世界のスラムを救うプロジェクト~スタートはインド学校建設

世界のスラムを救うプロジェクト~スタートはインド学校建設

支援総額

2,054,000

目標金額 1,500,000円

支援者
74人
募集終了日
2014年6月9日

    https://readyfor.jp/projects/slumschool?sns_share_token=
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2015年04月08日 16:49

3月スタディツアー帰国報告

(新しいレインボーチルドレンのポスターとネームプレート)

 

 

3月5日より15日まで春のスタディツアーでインドを訪問して来ました。今回は総勢7名の参加で、支援先のグジャラティスクール(デリー・スラム)やチベット奨学生(大学生、ダラムサラ・デリー)を訪れて参りました。ダラムサラでは中央チベット政権(CTA)の教育省にて、定例の教育大臣や奨学金担当とのミーティングおよび学校訪問も行いました。

 

今回のツアーでは、沢山の成果やプロジェクトの進捗があり、帰国後の現地とのやりとりが山積する中で報告が大変遅くなりましたことを、お詫び申し上げます。

 

 

引換券ネームプレートの設置

 

まず、写真は「スラムプロジェクト」で支援するグジャラティスクールの教室の写真です。新たに、「SPONSOR RAINBOW CHILDREN JAPAN」のかわいいポスターが飾られており、私の顔の横に「スポンサー様のネームプレート」を設置した瞬間の記念写真です。

 

(接着剤で汚れましたが、綺麗に磨いておきました)

 

 

特注のステンレス製のプレートは屋内設置でもあり、ほぼ半永久的にこの状態を保ちます。3万円以上のご支援を頂きました23名・団体のスポンサーの皆さま、ぜひ一度見学に訪れてください。

(訪問にはスタディツアー参加のほかに、自由に現地スラムツアーで訪問する方法が新たに誕生しました:後述)

 

 

それでは、今回のツアーでの成果・プロジェクト進捗の内、「スラムプロジェクト関連」のみを報告致します。その他の成果、「チベットプロジェクト」に関する内容は公式サイトにて順次報告していく予定です。そちらもぜひご覧ください。http://rainbowchildren.holy.jp/

 

 

 

 

①3月までの緊急支援について

 

前回10月訪問時に、経営陣(代表ジョセフィン先生、ネルー先生)と合意したのは最大6ヶ月(10-12月、1-3月の2回)までの経営支援でした。今回の訪問で学校経営の基本経費(教師給与、生徒給食、光熱費)の支援は打ち切る予定となっていました。その間に自立経営への方策を見出すように促していたのです。

 

さて、自立経営のメドは立ったのでしょうか?

 

訪問時に、この半年間の経営陣の行動・努力・結果について報告を受けました。内容は、インド国内での企業や富裕層に対するスポンサー募集や、一般個人向けのスポンサー募集活動を行い、イベント時のビラ配布や街頭ビラまきなどで精力的に活動したが、結果殆んどスポンサーを得られなかった、、とのことでした。現地よりのメールやFBで流れてくる内容で予想はしていましたが、それを下回る結果でした。

 

ほぼ15年間をベルギーの団体の支援のみで学校運営をしてきた経営陣にとって、その支援がなくなったから急遽スポンサー探しをすると言っても、僅か半年間でできる範囲は限られています。ほぼ初めてのスポンサー探しの活動は大変だったと思いますが、支援を得るという行為がどれほど大変なことなのかを知るいい機会になったと考えます。

 

ですが、ここで我々が支援を打ち切ると学校は再び廃校の危機に陥ります。そして、日本からの支援も永久のものではないので、自立経営の方策を見出さないと廃校の危機はいつまでたっても払拭できません。

 

そこで話し合いの結果、次の半年後の訪問(10月)までの取り組みを決めました。双方で手を合わせて取り組みます。

 

1.自立経営への努力を継続する(経営陣)

2.更に最大6ヶ月の経営支援を続行する(レインボーチルドレン)

3.収益源となるスラムツアーを開始する(双方、後述)4月より

4.キッズカメラプロジェクトの取り組み(双方、後述)既に開始

 

*2については団体別会計から拠出します

*3,*4については収益を経営資金に充当します

 

左ネルー先生、右サージャン(デリー支部長)

(左:ネルー先生、右:デリー支部長・サージャン、真ん中:石川はホーリー祭の洗礼を受けて子どもたちから顔に色粉をつけられました)

 

 

②インターネット接続によるIT教育支援

 

ツアー前、インドの通信会社の調査・準備を経て、訪問時にインターネット接続の開通式をしてきました。これでスラムの小さな学校と世界が繋がりました。未来の扉がひとつ開いた瞬間でした。まだ接続しただけで、教育に活用するソフトの構築はできていませんが、まずは前進です。子どもたちは先生(PC専門の先生がいます)に教えてもらいながら、これからインターネットの無限の世界に慣れていくことでしょう。教材の活用、カメラプロジェクトでの活用等、これから取り組みを広げていきます。

 

(繋がる前の瞬間。ドキドキ!)

