里親と子どもの絵本を出版したい！

 

『真実告知』と言われることですが、いろいろな考え方やその家庭の事情などもあると思います。

私は、本当のことをどのように子どもたちに伝えているのか、私の場合をお話します。

 

 

 

いつ伝えているのかというと、常にです。

日常会話の中で、当たり前に話をしています。

 

 

例えば、我が家に来た頃、幼くて言葉を話していなかった子にも、「ママが2人いること」「私のお腹から生まれていないこと」「〇〇ママのお腹から生まれたこと」「でも、私にとってとても大事な存在」というようなことは、常に話をしていました。

ご飯を食べながら「〇〇ママは、ご飯、何食べてるかな？」など、日常の中に散りばめて話をしています。

 

 

いろいろなことが分かる年齢になった子たちには、里親制度のことや、私が里親になりたいと思った理由なども話しています。

必ず、「そのおかげで〇〇ちゃんに会えた。うれしい。」という子どもに対しての気持ちもセットで伝えます。

 

 

 

日常に当たり前に話をすることがいいなと思うこととしては、子どもがいつでもふとした時に思いついた疑問を聞くことができている気がします。

 

お布団に入った時に「〇〇が赤ちゃんの時は知らないの？」とか、お風呂に入っている時に私のお腹を見て「どうして、ママのおなかから出てきてないの？」など、聞いてきてくれます。

 

我が家に来る前のアルバムなども子どもがいつでも手に取ることができる棚に入れています。

時々、自分で出してきて見ています。アルバムをめくりながら、「ママはどこにいる？ここはどこ？これだれ？」など不思議そうに聞いてきます。

 

その都度、赤ちゃんの時にどうしていたのか、なぜ、この家に来たのか、などを話しています。いつも私の気持ちもセットで伝えているので、子どもから「〇〇が大好きなんでしょ？」と先に言われたりもします（笑）

 

 

 

 

 

 

いろいろな思いから自分は生みの親さんに捨てられたというようなことを話してくれる子もいます。そういう時は、「そうか、そんな風に思うんだね。」と話を聞いています。「だって！・・・・」といろいろな思いを話してくれるので、そうか、そうか、と聞いています。

ふとした時にそういう思いがぶわっと出てくるようです。

 

 

 

日常に当たり前に話をしていますが、子どもが興味のない時には、わざわざこちらからは話をしてはいません。

会話の流れで家族のことや昔のことが出てきた時や、子どもが聞いてきた時に話しています。

子どもがほしがっていないのに、あげようとしても受け取ってもらえないかなと思ってそうしています。

 

 

こんな風に「本当のこと」を日常から当たり前に話すようにしていると、これ、言ったらダメかな？と我慢したり、気になっているけど聞けない…などが少なくなるのかな？と感じています。

おそらく、それでも聞きにくいと感じたり遠慮したりするのだと思うのですが…。

 

 

その子自身のことなのに、自分の事を自分が知らないというのはおかしいのではないかな？隠されたら、隠さなきゃいけないような存在だと自分のことを思ったりするのかな？と考えて、隠さずに当たり前に本当のことを伝えています。

もちろん、子どもが傷つくような表現にならないように、子どもが肯定的に整理できるように伝えることを気にかけています。

 

 

ただ、まだ私には大人になっていった里子ちゃんがいませんので、私のやり方がどうだったのかは確認ができていません。

こんな風に話をしていたことをどう感じていたのかも、やっぱり本人に聞いてみないと分からないなと思っています。

 

それでも、子どもの視点に立った時に、きっと包み隠さず、自分を大事にしようと考えていることが伝わる言葉で知らせていくことが安心に繋がるのかなと思って伝えています。

 

 

 

このプロジェクトも残りわずかとなりました。

まだまだ、多くの方に里親制度を知っていただきたいと思っています。

 

引き続き、ご支援のご協力、拡散、広報などよろしくお願いいたします。