ベイルート爆発|災害や人道危機から子どもたちの命と未来を守る

寄付総額

869,000

目標金額 1,000,000円

寄付者
94人
募集終了日
2020年12月25日

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2020年10月16日 12:00

「少しでもひとりにしないで(ダラさん・4歳)」

8月4日に、レバノンの首都ベイルートで起こった大規模爆発から1週間が経過しても、この大惨事の影響を受けた子どもたちの中には、保護者と離ればなれになったままの子どもや、話したり眠ったりすることができない状態の子どもがいました。
 
ダラさん(4歳)さんは1週間両親と会えませんでした。
 
ダラさん(4歳)の写真
ダラさん(4歳)

 

爆発が起こったとき、母ハラさん(31歳)は病院におり、父親も入院したため、ダラさんは祖父母と一緒に過ごしていました。母親のハラさんは次の通り話します。
 
「爆発が起こったとき、手術のために救急処置室にいましたが、吹き飛ばされ窓ガラスが粉々になりました。父から娘が泣き叫び、私を探していると電話がありました。夫は一時的に記憶を失ったため私の付き添いのもと病院にいました。娘とは1週間ほど離ればなれになりました。その間、『いつ家に帰ってくる』、『もう元に戻らないの』と、何度も電話がありました。こんなに娘と離れたことはなかったため、ダラはうまく眠ることができなかったり、私や夫を探したりしていました。(8月10日の)再会後、娘は30分泣いていました。私が立ってどこかへ行こうとすると、どこに行くのか、少しでも1人にしないでほしいと訴えてきます。」
 
ハラさん(31歳)の写真
ダラさんの母親ハラさん(31歳)

 

2004年に、デンマークの花火倉庫で起きた大規模爆発事故の16ヶ月後、子どもたちが依然として心理的な影響を受けていたという研究結果もあります。年齢の高い子どもたち(11%)と比較して低年齢の子どもたち(23%)の方が、些細なことで驚いたり、事故を連想させる人を避けたりすることが明らかになっています。
 
セーブ・ザ・チルドレン レバノン事務所の精神保健専門家ジョイ・アビ・ハビブは、次の通り訴えます。
 
「新型コロナウイルス感染症の感染拡大と、それに伴うロックダウンのために、子どもたちはすでに深刻なストレスを抱えていました。そして、大規模爆発は、家族に壊滅的な影響を与えています。子どもたちにとっては、大人と同じように、映像や記憶が思いがけず蘇ってきます。その余波で、子どもたちは情緒や、行動、身体的な症状を発症する可能性があります。これらの症状が今後数ヶ月で落ち着く子どももいれば、長期にわたり専門的な支援を必要とする子どもも少なくはないでしょう。」
 
ここまで、爆発直後の街の様子、子どもたちとその家族についてお伝えしてきました。
爆発による物理的な喪失とともに、突然の爆発による衝撃や恐怖により、子どもたちは心に深い傷を負っています。傷ついた子どもたちのこころのケアには、まだまだ長期的な支援が必要です。
 
次回は、セーブ・ザ・チルドレンが展開してきた支援についてご報告します。

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