５つの海のスナメリたち　その２

前回（その１はコチラ）の続きです。

 

 

 

瀬戸内海は4,900頭と一見多そうに見えますが、

本編のクラウドファンディングページに書いた通り、

1970年代からの20年間ほどで瀬戸内海西部ではスナメリの数が約70%に減り、

中部～東部ではなんと4%まで減ってしまいました。

 

他の4つの海域では、瀬戸内海ほど過去にスナメリの数が激減したことはありません。

 

やはり「瀬戸内海」という、

日本有数の工業地帯かつ人間が数多く暮らす地域に囲まれており、

そういった排水が周辺の山地から643個もの川を伝って

年間50兆リットル以上の水が流れ込む環境でありながら、

日本で最大の閉鎖性海域（地形などによって海水の出入りが少ないエリア）であることが、

スナメリ激減をもたらした大きな要因でしょう。

 

 

 

ところで、

スナメリの生息地はなぜ日本周辺全体ではなく、

5つの海域に分けられているのでしょう？

 

 

さて、この続きはまた次回に！

お楽しみに！

 

 

 

 

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