最後の追い上げでたくさんのご支援、本当にありがとうございます!

 

「さくらんボーちゃんを探せ!」は横浜の下町の魅力に注目してもらうというだけでなく、

もともとは、地域の中で時々感じる見えないボーダーを飛び越え、

ゆるやかにつないでしまうことも目的として始まりました。

 

個と個では気持ちがつながっていても、組織になると途端につながることが難しくなってしまうことがあります。

 

しかし、さくらんボーちゃんを点在することで、ゆるやかなつながりを作ることができました。

 

また一方、もう一つの見えないボーダーのお話をさせていただくと、

私は自身の活動の中で、様々なハンディキャップを持っている人とも関わることが多くなってきました。

 

横浜市中区寿町での活動がきっかけです。

 

寿町では「コトブキンちゃん」というキャラクターを生み出し、

彼女が様々な方のコミュニケーションツールになっています。

 

 

 

この地域で出会った、薬物依存症の方々の更生施設DARCにも「さくらんボーちゃん」が貼ってあります。

 

 

私は、あることをきっかけにDARCの「NA」というミーティングに時々見学に行っています。

 

そこでは、薬物依存症者を「アディクト」と言い、「アディクト」だけが発言できます。

 

そこで言われたことはそとで公言してはならず、誰かが話したことに対して、

アドバイスや批判をしてもいけません。

 

日々の更生プログラムの中で、もともと薬物へ手を出してしまうときの自分の心の動きを見つめ、その中でつまづいたこと、自分でわかったこと、悲しかったこと、

不安なこと、焦っていることなどをその場で話します。

 

見学者である私はそれを黙ってきいていますが、なぜだかきくだけでも自分自身の心が洗われるようです。

 

私は薬に手を出したことはありませんが、その薬に行くまでの心の動きや、

更生していくなかでのつまずきは同じ人間として共感できることがたくさんあります。

 

たまたま私は絵を描くということができたので、その負の力を才能として発揮できています。

 

薬物が、自分の意志だけではやめることのないものであり、病であることを受けいれ、仲間で共有していくことが、自信や更生につながっているようです。

 

ひっそりと隠れるように日々の更生プログラムをこなしている彼らの施設に、「さくらんボーちゃん」を設置しました。

 

すると、「さくらんボーちゃん」を探して大喜びする子どもたちの声がきこえてきたそうです。

 

これを機に、自分たちも積極的にまちのイベントに協力していこう。という話が出たそうです。

 

イベントが終了して撤去にいくと、

 

「さびしくなるから貼っておいてくれよ。」

 

と言われました。

 

私は作品を作るときに、50%以上は相手に解釈を委ねます。

 

そのなかで、コトブキンちゃんやさくらんボーちゃんが様々な境界を難なくすりぬけていってしまうことがあります。

 

これは、私も予想していないことでした。

 

アートにはとっても不思議な力があります。

 

私は活動の中で、人間の生活の中に、いかにアートが重要かということを実感させられることがたくさんあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

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