成立

手話通訳者の職業病「頸肩腕障害」予防・治療の本を出版！

槇原章二

支援総額

1,273,000円

目標金額 1,000,000円

支援者: 203人

募集終了日: 2019年12月26日

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2019年11月19日 18:10

プロジェクト開始のお知らせ

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全国手話通訳問題研究会鳥取支部中部グループ図書委員会の槇原です。

初めてのプロジェクトで「手話通訳者の健康」という専門的な内容でもあり、みなさんに共感いただけるか不安はありましたが、これまで67名もの方にご支援をいただきました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

応援コメントも頂き、図書委員会のメンバー一同とても励みになっています。ご支援くださった皆さま、ありがとうございます。また、Facebookでいいね！や、シェアなどで広報へご協力下さっている皆さま、ありがとうございます。

手話は言語です。近年では全国各地で手話言語条例が制定され、手話に対する理解は広まっています。みなさんもテレビや講演会などで手話通訳を目にすることも多くなったのではないでしょうか？

手話通訳は腕を胸の高さに挙げて手話を表します。このため、首や肩、腕に負担が生じます。この負担が蓄積すると頸肩腕障害（けいけんわんしょうがい）を発症します。介護士や保育士なども首や肩、腕に負担があり、頸肩腕障害を発症する恐れがあります。

では、手話通訳に特化した本をなぜ出版する必要があるのでしょうか？

手話通訳者本人が痛みのメカニズムや効果的な予防・治療法を理解することはもちろん大切です。同時に、手話通訳の特殊性について職場や家族、友人、医療関係者等に正しく理解してもらうことも同じくらい大切なことだと考えています。

手話通訳の特殊性とは首や肩、腕への身体的負担に加え、脳などの中枢神経への負担があることです。日本語の話しを手話に翻訳する通訳の場合、手話通訳者は耳で聞いた日本語を脳で瞬時に手話へ翻訳し、身体で手話を表します。さらに話し手が話しを止めるか、手話通訳者が交代するまで手話通訳者が自ら手話を止めることはできません。

この本は、手話通訳者本人だけでなく手話通訳について周囲に理解してもらいながら予防と治療を実践するために必要だと考えています。

聞こえる仲間の健康を守り、聞こえない仲間の情報保障を守る。本の出版はスタートです。全国の仲間のために、将来の仲間のために活動を続けていきます。皆さまのご支援とご協力をよろしくお願いします。

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