レーベンっ子のご紹介⑩　首輪をつけていたレモン

推定2021年5月生まれ。宮古島で首輪をつけた状態で放浪しているところを保護されました。名乗り出る飼い主は現れず、神奈川へ。人慣れしていて、すぐに落ち着いて暮らし始めました。初めはレーベンの中のたくさんの犬に緊張していたけれど、それも慣れ。

 

ただ、右の前足を地面につけずに歩き、角度も少し通常とは違う。何人かの獣医さんに相談し、出た診断は「肩の内方脱臼」。

 

手術でプレート固定を勧められました。回復率は85%程度。費用はいくらかかるんだろう。でも、やってみて良くなる可能性があるのであれば、手術をしていただこう、という決断になりました。

 

保健所で孤独に過ごした後に入院することは、寂しくはないのだろうか。今度は何をされるのだろう？と思わないだろうか。

 

 

でも、痛みも感じているだろうと言われると、少しでも早く改善してあげたい、と思いながら、入院の日を迎えました。

（この後、レントゲン写真や術後の患部の写真があります。苦手な方は避けてください）

 

詳しくはわからない素人ながら、うまく手当てをしていただいたのだろう、と思います。お見舞いに行ってもみましたが、喜んで跳ね回るのが心配でもあり。

 

 

退院のお迎えも、跳ねる跳ねる。

 

つくづくこの犬は、不自由な身体ながら、自分なりの動かし方やバランスのとり方を編み出してきたのだな、と思いました。

 

車に乗るのも嬉しそう。前にも増して抱っこをせがみ、人との繋がりを求めています。

 

今は、ゆっくり可動域を広げるリハビリを続けています。癖で右前足を上げて動いてしまうけれど、補助して地面につくことも痛みはないようです。

 

ゆっくりとお散歩で走ってみたり。

 

おやつもせがんだり。ご飯もしっかり食べられます。

 

右足、自然につけていますね。

 

手術の前後では、SNSでの発信に対してレモンのためにと書き添えたご寄付を多くの方からいただきました。本当にありがとうございました。

 

これから里親さん探しが始まっていきます。みなさんがその行方を見守ってくださることと思います。