対話を通してSDGsを自分ゴト化！新作カードツール SDGsトーク

クラウドファンディング開始７時間で目標達成しました！ありがとうございます！

目標達成後も続々とお申し込みをいただいております。

この状況を踏まえて、ネクストゴールを３００万円に設定させていただきます。

 

［ネクストゴールの資金について］

主に以下の用途で使用させていただきます。

・制作部数を２５００部に（当初予定１０００部から大幅増産します）

・オンライン版の改修、アップデート（ファシリテーターの方がより活用しやすいように改修します）

・オンライン版のサーバー増強（いまお申し込みいただいているオンライン版利用希望の方が使用しても耐えられるサーバー環境にします）

 

たくさん反響をいただけていることが何よりの励みになっています。

制作については年末にかけて佳境を迎えますが、引き続き何卒よろしくお願いいたします！

 

 

初めまして。門川良平と申します。 

 

私は大学を卒業して以降、ベネッセコーポレーションにて教材開発・マーケティングに携わった後、小学校教員を目指して通信制大学にて教員免許を取得。

 

都内公立小学校にて教壇に立ちました。 

 

2019年から「すなばコーポレーション株式会社」を創業。これまでの経験をいかし、「遊び心」や「ワクワク感」と「学び」を融合させる教育コンテンツ制作を進めております。

 

2020年から展開している「子どもと大人のSDGs学習ゲーム　Get The Point 」は、子どもから大人まで、のべ6000人以上に体験いただきました。現在も全国各地で認定ファシリテーターが増え続けており、様々な自治体との連携が進むなど、活動が加速しております。

 

＜Get The Point のゲーム内容についてはこちらの動画をご覧ください＞

子どもと大人のSDGs学習ゲーム Get The Point 公式サイト

 

 

そんな中、Get The Point の普及を図っていく中で得た気づきをもとに、対話を通してSDGsを自分ゴト化していくための新作カードツールを開発しました。

 

 

 

SDGsの認知率が高まる中、いかに個々人の自分ゴト化を図っていくかが重要テーマとなってきています。

 

そんな中、

 

「もっと社会課題への知識量を増やしてもらえばいいんじゃないか」

「危機感をもってもらえるような情報を伝えればいいんじゃないか」

「自分の生活がいかに地球に負担をかけているかを知ってもらえればいいんじゃないか」

 

・・・このような方法で自分ゴト化を加速させようという動きをよく見ますし、また、こういったアプローチはとても重要なものです。

 

一方で、SDGsについて考える、つまり「世界を持続させていくためのあり方」を考えるということを、もっと構えずに、気軽に取り組めるものにしていけないかとも感じてきました。

 

今回、開発した「SDGsトーク」は、そんな課題感から生まれた、対話を通して自分の中にある「SDGsの種」に気づいていくことができるカードセットです。

 

 

 

このカードを使った対話型ワークの具体的な内容についてご説明します。

 

プレイ人数は3〜4名、プレイ時間は30分〜1時間で、机1つあれば場所を問わずプレイできるワークです。

 

１セットは５０枚の「問いカード」とプレイヤー各自が手元に持つ「リアクションカード」で構成されています。

 

プレイ内容は、いたってシンプル。

 

「問いカード」を引いて出てきた「問い（トークテーマ）」に対して、参加者が各自１分間を持ち時間として話していきます。

 

「問いカード」には、１枚に１つずつ「問い」が書かれています。

 

明確にSDGsテーマに根ざしているような問いもあれば、一見SDGsっぽくはないけれど、自分自身の価値観や意識していること、自分ならではの経験について振り返ることができる問いもあります。

（全５０枚の問いカードがありますが、１１枚を例としてお見せします）

 

 

１人のプレイヤーが１分間で話し終えるごとに、聴いていた他のプレイヤーは「リアクションカード」から自分自身の「リアクション」を選びます。

 

「リアクションカード」は、共感・納得・応援・驚き・スペシャルの５枚で構成されています。

 

ここから1枚を選び、肯定的な感想を一言述べます。

 

この４つのリアクションは、「心理的安全性」に関する研究を参考にして設計しています。（スペシャルは４つのどれにも当てはまらない、あるいは２つ以上の気持ちが混在するような特別なリアクションになります）

 

「問いへの回答→肯定的リアクションを伴うフィードバック」を繰り返すことで参加者同士の良好な関係性構築にもつながります。

 

このような形で、カードを引くごとに、話したくなったプレイヤーから順番に1人1分でトークを行い、そのテーマに関する全員のトークが終了すると次のカードを引きます。

 

「心理的安全性」に加えてもう一つ重要なのがこの1人1分という「平等性」です。

 

「対話」というものは簡単なようでいて、実は難しいもの。

 

