プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

ページをご覧いただきありがとうございます。藤迫茶農園の藤迫智と申します。

私は、熊本県相良村の茶農家に生まれましたが、田舎の農家が嫌で、父の仕事が理解できていないまま営業で生きてきました。

前職では30歳になるころには役員に昇格し、公私ともに充実した生活を過ごすことが出来ていました。

そんな私が実家の有機茶農園の仕事を手伝うことになった理由があります。

そして、そのきっかけを作った父が、10月3日夕刻、台風24号で被災してしまった工場の屋根を修理中落下事故に遭い、今だ生死の境を彷徨っています。

私は、親父が必ず復活してくれることを信じています。復活して、真のオーガニック茶を待ち望んでいらっしゃるお客様へオーガニック茶をまた届けてもらいたい。

それまでに、破損した工場をできるだけ修理し、気持ちよく製茶を一緒に行いたいと思います。

ぜひ多くの方々からのご支援をよろしくお願いいたします。

 

写真左が私です。右が有機茶茶庄、三代目寿一郎こと私の父である藤迫健一です。

 

「お父さんが、工場の屋根から頭から落ちて今救急車で運ばれました」

 

2018年10月3日18:30分ごろ、熊本の有機加工場の事務員さんから1本の連絡が入りました。

「お父さんが、工場の屋根から頭から落ちて今救急車で運ばれました」と。

私の居住地は、福岡県那珂川市にあるため、熊本県相良村にある工場までは、車で約2時間の距離にあります。すぐに準備し、熊本に向かうことにしました。

しかし、一番近い太宰府インターに乗る直前に叔母から連絡が入ります。

「あんちゃんはとりあえず一命は取りとめたみたいよ!今夜急いで行ってあんたが事故でも起こしたら元も子もないから明日朝いちでゆっくり来なさい」

私は、父の容体が気になりながらも翌日熊本の工場に行くことにしました。

しかし、事態は急変します。夜中1時の事です。

父は、落下事故の際に後頭部から落ちていたみたいです。

右の後頭部内部に大きな血の塊が出来ており、その血の塊が脳幹を圧迫し生命の維持が難しい状況となっていました。

そのため翌日10月4日夜中1:00(事故発生から約9時間)から、緊急オペを実施しました。

 

【工場屋根】台風24号により、工場の屋根は飛ばされ、また飛来物にて損傷を受けてしまいました。

 

「有機茶農園~熊本県人吉盆地内の台地開墾の歴史」

 

1946年。日本が第二次世界大戦に敗戦した翌年から、家族で移住した熊本県相良村においてお茶作りはスタートしました。

当時「森」だった約700haの土地を、70人(家族)の開拓者で開墾したそうです。

開墾してもどの作物を育てればよいか・・・。そのような時、日本政府から「100俵の茶の実」を与えられました。しかし、お茶生育に成功したのは30軒足らずでした。

お茶園の歴史

360度700m級の山々に囲まれた盆地に標高230mの台地。寒暖差が激しいので良質なお茶が生育します。

現在は苗から生育をスタートするのが一般的ですが、この有機茶園のお茶はすべて「実生栽培(※種から栽培開始する)」です。実生栽培では、お茶の摘み取り迄10年以上かかるため、その間は費用ばかりがかかり売上も上がりません。そこには大変な苦労と尽力が必要なため、今では当時からお茶園を継続している農家は当農園のみとなってしまいました(後発で苗植でお茶園開始した農家さんは今でもあります)。

1978年。三代目寿一郎(藤迫健一)は、慣行農業(化成肥料や除草剤・殺虫剤などを多用する)に対して異議を唱えます。自身が、農薬散布によって飛散した農薬成分を吸い込んでしまい体を壊してしまったのが最初の動機でした。当農園は、1978年(約40年前)からオーガニック栽培に移行し、日本で有機JASを取得したのが2002年(有機JAS制定は2000年4月から)。EUでのオーガニック認証を取得したのが2015年です。現在では、EU・スイス・アメリカ・カナダのオーガニック認証を取得できるまでになりました。

 

「なぜこんなに苦しいのにオーガニックにこだわるのか理解できない」

 

「日本のお客様へ安全で安心できるお茶を提供したい」

三代目寿一郎は、お金もなく借金ばかりがかさむなか、愚直にオーガニック茶の栽培に取り組み続けました。

当の私はというと、人のため、環境のためと自分は生活も苦しいし家族も顧みない父を小さいころから見てきて、「絶対農家なんてやらないぞ!」と高校卒業と同時に田舎を出ました。そして飲食店デベロッパーや人材ビジネス営業マンとして収入面でも環境面でも充実した毎日を送っていました。

