ついに第一目標金額達成！本当にありがとうございます。二代目レーベン号に出会うまで。

　本日ついに、ボランティアと犬達念願の新レーベン号購入資金となる第一目標金額500万円にみなさまからのご支援が到達いたしました。感謝の気持ちでいっぱいです。本当にどうもありがとうございます。これから先のことは、概要ページの更新の方でお伝えするため、ここでは二代目レーベン号を探した日々のことをご報告します。

 

　え？もう出会ったの？と思われる方もあるかもしれませんが、クラウドファンディングの終了まで初代が維持できず、周囲からお金を借りて、中古車両を探すことになりました。代表は、忙しい毎日の中で取り扱い店舗を探して連絡をとったり、出向いたりしながら情報を集めました。

 

　その中でわかったことは、このハイエースという車種が世界的にも大変探す人が多く引っ張りだこであること、生産会社の方では新規の出荷が停止中で状態の良い中古車両をみんなが探していること、ワイドロングのタイプがその中でも希少なこと、国内のどこかで買取があると、全国から取り合いになりあっという間に売れていってしまうこと、などでした。

 

　タフで商用にも使いやすい上に、昨今のキャンピングカーブーム。改造をしてさまざまな用途に使われていく状態で、見つかっても即判断しないと購入することは難しそうでした。

　しかし、大きな買い物。そう簡単に決断もできません。初代になんとか買取金額をつけてもらえないか、そして購入資金額を下げられないかと考え、買取してもらえると有利なのではないか、と対応するお店を回ることになりました。

 

　もう乗ることが難しいかと思っている状態の車両の値段を尋ねることに、矛盾と躊躇を感じないわけではありませんが、無理を承知で犬達のため、厚かましくも堂々と（大量の荷物も積んだままの状態で）臨んだわけです。

　でも、そこは大人気の車種。幅広くいろいろな査定がありました。「もうちょっと、何とかなりませんか？」と居座るたくましい私達。その中で最も高い価格をあげてくれた店舗が、ガリバー藤沢店さんでした。その次は購入する方の車を探してもらうことになりました。

 

　使用するのが保護団体であること、たくさんの大きな犬を乗せる事、車内でボランティアが犬に対応して動くことなどを伝えながら、国内で売りに出される予定の情報を見てもらいます。展示車両のような走行キロ数が極端に短いものもあり、遠方ながら連絡をとってもらったこともありました（それは購入できなかったのですが）。伝えた予算がこれまたかなり抑えめ。販売員さんもさぞお困りになったことでしょう。でも、私達には経済的な余裕は本当にないわけで、諦めるわけにもいかないのです。

 

　こうして出会ったのが今回購入した、ボディカラーが黒の二代目レーベン号です。

 

 

一般的な後部座席の取り付けでは、足元に犬が座ることができないため、床と座席を剥がして後方に座席をつけ直し、床を改めて取り付ける改造が必要でした。費用を抑えるためにどうすれば良いか相談すると、初代の座席を外して二代目に取り付け、二代目の座席を初代に取り付けた方が良いとのこと。なんと予想もしなかった展開！後部座席だけは続投する方向で見積もりをしていただきました。

　ところが、納車されてから確認するとサイズが微妙に合わない。お店側のご厚意で、追加料金無しに新品の別のシートをつけていただき、予定よりもランクアップ。ヘッドレストもつくことになりました（乗り心地がとてもよかったです）。足元の床もクッションフロアを敷いてくださり、床に座ってもいい乗り心地（本当に床で初乗車した人間も）。

 

　そうと決まれば支払い期限は目の前に迫り、金策に走ります。本当に返せるお金なのか？クラウドファンディングの行方はまだ全くわからず、不安ではありました。でも、迷っていたら買うことはできない。

　購入してからは、改造のために車両を預けられるまとまった期間はどこになるのか。たくさんの荷物の移動もあり、イベントは続いていて、本当に車両の入れ替えはいつできるのか？直前までわかりませんでした。

 

どうなるの？どうなるの？（初代の車中）

 

そうして、二代目は納車の日を迎えたのです。

 

じゃーん。これが広い足元と新品シートです。誰が最初に陣取るのだろう（予想はついている）。

 

後部の構造は少し初代とは異なります。

実はこの翌日、イベントを控えていましたので、とりあえず積み込みをしてみました。

 

どーん。まるで長年使い込まれたかのような、初日からの大仕事。車も軽くびっくりしているのかも。

 

前席の周囲は、一般的な仕様です。綺麗なままで、いつまで乗れることやら（がんばろう）。

 

犬の毛がつきにくいカバーも内装についていて、本当にありがたい。お店としても特別なご配慮を随所にしてくださり、保護活動を応援する気持ちを精一杯込めました、と言っていただきました。

 

　この借金が団体の運営を圧迫することなくお返しできるのは、みなさまのおかげです。クラファンを考え始めた時の夢の夢は、ありがたいことに手が届くことになりました。

 

この車がたくさんの犬達の生命をつなぎます。初出動の様子は、と言えば。

 

期待通り、葵が一番に場所を占めて。

 

私も入れていただきたいわ（ちゃこ）

 

サイドドア両側にあるの？すご〜い！

 

リタが乗ってきたら、僕は下に降りるしかないじゃないか。（リーバ）

 

まぁ、世の中ってそんなものよね。