特に2名以上の集団での対話となると、どうしても知識のある方や話し上手な方、おしゃべり好きな方が話す比率が高くなり、「お互いの話から刺激を受け合い、気づきを得ていく」というところまで至ることが難しくなってしまいます。

 

そこで設定しているのがこの「1人1分」というルール。

たくさん話すには若干物足りないけれど、多少話に自信がなくても時間が余りすぎることがない。

このくらいの時間に設定することで、参加者が平等に対話できる場を生み出します。

 

 

 

Get The Point を含めて、多くのSDGsゲームやワークショップコンテンツが認定ファシリテーター制度を採用しています。
 

これは、ゲームを扱う上で仕組みやルール、展開のさせ方に至るまで十分な知識が必要であることや、ゲームコンセプトやSDGsとの繋がりも含めて深い理解が大切であるためです。

 

ただ、今回の「SDGsトーク」に関しては、複雑な仕組みをもつゲームでもなく、また、展開のさせ方も自由度が高いため、カード版の利用に関しては認定ファシリテーター資格は不要となります。

 

ご購入いただいたら、ワークショップ開催や職場でのコミュニケーション、学校の授業など幅広い場面でご自由にご活用いただくことができます。

 

一方、同時に開発しているオンライン版に関しては、活用方法についてのレクチャーを含めた認定研修を受講いただく必要があるため、認定ファシリテーター資格を取得された方にのみID/パスワードを発行させていただきます。

 

 

 

 

 

 

SDGsトークは開発にあたり、テストプレイを重ねてきました。

 

テストプレイには普段からSDGs研修を開催しているような方から、学校教員の方、国や自治体の職員の方、企業の方や個人事業を営まれている方、NPOや公益活動をされている方など、多様な方にご参加いただきました。

 

ここでは体験会参加者の声を一部掲載させていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

※オンラインテストプレイの様子

 

また、テストプレイ参加者の方に「SDGsトーク」がどのような場面で活用できそうかをフリーアンサーで回答いただきました。

 

＜SDGsトークを活用できそうな場面＞

• 企業研修や探究型の授業
• チームビルディングや関係性の向上が求められる場面
• 研修の振り返り
• ワークショップのアイスブレイク
• 慣れ親しんだ人同士で実施することで新たな一面を発見してより関係性を深める
• Get The Point などのSDGsゲームの振り返り場面で使うと、理解も深まるし関係性も向上しそう。
• アイスブレイクやパートナーシップの前段としての関係の質を高める研修にはもってこい。
• 企業研修はもとより、様々なワークショップで活用可能
• クラスで毎週月曜の朝に班ごとに１問ずつやっていけば、色々な視点ももてるし関係性も良くなりそう。
• 新入社員研修で使えば関係性構築も合わせて行えそう
• コミュニケーション不足な組織への研修、ＳＤＧｓワークショップの組み合わせ
• 学校で職員研修や、生徒の学びを深めるツールとして
• パブリックコメントづくりなど行政の対話の場

ツール自体はとてもシンプルで汎用性の高いものになるので、今後も皆さんと一緒に活用の仕方も含めて考えながら広げていければと思っています。

 

 

今回のプロジェクトスタートにあたっては、世の中的にSDGsが広まるにつれて、どうしても「新しい概念だから知らないと」「これから必要な考えだからインプットしないと」というアプローチに偏っていることへの課題意識がありました。

 

もちろん知識はとても重要です。ただ、一方で、誰しもが心のどこかにもっている「親しい人への感情」や「自然に対して抱く感情」「悲しんでいたり理不尽にさらされている人への感情」…etc。こういった自分の中にもともと持っている感情や気持ちにこそ「SDGsの種」があるのではないかとも思います。

 

新しく得た知識と、自分の中にもともとあった「SDGsの種」が結びついたとき、初めて「自分ゴト化」への歩みがスタートします。

 

このツールが少しでも、皆さんのお役に立てることを祈っています。

 

 

■プロジェクト実行資金■

• デザイン費 30万円
• 印刷・梱包費　70万円（1000部生産）
• 発送費　24万円
  • 合計124万円（※目標金額とプロジェクト実行にあたり必要な金額との差額、オンライン版開発費用については、すなばコーポレーション株式会社で負担します）

 

 

「SDGsトーク」開発はリリースに向けて大詰めを迎えています。

現在、テストプレイに参加いただいた方々を中心に、開発協力チームを結成。

多様な視点からご意見をいただき、より良いものになるよう開発を進めています。

 

 

 

【プロジェクト終了要項】

●製作物    
コミュニケーションカードツール

●製作完了予定日    
2022年1月31日

●製作個数    
SDGsトーク　カードセット500セット