 

(ちゃんとgooddoの毎日クリックもできました♪)

 

 

④奨学金支援(スラムから大学へ)

 

この夏に早ければスラムから大学進学の奨学生を誕生させたいと考えていました。しかし、子どもたちの勉強そのものに対する支援はまだ何もできていない状態で、ネルー先生からも「(入学点数に到達できない場合)専門学校でも支援して欲しい」とオプションの申し入れがあったほどでした。高等教育支援という目的においては、4年制大学でなくても専門的人材を輩出していくという意味で、専門学校への進学支援も視野に入れての訪問でした。

 

しかし!

 

この夏に2名の大学進学が決まりそうなのです!!

しかも2人とも名門デリー大学を目指しています。公立学校に通い、勉強を頑張ってきた2人の男子生徒が、入試で失敗をしなければインド統一試験(センター試験と思ってください)の点数上では、デリー大学へ進学できる点数を獲得したというのです。

*デリー大学:インドの東大のような名門大学で、60以上のカレッジを持ち22万人の学生が学ぶ、規模で世界17番目の大学)

 

予想外にプロジェクトが早まりそうです。

レインボーチルドレンの奨学金を受けることができれば、仕事をしながらではなく大学で勉強だけに専念できるかも知れない。その可能性が化学反応を起こしたのでしょうか。その可能性を目指して勉強を頑張ってきた生徒が2人もいたことに感激しました。その2人が今回デリー大学に進学できれば、その姿を見る後輩の子どもたちには刺激になりそうです。いい循環が生まれます。

 

不可能だとあきらめずに目標に向かって進むことの大切さ、その可能性がゼロではないという光りが見えたときに人間が生み出す無限の力を、改めて感じました。

 

すでに入試は終わっています。

2人の合格の知らせが届くことを祈ります。

 

(2人へのインタビューを録画してきました。その中で、大学卒業後はレインボーチルドレンの手伝いをしたいと語ってくれました。後日サイトで公開予定。)

 

(左アニールKumar、右アニールRathor。名前は同じですが兄弟ではありません。)

 

 

⑥スラムツアーの立ち上げ

 

こんなに素晴らしい子どもたちに会えるスラムですが、やはりガイドなしで一般旅行者が訪れることは難しいのが実情です。約2万人が居住するこのデリー最大級のスラムには、多くの危険も潜んでいます。我々もデリー支部長のサージャンをボディガード兼通訳として同行していますが、なるべく単独では訪れないように心がけています。

 

もっとこのスラムを日本に伝えたい。

その思いは前回秋にムンバイのスラムツアーに参加した時に生まれました。現地NGOが運営するそのツアーは、収益を子どもたちの教育に充てていました。デリーでもきっとできるはず。しかし、不定期に訪れる日本人旅行者とスラムをつなげるには、現地で活動するスタッフが不可欠で、なかなか仕組みの構築ができずにいました。

 

ですが、今回その仕組みが完成しました。

旅行業を経営するデリー支部長のサージャンが、ボランティアでツアーガイドの役を受けてくれたのです。一人では大変ですが、息子のモニも引き受けてくれるとのことです。モニはエンジニアなので時間的余裕があり、日本語の勉強にもなるのでと喜んで受けてくれました。

 

詳細を決めて、この4月中には公開できるように準備を進めています。

 

(旗を持っているのがサージャン、旗の右下が息子のモニ)

 

 

⑦キッズカメラプロジェクト(Kids Camera Project)

 

ツアーへの出発2週間前に決めたプロジェクトですが、インドのコルカタやムンバイのスラム・貧民街で始まっている「こども×カメラ」の取り組みを、デリーのスラムでも開始しました。

公式ブログ http://rainbowchildren.holy.jp/archives/4513

 