しかし、私が30歳になろうとしたころひとつの出会いがありました。

 

「君は何を見ているのか?今君は成功していると思っているがそれは収入面でだろうか?それとも社会的に評価されているからだろうか?それともどちらもかな?」

 

縁あって知り合った、ある大企業の経営者の方からの問いでした。

 

私は彼の言わんとするところが理解できず3年間悩み続けました。

その間、勤める会社はリーマンショックの影響から回復し、右肩上がりに売上も収益も拡大していました。しかしずっと彼からの問いが頭に居続けていました。

ある年の正月に実家に帰ると、寒い中農園の草取りをしている父が居ました。収益性の確保が難しく、また農園の維持も容易ではないオーガニック茶の生産と製造に従事し続けているのか・・・。

父は私に言いました。

「この世の食べ物が、すべてオーガニックに戻ってくれることが夢。そしたら俺の仕事は終わり」だと。

私はまだ父の気持ちの核心までは分かっていないかもしれなかったのですが、33歳の時に「父のオーガニックに対する気持ちを支援していこう」と、役員をしていた派遣会社を辞め独立しました。今から9年前の事です。

 

手摘み風景。スーツ姿なのは、海外の人をお出迎えするためです。

 

会社設立当初、日本国内でのオーガニック茶販売をしてたのですが、なかなか有機栽培の事が国内では普及しておらず、思ったように売上が伸びませんでした。

そんな時、ドイツから一本の電話が入りました。

 

「あなたのところの有機茶を売ってくれないか」

 

私は、半信半疑だったので

 

「会ったことも無い会社と取引するわけにはいかない。取引したいのであれば来日して農園を見てからにしてほしい」

 

と回答しました。後日すぐに連絡がありました。

 

「来日するから時間を作ってほしい」と。

 

ドイツのDr.シュワイカート氏と

 

写真は、ドイツ企業であるSunday Natural Products GmbHのシュワイカート氏と父との写真です。

いきなりドイツの人を農園に連れてきたので、写真でもわかる通り、父は大変な緊張でした。

今では年間通してお取引をして頂いている大切なお取引先です。

 

Bancha Fujisako Bio 年間1万本以上ドイツにて販売されています。6.9€/100g

 

今では、スイス・イギリス・香港・アメリカ・オーストラリア・ポーランドなど、世界のお客様へ当農園で摘み取り加工されたオーガニック茶が届けられています。

自然茶火乃國

 

 

 自然茶 火乃國 三代目寿一郎 

 

スイスとオーストリアからのお客様。スイスにて当社火乃國シリーズを販売して頂いています。

 

「三代目寿一郎の想い~安全でおいしいオーガニック茶を~」

 

父の40年間に及ぶオーガニックに対する想いが、世界の方々へ伝わっています。

しかし、やはり日本国内のお客様へも真に安心できる美味しいお茶を届けていきたい。そして、父には、意識が回復し農園と工場へ戻ってきたときには、安心してオーガニック茶の加工をしてもらいたいと思います。

日本国内では、今年の秋から「鬼ほうじママ&ベビー」というノンカフェイン・ノンカロリー・オーガニックほうじ茶をリリースしています。

 

2.5gティーバック×30個入 1,480円(税・送料込)

 

毎日口にするものだから、小さい時から安全なお茶を飲んでほしい。

三代目寿一郎である父の言葉です。

 

「産まれてすぐ味わった味は決して忘れない。赤ちゃんはお腹にいる時から、お母さんから口に入れるものの味をもうすでに味わっている」

 

これからも安全でおいしいお茶作りを父にはし続けてもらいたいです。

そのためには安全な工場である必要があります。

ぜひご支援をお願いいたします。

 

▼リターンについて

 

ご支援いただきました額に応じ、2019年に摘み取りし加工した有機新茶をお送りさせて頂くコースと、ご支援いただいた金額のほとんどを工場の修復に充てさせて頂くサポーターコースがございます。

また、ご支援いただきましたすべての方々のお名前を、掲載不要の方を除き、木製プレートに明記し工場(もしくは農園)に掲載させて頂きます。

 

 

父、三代目寿一郎は、必ず意識を回復し皆様の前に帰ってきてくれると私は信じています。

また一緒に茶摘をして日本そして世界のお客様へ真のオーガニック茶を。

 

ぜひご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

藤迫 智

 

・プロジェクトの終了要項

2019/4/15までに工場の破損箇所を修復したことをもって、プロジェクトを終了とする。

 

・関連事項
修復場所:熊本県球磨郡相良村川辺96-16 
修復者:運営主体者自身及び外部委託(委託先決定予定日:2019/2/22)
修復状況:未着手(着手予定日:2019/2/22)

 


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