【メッセージリレーNO.3】パリ在住フルーティスト：佐藤 真由

いつも明るく前向きで、光に満ちていた弘光さん。その光はきっと、彼自身の内から発するエネルギーであり、暖かい家族の愛であり、そして宇宙・無意識の世界との繋がりであったのではないかと思います。

弘光さんは、光から生まれ、光に返り、今も光と共に新たな道を歩み続けている、それ以外に想像できないのです。

弘光さんとは、時折道端でばったり会うこともあり、何か縁を感じていました。絵のこと、音楽のこと、人生のこと...色々な話をしました。

でも弘光さんが絵を描いている姿を見たことはありませんでした。彼の仕事場は、誰も足を踏み入ることのできない、神聖な場所であることを知っていました。 彼は、ひたすら自分に真っ直ぐに向き合い、食べることも寝ることも忘れて、全身全霊で筆を動かしていたことでしょう。

音楽家が、1音1音に生命を与え、息を吹き込むのと同じように、彼は一つ一つの花びらを時間をかけて、心を込めて、描き続けたことでしょう。

彼のエネルギーは彼の絵の中で生き続けています。是非多くの方に観ていただけることを、心より願っております。

パリ在住フルーティスト 佐藤真由