日本で不要となったデジカメがスラムの子どもたちの手に渡り、子どもたちの感性を育て、表現力を育て、芸術的な才能を開花させ、外の世界とつなぐ大きな可能性をもっています。全国から2週間で集まった46台のカメラのうち10台は既に子どもたちに渡してきました。今頃はちびっこカメラマンと共にスラムの日常を映していることでしょう。

 

基本的には半年毎の訪問で写真データを持ち帰り、日本でコンテストや展示会をしていく予定です。まだこれからの新しい取り組みですが、みなさまぜひ応援ください。

 

(10人のちびっこカメラマンと日本全国から寄贈されたカメラたち)

 

 

以上、この春のスタディツアー帰国段階での報告となりますが、上記のようにこれから取り組みを進めていくものばかりです。ぜひ公式サイトやfacebookページでもこれからの情報をご覧ください。

 

■公式サイト http://rainbowchildren.holy.jp/

■facebookページ https://www.facebook.com/rainbowchildren.index

 

 

 

 

 

→ スラムの子どもたちを支援するにはコチラ
(ソフトバンクモバイルのかざして募金のプロジェクト画面に移ります)

 

 

→Tポイントで応援するにはコチラ

(ヤフーネット募金の画面に移ります)

 


→ マンスリーサポーターやその他様々な応援方法についてはコチラ

(公式サイトの画面に移ります)

 

 

これからもレインボーチルドレンの「スラムプロジェクト」を応援くださいますようお願い申し上げます。

 

 

リターン

3,000


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①【サンクス動画メール】
子どもたちからの感謝の声を動画にしてメールでお届けします。購入者のお名前を書いたプレートを持って、「日本の○○さま、ありがとうございまーす!!」と元気な声で大合唱です。

②【サンクスWEB掲載】
公式サイト「協力企業・団体・個人」ページに、スラム学校建設の協力者として全員のお名前を掲載させていただきます。
コチラ⇒http://rainbowchildren.holy.jp/sponser

支援者
20人
在庫数
制限なし

5,000


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上記①+②に加え、

③【最高級チャイのお土産】
インド政府御用達「アパ・キ・パザンド社」は、政府が各国の国賓へ贈るインド最高級国賓紅茶です。紅茶鑑定士のカプール氏が選定する、デリー空港でしか買えないSAN-CHAブランドのチャイをお土産として。

支援者
22人
在庫数
23

10,000


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上記①+②+③に加え、

④【地球へのラブレターTシャツ】
スラムの子どもたちが書いた「地球へのラブレター」をTシャツにしてお届けします。かけがえのない地球という星を大切にしたいという想いを、20×20センチの宇宙に描いた、母なる地球へのラブレター。この夏イタリアで展示される作品からデザインをチョイスします。

支援者
17人
在庫数
75

30,000


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上記①+②+③+④に加え、

⑤【学校にネームプレート掲示】
完成時の学校の壁面に名前のプレートを設置させていただきます。完成した学校の子どもたちが学ぶ教室の壁面に、購入者全員のお名前を書いたメモリアルプレートが、ステンレス製で半永久に掲示されます。

⑥【キム・スンヨン監督からDVDをプレゼント】
デリーのスラムに行くきっかけとなり、ガイドのサージャン氏を紹介してくれたのがキム・スンヨン監督です。スラムの様子も収録されている「呼ばれて行く国インド」のDVDを提供いただきました。

支援者
21人
在庫数
完売

100,000


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上記④+⑤+⑥に加え、

⑦【スタディツアー招待券:現地3日間】
人生を変える感動のスタディツアーで、学校の建設現場視察を含む現地3日間のツアーへご招待します。子どもたちと触れ合い、夢の学校が完成していく過程を一緒に見に行きましょう!毎年3月と9月に実施しています。
(3日間の宿泊費、交通費、世界遺産観光が含まれます。デリー往復の航空代と食費は自己負担となります。)

支援者
1人
在庫数
4

250,000


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上記④+⑤+⑥に加え、

⑧【スタディツアー招待券:日本発着10日間】
人生を変える感動のスタディツアーの全旅程へご招待します。学校の建設現場視察に加え、ダラムサラでの教育省ミーティングやチベット学校訪問、奨学生とのミーティングにも参加します。毎年3月と9月に実施しています。
(10日間の航空券、宿泊費、交通費、世界遺産観光が含まれます。食費はご自己負担となります。)

支援者
3人
在庫数
2

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