みなさん、こんにちは!日本リザルツケニア所長大崎です。

本日は昨年、10月25日に開かれた結核クリニック譲渡式の様子を紹介いたします。

 

25日のお昼からは、結核クリニックの改修工事が完了したことを記念して、クリニック譲渡式を開催しました。前日は雨だったため少し不安でしたが、幸い天気にも恵まれ、約150名の方々にご参加いただきました。

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CHVによるダンスと共に、セレモニーの幕開けです。

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在ケニア日本大使館の植澤利次大使が到着すると、感謝の気持ちを込めて子ども達から花束が贈呈されました。

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会場はすぐに満席になり、テントに入りきらず立ち見になってしまった方々も。We♡JapanのTシャツを着ているのはCHVの皆さんです。

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セレモニーの余興として、結核に関する劇も行われました。男性に結核が発症して奥さんが狼狽えていると、村のヒーラーがやって来て、これは悪い魔術のせいだと叫びます。そこにCHVが登場し、これは医学で治る病気だからと、カンゲミ・ヘルスセンターに行くよう説得するというストーリーでした。

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劇が終わると、スワヒリ語を少し混ぜつつ、リザルツの紹介や、初めてこの地を訪れた時にクリニックがどのような状態だったかということを私からお話ししました。

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先ほどのマルチ・ステークホルダー会合でアクションプランを発表してくれたCHVのFredrick Oyugi氏からは、会合で話し合われた内容について参加者に報告を行いました。また、今回のプロジェクトが終了してもCHVとしての活動は続けていきたい、と宣言されました。頼もしいです。

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郡政委員(County Commissioner)Kangemi ChiefのNaman Karithi氏は、プロジェクトの実施場所としてカンゲミを選ばれたことに対して感謝の意を述べられました。

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Deputy County Commissioner(DCC)のSam Ojwang氏からは、CHVが活動する際の安全管理は郡政委員が責任をもって行っていくので安心してほしい、と力強い言葉をいただきました。

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ウェストランズ・サブカウンティMedical Officer of HealthのFlorence Namisi氏が、「このプロジェクトがカンゲミにもたらした、そしてこれからもたらされることになるRESULT(成果)は、RESULTS Japanによるものだとずっと語り継がれていくでしょう」とお話されると、大きな拍手が沸き起こりました。

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ナイロビ・カウンティDeputy County Director of Medical ServicesのCarol Ngunu氏は、2010年の憲法改正によって州がカウンティに再編されて以来、地方分権化のもとでヘルス・サービスの模索を続けているが、CHVなしには住民に対して十分な保健サービスの提供は実現しえないだろう、とCHVの活動の重要性について語られました。

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STOP TB Partnership Kenyaの理事で、保健省国家結核・ハンセン病・肺疾患プログラムHead of Prevention and Health PromotionのSamuel Misoi氏は、ケニアの結核問題の変遷についてお話しされました。
1990年代、ケニア全体で結核患者は1万人以下でしたが、HIVの感染拡大にともなって、2007年には結核患者数が11万6000人と爆発的に増加したそうです。この問題を解決していくために、国内で子ども用の結核治療薬(child-friendly medicine)を普及させるなど国家戦略を実施していくと同時に、日本を含む諸外国と積極的に協力していく必要があると熱く語られていました。

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最後のスピーカーは、在ケニア日本大使館の植澤利次大使です。大使は先日ナイロビで開始されたTICAD VIに触れ、アフリカにおける保健システム強化の重要性についてお話しされました。また、「この結核クリニックはナイロビの他の大きな病院に比べると小さいかもしれないが、カンゲミでサポートが必要な方々にとっては非常に大きな意味を持つことなるだろうと、今日ここに来て強く感じた」とおっしゃられました。
大使はスワヒリ語が非常に堪能で、スピーチの間、絶えず参加者から拍手が送られていました。

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全員のスピーチが終わると、結核トレーニング修了証の授与を行いました。ナイロビ・カウンティのCarol氏から3日間のトレーニングを受けたCHVに、植澤大使から全12日間の研修を実施した講師の方々に修了証が渡されました。

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セレモニーもいよいよ大詰め。サブ・カウンティのNamisi氏、カウンティのCarol氏、保健省のMisoi氏、日本リザルツの白須代表の4名でテープカットを行いました。この瞬間は、やはり嬉しいですね。

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サプライズで、ケニア国旗と日本国旗が描かれたケーキも登場。サブ・カウンティからのプレゼントです。

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最後に、全員で記念撮影を行い、クリニック譲渡式は幕を閉じました。実は右側や奥にも多くの方々がいたのですが、多すぎてフレームに収まらず、実際の盛り上がりをお伝えできないのが残念です。

今後はこの新たなクリニックで、より多くの方々が安心して検査や治療を受けられるようになれば、これ以上嬉しいことはありません。目指すはZERO TB DEATHS!

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