学期間の休みで子どもたちが村に帰っているのでさくら寮はとっても静かです。今週は新着情報書くことがないな~とさくら寮の職員室の窓からいつものように男子寮をながめていると、ふとした思い出がよみがえりましたので、今日はそれを書きます。

 今年の2月のこと。三輪さんに誘われたわたしは新入寮候補生の調査で山岳民族の村に同行した。さくら寮から直線距離で100kmないであろう村だが、どの子の村に行くにも3時間くらい掛かる。道は舗装されておらず、ピックアップトラックで道なき道を行き、時には自然にできた小川をわたり、車に乗っているだけでくたくたになる。村のなかで歩いていると傾斜が激しくてすぐにへばる。アパートに帰ってからバタンキューと寝込む。人生の大半をパソコンの前で過ごしたので、体力のなさには自信がある。

 何日か同行していたある日、経験したことがないほどの熱が出た。丸一日寝たら熱が引いたと喜んだのもつかの間、鼻血が出て30分経ってもおさまらない。怖くなってスタッフさんに連れてもらって近くの病院にいった。一日入院したら鼻血が止まったので退院したが、いやな予感がしたわたしは三輪さんに頼んで男子寮の棟の小部屋に泊まらせてもらった。案の定、夜中に鼻血が再発して、いつまで経っても止まらない。目の前が真っ暗になってきた。ヤバい。意識が朦朧とする中、スタッフさんをたたき起こして再度病院に行く。

 何かの機械を鼻につけて一週間入院したら、止まりました。原因は何だかわかりませんが、山はやっぱりこわい!入院中、昼は女子生徒、夜は男子生徒に看護してもらいました。学校があるというのに。うれしくて涙が出ました。三輪さんやスタッフさんにも多大なご迷惑をお掛けして、ほんとうに申し訳ありませんが、人生の良き思い出です。

   タイ・チェンラーイさくら寮より池田

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