皆様のご支援に心から感謝申し上げます。
〔感謝〕
皆様からの温かいご支援を頂きましてから一年が経過致しました。
お陰様で、当初の苦しい資金難を乗り越え、今年4月の推理劇「殺しのリハーサル」近畿地方巡演も無事行うことができ、沢山の皆様に喜んで頂くことができました。
客席と舞台が一体となり、息をのむ瞬間、カーテコールの拍手、生の舞台に優る物なし!と誰もが実感し、ご支援頂いた皆様とともに創った格別の舞台となりました。
公演準備期間も公演中も、そして今も、皆様の温かい励ましの言葉とご支援にどれだけ支えられ、励まされていることか。4月の巡演中も、いつ緊急事態宣言が発令されるか、無事京都の千秋楽まで走り抜けられるか緊張の日々でしたが、皆さんのメッセージを読み返しお気持ちを感じることで勇気づけられ乗り切ることができました。
あらためて、深く深く感謝申し上げます。
〔ところが・・〕
昨年10月より、新たな育成事業、豊洲での「子どもミュージカル講座」もスタートし、今年4月には一昨年まで継続していた「みんなのミュージカル ホンク!」も再開、8月の公演のために稽古に励んで参りました。コロナ禍、施設の使用時間の短縮など様々な困難と直面しながらも、子どもたちは頑張り、ゲストキャストやスタッフ、関係者全員のひたむきな努力により、ようやく本番という矢先、様々な社会情勢が苦慮され、やむなく公演中止となりました。努力して掴んだ今しかできないそれぞれの役・・衣裳のまま号泣する子どもたちを前に、呆然と立ち尽くし「努力したことは無駄じゃない」という言葉が虚しく響くばかりでした。
〔しかしながら・・〕
学校でも社会でも様々なイベントが中止になり、期待していたことが潰れることは日常茶飯事になりました。先の子どもたちが、「みんなで創る過程を楽しめたこと」「自分が克服した何か、努力したこと」をはっきりと認識し、公演はできなかったけれども!と公演中止を明るく受け止めようとしているそれぞれの姿が健気でした。
そしてその日から、早いうちの延期公演を目指して奮闘し、主催の豊洲シビックセンターの尽力、スタッフの協力を得て、9月25日、1日だけの2回公演でしたが、無事上演することができました。ほぼ全員万事繰り合わせて出演が叶い、文字通り涙を乗り越えて、キラキラ輝いた素晴らしい公演となりました。出演者はもちろん、スタッフ、保護者、関係者すべての心のモヤモヤが解消され、明日への明るいスタートを切る活力となりました。
皆で「集まって」何かを行うことがとても難しくなっている世の中ですが、未来へ向けてなにができるか、心の豊かさを育むためにどうしたらよりより環境を創れるか、演劇の持つ本来の意味、意義を伝えられるかを、引き続き模索して参りたいと、私たちも心を新たに致しました。
〔リターンに関して〕
エラリー・クイーン応援コースの皆様
昨年4月に中止となりました「エラリー・クイーン」公演のリベンジ公演を、来年2022年4月に延期することを目標に掲げて参りましたが、新型コロナウィルスの猛威で、なかなか朗報をお届けすることができず、ついに本作の演出上、重要である「観客への挑戦」を理想的な形で行うことができないと判断、やむなく演目変更となりました。
応援頂いた皆様には、心からお詫び致しますとともに、新たな演目に関しましては、追ってご連絡申し上げます。
ご期待に添えるように鋭意努力しておりますので、今しばらくお待ち頂けますようお願い申し上げます。
尚、2019年エラリー・クイーン公演のプログラム、マウストラップ公演60周年プレミアム公演プログラム、ほか、ミステリープログラムを進呈させて頂きます。
とはいえ、エラリー・クイーン新作台本は眠ったままです。いつか公演出来る日が参りましたら、またお声をかけさせて頂きますので、その時はまた劇場でお会いしたいと思います。
その他のリターンに関しましては、10月上旬までに発送を完了させて頂きます。
〔これから〕
自分自身もコロナに罹患し、色々考えさせれる一年でした。
まだまだこれからのことを模索中ですが、明るく悩みながら信念を以てやってきたことは継続して参ります。
皆様の熱いご支援を忘れず、弊社に寄せて頂いた期待に応えられるよう、世の中の動向を見据えながら展開していく所存です。
どうか、今後とも長い目で見守って頂ければ幸です。
2021年4月公演舞台映像
〔ミステリーなので後半は秘密!ここからが面白い!ところまでの映像ですが〕
「殺しのリハーサル」"Rehearsal for Murder"(For J-LOD live)舞台映像2021ダイジェスト