保護活動のどこに費用がかかるのか　食費について

　クラウドファンディングの第一目標金額達成につきましては、本当にたくさんのみなさまのご支援をいただき、ありがとうございます。

 

　大型車両の更新ができたら、もういいんじゃないのか？まだ続きがあるのか？と思われる方もいらっしゃることは、重々自覚しております。

 

赤字の出る活動をしているなら、身の丈にあった、節制した活動に縮小すればよいじゃないか、というご指摘があることも理解しています。

 

　ここまでのご支援は、達成しなければ受け取れないシステムでしたので、とにもかくにも第一目標達成を目指すことが目の前の区切りでした。ここから先は、どこかに届かなければ受け取れないといった部分はないので、最終日に届いたところまでが今回の総額ということになります。

 

　第一目標に届くまでは、困っていることをあれもこれもお伝えすべきではないと思っていたのですが、保護活動はお財布の範囲の中だけでやっていくということが難しい部分があります。予想外に費用がかさんだり、諦められない保護の途中段階といった局面が発生するからです。

 

　残りの日数でお預かりするご支援の使途がはっきりしないということは不誠実と考え、この後ご支援いただいたらどう使われるのかをお伝えさせていただきたいと思います。

 

　犬達を健康な状態にして里親さまにおつなぎするために、どうしても必要なのは食費です。

 

　レーベンでは、自分達の運営費から用意するフード類とは別に、通信販売の欲しいものリストをホームページでお伝えして、現金による寄付とは別に現物を支援としてシェルターに送ってくださることをお願いしています。

 

　これは成分や銘柄などで、劣悪な環境からレスキューした身体に合ったものを犬達に与えたいため、いきなり支援者さまが選ばれたフードを受け取ることが難しいからです。

 

　決して頂き物のフードだけで保護活動で必要な食事を全てまかなおうとしているわけではありません。ご厚意に頼っている性質上、受け入れの多い時期などに量がかみ合わないことも多く、当然のことながら自分達で用意する比率の方が高いわけです。

 

　ところが、他の物品と同じくフード類も大きく値上がりしていることは、容易に想像していただけると思います。それは、欲しいものリストで現物を送ろうとしてくださる方にとっても、予算内で送れる量が減ることも意味します。同じ頭数で計算しても、数年前の支出額を参考に考えていたら全く予想を上回って驚く毎日です。

 

 

　子犬や老犬など、噛む力が弱い犬に対しては、ドライフードを適切な固さまでふやかしたり、ウエットフードや栄養剤、粉ミルクなどを多く使用することもあります。それらも、食費に含まれます。

 

 

 

　先日お祝いご飯について投稿しましたが、あの辺りは贅沢をするというよりは味覚を広げたり、「生活経験を多様にする」ことが目的なので、頻回に実施して食費が増えてしまう原因とは考えていません。ただ、生肉などを塊で購入し、ジャーキー製作機でおやつとして調理し、支出を抑えることは心がけて行っています。作っている時の香りから楽しんでもいますが。

 

ボランティアさんなどが、自宅のわんこご飯のついでに差し入れとして手作りしてくるおやつなどの差し入れもあります。

 

ボラさんたちはみんな、犬たちの健やかな成長を願い、犬たちの好きな食材で「食べる喜びを感じてもらいたい」「行事食は健やかな成長してもらいたい」という願いを込めて提供してくれています。

 

 

赤字運営なら、食費も理想を追い求めないでかけられる金額の範囲内でフードのランクを下げればいい、と感じる方もあるかもしれません。そこは、犬を扱う経験が一般の方よりも相当多く知識豊富な代表の判断を、私達は信頼し支持しています。

 

こうして、食事を大切にすることで身体つくりができているからこそ、医療費を抑えられているとも感じています。

 

　次のチャレンジとしてご支援をお願いしたい理由の一つが、これらフード代を含んだ運営費の安定です。