善き隣人バンク クラウドファンディング終了報告
皆様からの尊いご支援により、約1年の間、「善き隣人バンク」から、「継続的傾聴」の働きを展開させることができました。心より感謝を申し上げます。
現代社会に潜む「善き隣人」の必要は果てしなく大きく、未だ力不足を感じていますが、現場から寄せられる応答から、今後の進展に大きな手ごたえを感じている次第です。
人が人に寄り添い、心を込めて話を聴かせて頂くことは、人間関係をつなぎ留め、お互いの人生を潤す基本的な姿勢です。その姿勢を保ち、地道に働きを展開することこそ、日本社会に欠かせない大きな希望になると、一層期待を膨らませています。
逼迫した「傾聴」の依頼に対しても、心を込めて対処しようとする献身的なスタッフが、全国から集められていることも有難く、日本人のポテンシャルの高さを感じています。
今後ともスタッフ一同、心を込めて日本社会に寄り添いたいと願っています。変わらぬご支援を、どうぞよろしくお願いします。
代表・広田 信也
ご支援くださった皆様へ
現在、善き隣人バンクの傾聴のご利用件数は、毎月約140件です。私を含め、約30名の傾聴者が、その対応(お話し相手)に当たっています。最近は、クライエントからの紹介で相談してくださる方も表れ、拡がりを実感しています。小学生から90代の方まで、幅広い年代の方にご利用いただいております。
また、傾聴者のスキルの豊かさも特徴的です。福祉をしてこられた方、美術や音楽の先生、牧師など、それぞれがその得意分野を生かし、クライエントのお話し相手に務めています。
皆様に支えられ、活動ができています。
今後ともどうか暖かく見守っていただきたいです。どうぞよろしくお願いいたします。
善き隣人バンクカウンセラー・小野 あづみ
【結果のご報告】
これは2023.2月(クラファン開始月)〜2024.2月の傾聴件数の推移です。
以下、
傾聴スタッフ⇨訪問者
「話を聞いてほしい」と相談くださる方⇨クライエント
と呼びます。
件数が徐々に増えています。
クラウドファンディングの実行期間に広く宣伝をしたことで、多くの方に活動を知ってもらえました。
件数の増加以外にも、
・活動報告を知りたいという方からの“善き隣人バンク通信”の申し込み
・学生の論文作成(「境界線」について)のためのインタビュー依頼
・クラファン支援者の方が、その後マンスリーサポーターに申し込んでくださった
・クライエントからの紹介により、「私も話を聞いてください」と、新規の依頼が入る
・相談事業所などの機関から相談が入るようになった
など、ゆっくりですが拡がりが見られています。
また、「傾聴の働きをしたい」という方からの問い合わせも増え、現在約50名(待機者を含む)の方が訪問者として登録をしてくださっています。
そして、2023年の12月に広報担当者を迎えました。広報担当の役割は、善き隣人バンクの認知拡大とマンスリーサポーターの拡充です。
(Facebookでの宣伝より)
広報の活動により、今年に入ってからは企業や団体からのマンスリーサポートが、1件..2件..と少しずついただけるようになりました。また、それら企業や団体が主催するオンラインのイベントなどにも参加する予定が与えられ、今後さらに多くの方に知っていただけると見込んでいます。
【取り組んだこと】
〜みみちゃん誕生〜
みみちゃんはその名の通り、「耳」の形をしたキャラクターです。「傾聴」をメインとした善き隣人バンクの働きに賛同したデザイナーが、マスコット作りに協力してくれました。
1500円の寄付でみみちゃんが届く、「Todoku寄付」がスタート。※1500円のうち、約1300円が寄付になります。
https://congrant.com/project/rinjin/7602
〜読書会〜
訪問者同士の交流を目的とした、「読書会」がスタート。月に1回、オンラインで開催しています。皆でオーディオブックを聞き、互いの感想を聞く、よい時間を共にしています。
【収支報告】
支援総額2,695,000円は、
フルタイムスタッフの人件費、パートタイムスタッフの給与、それらにかかる経費に使わせていただきました。
※経費の内容
・通信費(電話料金、オンライン通信の利用料、決済システム利用料、寄付のリターン郵送費など)
・傾聴の実務の時にかかる喫茶代、交通費など
・その他
【最後に…】
皆様にお願いします!
ぜひ、マンスリーサポーターになってください。
https://congrant.com/project/rinjin/2987
傾聴の件数は今後、確実に増えていきます。したがって、パートタイムの傾聴者の稼働も増えます。
そして、5月にフルタイムスタッフを迎える予定をしています。
・現在、パートタイム勤務者は31名
・5月からはフルタイムスタッフが2名になる
このように、人件費、経費がこれまで以上に必要になります。
全国の、「話を聞いてほしい」に応えるために、どうか善き隣人バンクを支えてください。
皆様とともに活動できますこと、心より願っています。
よろしくお願いいたします。