ボランティアの胸のうち　犬が導いてくれる未来

私の人生を変えた保護犬とボランティア
2016年11月、1匹の犬の里親になりました。保健所への飼い主持ち込み、15才の高齢、が理由でした。その子（オス・大地と命名）は妹も一緒に収容されていました。
その子達の存在を知ったのは、主人がSNSで宮崎の保護団体をフォローしていたからです。命の期限がついたり収容期間の長い子達をSNSで呼びかけて、命を繋げていました。
我が家には柴のメスが既におり、オスを飼った経験もなかったので、妹を希望した所、少し前に挙手が上がった事、兄妹のオスはどうか？との事でした。
少し心配でしたが、私達が断れば翌日殺処分…（そこでは金曜日が処分の日、木曜の夜の出来事です）TELで面談し、翌朝すぐに保健所から引き出してもらい、土曜には我が家にやってきました。
体重15キロと聞いていたが18キロ、フィラリア強陽性と不安要素はありましたが、ボランティアさんが繋いでくれ、無事に家に到着しました。
第一印象は大きい！でした。穏やかで温厚な大地は長く収容されていた為、身体の割に足が細かったです。
先住の柴とも一緒に遊ぶ事はなかったですが、付かず離れずでお散歩も一緒に行きました。

1年位経った頃でしょうか。家の中でいきなり倒れて痙攣。病院ではフィラリアが悪さをしているのではないか？と言われ、大学病院へ通い始めました。それからは薬ばかり飲ませていた様に思います。

次第に嘔吐が頻繁になり食欲低下、最終的には腎臓が保たなくなり、2018年11月…我が家に来てもうすぐ2年になるところで虹の橋を渡りました。

居なくなった寂しさから、うちの大地の様な子の助けになれば！と思い、保護団体に支援をし始めました。その中にレーベンの前身の団体がありました。お礼のメールを頂き、同じ茅ヶ崎という事もあり、縁があってお手伝いする様になりました。

何回か通った頃、代表に同行し東京へ行きました。千葉で多頭飼育崩壊があり、病気や仔犬（母子）を優先して保護、その中の母子をレーベンが引き受けました。2~3日前に産まれたばかりの仔犬4匹と真っ黄色のパピヨン似のお母さん（輝愛咲）。輝愛咲は鳴きもせず緊張した面持ちで仔犬達を見守っていました。

その子達もレーベンですくすく育ち、皆家族が見つかり、少し経った頃、輝愛咲にも家族が出来、今ではすっかり黒と白の美犬です。（糞尿等の劣悪な環境の中に居た為、毛が染まっていました）

飼い主持ち込み・多頭飼育崩壊・野犬の保健所収容・ブリーダー崩壊・パピーミル廃業など、レスキューしなければ生きられない子達が全国に沢山います。一匹でも多く救い里親に繋げ、また次の子を助ける…いつかこんな事の必要ない時代が来る日まで、救い続けなければなりません。

うちの子との出会いと別れが保護犬ボランティアに繋がりました。また沢山の犬と関わる事で、動物医療に興味を持ち、現在は動物看護師を目指しています。これも大地のお導きかな!?

そして、まだまだゴールではありません。今いる子達、そしてこれからやってくる子達の医療費や生活費も、保護活動が終わらない限り、必要になります。皆さまのご支援を宜しくお願いします。