【タバラーメン誕生秘話②】

こんにちは！タバラーメンプロジェクトの川嶋です。

 

昨日と今日と、タバラーメン開発の経緯と裏側を皆様にご紹介させていただきます！

1日目は、保坂さんと坂本さんが丹波山村で鹿のラーメンを作るに至った経緯をご紹介しました。

2日目の今日は、タバラーメン開発の裏側にせまりたいと思います！

丹波山村を代表する鹿を使ったラーメンを作りたい、と一致団結したお二人。

どのようにして、あの鹿出汁が出来上がったのでしょうか…？？

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

鹿骨出汁は美味しい。だからおそらくラーメンにしても美味しい。

坂本さんは料理のプロですがラーメンについて素人、試行錯誤を繰り返しがはじまりました…

 

一体何キロの鹿骨を煮込んだことでしょう。

そして、何杯の鹿ラーメンを食べたことでしょうか。

 

最初は全く味が整わず。美味しいはずの鹿骨はどこか遠くにいっていまいました。

それでもどうにか味を調えそれなりの味になった！とけものみちメンバーをよんで試食会。

 

「おいしいっ！」の言葉を聞くつもりで準備していたお二人の気持ちをまったく考えないメンバー。

 

「鹿ラーメン食べてる感じがしない」

「スープが薄っぺらい」

「全体的に物足りない」

「ラーメン食べた感じがしない」

 

思い返しても本当にひどいですね…。

 

たくさんのラーメンを作って試食して、いろいろな出汁を合わせて、苦労してできた一杯に対してさんざんなコメントを言うけものみちのメンバー。

 

坂本さんは夢までみるほどの悩んだそうです…

 

それでも、「鹿骨はうまい」これは間違いありません。

ですが、「おいしいっ！」と言ってもらえない鹿骨では意味がありません。

お二人はコメントを一から整理し、また新たに鹿骨出汁の試行錯誤が始まったのです。

 

コメントの整理をしてわかったことはダシが薄いという事。

ダシが薄いがゆえに、鹿ラーメン感を感じられなかったり、あわせダシの香りを強く感じてしまったりと、スープの薄っぺらさが生まれると考えました。

原価を顧みず、鹿骨量をこれまでの倍にしてスープを作ってみたところ…

 

これまでとは違う、とろみを帯びた濃厚な鹿骨スープが！！

 

 

一口すすると鹿の濃厚な甘みと、独特な香りが口いっぱいに広がります。

 

「よし！」

 

もう一度、けものみちメンバーとの試食。

 

「おいしい…！」

「鹿の甘味が、匂いが、すごい」

 

ほんとうにおいしかったです。前回とは明らかに違う濃さ。

鹿の味をはっきりと感じ、あわせダシとのバランスも完璧で。まさに鹿ラーメン！でした！！

 

こうして、試行錯誤を重ね鹿骨量は以前の2.5倍に、１杯に約800ｇの鹿骨を使うことに。

 ここまでくれば、あとは一杯のどんぶりでどれだけ鹿を感じていただけるかがポイント。

 

 

麺は鹿骨スープが良く絡む細麺を特注、その麺の上に特製の鹿そぼろ、白髪ねぎ、もやしをのせ、歯ごたえと鹿の風味どんぶり一杯にちりばめます。

そして極めつけに低温調理でじっくりと仕込んだ鹿のチャーシューをのせて、鹿のうまみがギュッと詰まったタバラーメンが完成したのです！！

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

いかがだったでしょうか？

タバラーメンの誕生には、ここでは表現しきれないほどの過程と想いがありました。

昨日と今日でご紹介したのはほんの一部です。

 

ぜひ、ご支援・応援してくださる皆様と丹波山村で、タバラーメンを手に直接お話できる日を楽しみにしております！！

 

タバラーメンプロジェクト