プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

 

「一つ、小作人たれ」「二つ、農民劇をやれ」

 

日本を代表する詩人で童話作家である宮沢賢治からのたった二つの訓えを生涯胸に刻み、疲弊する東北の農村改善に全身全霊で取り組んだ郷土の農村指導者:松田甚次郎(1909-1943)。

 

その愛郷・愛土に溢れた彼の生涯・叫びに目を凝らし、耳を傾けていただくために、1月27日、花巻市文化会館にて、甚次郎の生涯を演劇で再現します。

 

 

山形県新庄には、農民生活の向上に生涯をかけて取り組んだ松田甚次郎という隠れてしまっている歴史上の人物がいます。

 

はじめまして、新庄の種プロジェクト代表の八鍬(やくわ)と申します。

 

「新庄の種プロジェクト」は、市の職員や市民の有志で構成された任意の団体です。皆、ふるさと新庄が好きな人々が集まり、山形県新庄市地域で、まだまだ埋もれている宝を「種」として大事に育て、新たな地域の魅力・資源にしていこうと活動しています。

 

皆様、農村指導者の松田甚次郎氏をご存知でしょうか? 山形県出身で、詩人・童話作家の宮沢賢治を生涯の師と仰ぎ、35歳という短い生涯の全てを、賢治が思い描いた理想郷(イーハトーブ)の実現に捧げた人物です。

 

 

 

職場のグループで行われた新庄の「種」探し。 私たちがその「種」として大切に育て、守り続けて行かなければと見つけたのが「松田甚次郎」でした。

 

私と甚次郎のつながりは今から18年前。昭和の初めに甚次郎が宮沢賢治の訓えを受けて農民劇を演じた場所「土舞台」で、彼の生涯を演じた演劇公演に仕事で関わったことに始まります。


公演当日、甚次郎が農業青年の育成を目的に開設した「最上共働村塾」の卒業生らも含め、観客席は500を超す人で溢れ、大盛況のうちに終了しました。

 

甚次郎が開設した「最上共働村塾」の卒業生らからのお礼の手紙をいただき、地域の方々と継続して取り組めないか話し合ったりもしましたが、仕事の部署の異動もあり、しばらく離れた形にありました。

 

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そのような中、平成24年、仕事で市勢要覧(市のカタログのような冊子)を作るグループワークを行なった際、地域の資源/新庄の「種」として取り上げたのが「松田甚次郎」でした。

 

翌年には、そのグループワークの有志で「新庄の種プロジェクト」を立ち上げ、没後70年の企画展・講演会を手づくりで開催することを決定します。

 

講演会の会場となった「雪の里情報館」のホールでは、開館以来はじめての満員となり、関心・期待の大きさを直に感じました。

 

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「新庄演劇研究会」と共催した、松田甚次郎生涯の群読劇は800名もの動員を記録しました。

 

平成27年には、地元で半世紀の活動歴を誇る「新庄演劇研究会」との共催により、松田甚次郎の生涯を群読劇として描き、700名という動員を記録。この公演が山形県の県民芸術祭大賞を受賞しました。

 

再演を期待する声が高まる中、昨年度、内容を一部リニューアルし、公演。800名というアマチュアの劇団としては異例の動員となり、拍手がやり止まず、キャストへの応援・メッセージ等、観客もなかなかひかないほどの盛況でした。

 

私が言うのも何ですが、今、地方において必要なモノは、何と言っても甚次郎のような実践力です。松田甚次郎は、地域(づくり)のシンボリックな存在になり得る。この公演を等して実感し、東北地方に広めていくために、2019年1月に岩手県花巻にて公演を行います。

 

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花巻での演劇公演を実施し、宮沢賢治との繋がりも含め、松田甚次郎の魅力を東北圏域に広めたい。

 

賢治の死後も、甚次郎は宮沢家と交流があり、甚次郎選により発刊された「宮沢賢治名作選」は、甚次郎の名前のおかげでベストセラーになり、全国的に知られることになりました。

 

賢治の地元花巻市で開催された農業青年育成の活動にも講師として参加するなど、最後の最後まで甚次郎は賢治を生涯の師と仰ぎ、その恩を宮沢家・花巻に返し続けました。

 

その甚次郎の意志を引継ぎ、歴史・文化を引継ぎ、今後の新たな交流、関係づくりにつなげたいと考えます。何と言っても「松田甚次郎」という人物の魅力を東北・全国の方々に知ってもらいたいと考えています。

 

この度の公演は、私たち団体も加盟する実行委員会組織が、地域活性化センターからの助成を受け、花巻市等の協力を得て開催されます。ただし、キャスト・スタッフ全て合わせて30名ほどの者が花巻市に滞在し準備・公演するうえ、チラシの全戸配布等PRの充実、機材の運搬費用等、予算不足が懸念されます。

 

今回のプロジェクトでは、皆さんからのご支援をいただき、花巻での演劇公演に必要な経費に充当させていただきます。

 

<公演詳細>

日程:2019年1月27日
場所:花巻市文化会館

岩手県花巻市若葉町三丁目16番22

 

 

 

 

もっと、松田甚次郎の存在を知ってほしい。 そして、賢治との甚次郎の絆から生まれる花巻市と新庄市の新たな交流に期待してください!

 

私たちはこの度の花巻公演を通じて、ぜひ花巻市や東北の多くの皆さんに、松田甚次郎の存在を伝えたい、知ってもらいたいという願いを持っています。そして、松田甚次郎の功績を見直し、これからの地域づくりにおいてシンボリックな存在にしていきたいと考えています。


この公演を機縁にして、同じ願い(イーハトーブ/理想郷の実現)で結ばれた賢治と甚次郎を仲立ちに、花巻市と新庄市との間に再び絆が生まれ、未来に向けて、文化芸術、教育、観光などの暖かな交流が生まれることを切に願います。

 

松田甚次郎が果敢に挑んだ農村振興の試みは、今日においても輝きを放ち、今の私たちに、自らの力で危機を打開すること、一歩を踏み出すための勇気を与えてくれます。

 

この度の取組みは、単なる演劇の地方公演ではありません。地方の未来を創る新たな地域振興の取組みをご支援ください。

 

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