支援総額
目標金額 1,260,000円
- 支援者
- 227人
- 募集終了日
- 2021年1月25日
聞こえないことを思い知らされる、聞こえないことが大きすぎる
皆さん、こんにちは!
岩尾です。
ドラマsilent、かけはしも取材協力をしましたが、昨日、第10話でした。
タイトルの言葉は、ドラマの中で出てきた、僕の中でのキーワードです。
紬の方は、聞こえなくなった想に対して、聞こえない「だけ」で、何も変わらない想のことが好きで、ずっと一緒にいたい。
でも、想にとっては、聞こえないことが「大きすぎる」。
一緒にいると辛くなる。
聞こえないことを思い知らされる。
先天性難聴の奈々も、昔惹かれ合った春尾への手紙に、「自分とは違うと思い知って、辛くなっただけ」とも書かれていました。
それは、手話通訳ができると春尾と、手話通訳ができない自分を比べてしまったから。
僕は当事者ではないので、推し量るしかできませんが、娘のことを学校などと話す中で、やはり、軽く見られているということを思い知らされることはあります。
車いすを使っている子が、車いすを取り上げられて這って歩いていたら、仕方ないと片づけるでしょうか?手を貸さないでそのまま見るだけでいられるでしょうか?
親が、「その場合は手を貸してやってくれませんか」と頼んでも、「お父さんの気持ちは重々わかりますがすみません」と言うでしょうか?
決まり文句なのかもしれませんが、親の気持ちなんてどうでもいいのです。
見てほしいのは、考えてほしいのは子どものことなのです。
本人のことなのです。
そこが軽いのでそういう言葉になるんだろうと思います。
これが、難聴の大きな課題だと思います。
社会が難聴を軽く見ている現状があります。
どなたかが、「この社会は聞こえる人前提で作られている」と言われていました。
それは確かにその通りだと思います。
でも、世の中には聞こえない人もいるので、聞こえない人も生活しやすいシステムは作る必要があると思います。
この視点が長いこと抜け落ちているというのを本当に痛感します。
聞こえなくても生活しやすいシステムが作られていたら・・・
ドラマの中の想も、もう少し違う思いになれたのではないかと思います。
奈々も、手話通訳ができる春尾を見て、辛いとは思わなかったかもしれません。
学校でも、もっと対応が変わってくるはずだと思います。
別に聞こえないことを重くみてほしいと言っているわけではありません。
聞こえないことを、普通に、自然に捉えて、じゃあどうやってコミュニケーションとろうか?と一緒に考えて、やりやすいやり方をやっていくだけでいいのです。
そのやり方は、いろいろとうまくいかなかったり、工夫が必要なこともあるでしょうが、まずは、どうするか一緒に考えてくれるだけでいいのです。
聞こえないことを軽く見ているわけではないかもしれませんが、それでも日常を過ごしている難聴者を見て、大丈夫だと思ってしまうのかもしれません。
配慮がなくてもマスクだらけでも、難聴者は生活をしていますから、「大丈夫そう」だと思ってしまうのかもしれません。
目に見えて、手で這って歩くような姿ではないため、軽く見てしまうのかもしれません。
でも、コミュニケーションって、生きていく上で最も重要なことの一つです。
コミュニケーションを取らずに3年過ごせるでしょうか?
まずできないはずです。
ここを、ちょっとの工夫と協力があれば、コミュニケーションが取れるようになるんです。
だから僕は発信し続けますし、何度でも言うべきことは言います。
時に怒りまくってしまうこともありますけど、そんな時でも、かけはしのモットーである、明るく前向きにを思い出して伝えていきたいと思います。
データでは、日本には1440万人の難聴者がいるとのことです。
おそらく、もっと多いはずです。
そして、その家族もいます。
となると、4000万人、5000万人ぐらい関係者はいるかもしれません。
これだけの人数が声を上げれば、間違いなく世界は変わるはずです。
ぜひ、共感いただけるあなたと一緒に変えていきたいと思っています。
難聴者の「学ぶ」「働く」を応援する社会づくりのクラウドファンディング
12/23(金)10:00スタート
リターン
3,000円
ご好意応援プラン
①感謝のメール
- 支援者
- 76人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年2月
5,000円
後押し応援プラン
①感謝のメール
②活動報告(報告レポートをメールにて7月あたりに1回送付)
- 支援者
- 64人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年7月
10,000円
共感応援プラン
①感謝のメール
②活動報告(報告レポートをメールにて7月・10月あたりに1回ずつ送付)
- 支援者
- 80人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年10月
30,000円
協働応援プラン
①感謝の手紙
②活動報告(報告レポートをメールにて7月・10月あたりに1回ずつ送付)
- 支援者
- 10人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年10月
100,000円
同志応援プラン
①感謝の手紙
②活動報告(報告レポートをメールにて7月・10月あたりに1回ずつ送付)
③会長の岩尾が完成した動画を基に、オンラインで難聴についての詳細説明をさせてもらい、ご質問等にも答えます(60分程度)
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年10月