日月曜日、ウムチョムイーザ学園にて絵本の贈呈式が行われました。最終的に、ご支援頂いた支援金を使って以下の物を購入して学校に寄付することになりました。
<供与物資項目>
・絵本(ルワンダ語) 71冊
・絵本(英語) 175冊
・教科書(ルワンダ語) 854冊
・チャート 60枚
・紙芝居 8セット
・本棚 8台
・図書室に敷くマット 3枚
・絵本のカバーシール業務用 3ロール
合計 665,462円
<その他かかった(リターン送付料などこれからも含め)費用>
・リターン及び諸経費 36,642円
・レディフォー手数料+消費税 157,896円
日本の幼稚園児にあたる子どもたち、小学校低学年はまだ英語が分からない子どもたちもいるため、マリールイーズさんにルワンダ語へ通訳をしてもらいながら話をしました。
日本の皆さんから絵本を頂いたこと、図書室をきれいにして、これからたくさん本を読めるようにしていくこと、毎週火曜日と木曜日に読み聞かせの時間を持つこと、それから一つ約束してほしいこと。それは、後から入学してくる弟・妹・お友達の為に絵本を大事に扱うこと。みんなの宝物として大事にしてください。
とお伝えしました。子どもたちの手に絵本を渡すとすぐに開いていました。
(上:絵本の棚を作っているところ)(下:校長先生フランソワーズさんから生徒に贈呈)
(左:幼稚園の子どもたち)(右:左よりマリールイーズさん、生徒会長、望月、校長先生)
これから、必要なことは、絵本を図書館で見るようなカバーをして長く使えるようにしながらデータを入力して管理していくシステムを構築すること。そして先生を始め子どもたちに図書室の正しい使い方を伝えていくこと。私が去るまでに子どもたちの中から図書委員を生み出し、図書室を活用してもらうこと。など、まだまだ時間を掛けて取り組むべきことがあります。
皆さんによってウムチョムイーザに届けられた絵本と紙芝居を使って、読み聞かせを行うことで子どもたちに読む習慣を付け、本を読む喜びを知ってくれたら、いつか読むことを通して得た知識が子どもたちの財産となれば嬉しく思います。
(校長先生・小学生の皆さんと)
今しがた、このレポートをルワンダの教育を考える会・事務所で作成していると、休み時間に入った二人の少女が私を訪ねてきました。日本語で自分の名前はどう書くのか、また日本語でHow are you?と書きたいのだけど、書き方を教えてほしい、と。早速リターンで送られる予定のカードに書くメッセージを下書きしていたのでした。
私自身、これまでは図書室の掃除や整備を主に行っていましたが、この贈呈式を機に全校生徒に名前と顔が知れ渡ったので身を引き締めて登校しなければと背筋が伸びました。絵本・本を通して子どもたちと関わる機会も増えそうなのでそういった時間も楽しみに通いたいと思います。
絵本を届けることが目的の今回のプロジェクトはこれで終了になります。しかし、図書館の今、はいつでもお伝えできるのでご興味のある方はいつでもご連絡ください。また、更なる情報発信に努めて参りたいと思いますので今後とも応援よろしくお願いいたします。
ご支援と応援のメッセージ、SNSを通しての拡散にご協力頂きました皆さまには、学校運営者・教員・及び『ルワンダの教育を考える会』関係者に代わりまして深く御礼申し上げます。心よりありがとうございました。
追記:リターンの送付につきましては、予定通り3月中にお手元に届く予定ですので楽しみにお待ち頂ければ幸いです。また、メッセージや写真を図書室にお届けする権利をお持ちの支援者の方は、追ってメールでご連絡させて頂きます。どうぞよろしくお願いいたします。
2017年2月23日 望月優子 @ルワンダ・キガリ ウムチョムイーザ学園