活動を通して感じる、音楽家として目指すもの。

 

高齢者施設でのワークショップ

 

 

 

今回は、ぼくが将来創りたいピアノの学校についてお話しますね。

 

ぼくは、音楽を演奏する上で

精神性を高めることは“伝わる音楽に”必要だと信じています。

 

たとえば、マザーテレサさん。

貧しい人のために生涯を捧げ、慈しみの心を持ち、惜しみない愛を与え続けた方。

その彼女がピアノを一音弾いたとしたら…

ぼくたちは感動すると思ったことがあるんです。

 

お釈迦さんもそう。

自分のためだけでなく、他者のために行動することの尊さを知る人の

振る舞いや言葉、その一つひとつは、

何気ない、他愛もないものも

その人の持つ、圧倒的な存在感や佇まいが

後押しするようにぼくらの心を打ちます。

 

だから、心を清め、日々の生活で精進することを大切にしたい。

そういう音楽家で自らもありたいし、

「そういう音楽家を育てたい」という思いから学校を創りたいと思いました。

 

今は「こころの時代」と言われているのをどこかで聞いたことがあります。

ぼくは、どんなに時代が流れても、人の心を打つものは

なにも変わらないと思います。

 

日々に追われ、皆それぞれがなんらかのストレスを抱えながらも、

ふと立ち止まって、周りの人を見ること、

声をかけること、目が合えば微笑んでみること。

 

そういう人を見るとこちらまで勇気付けられることも。

そんな人間になりたいと思い、そのためには自分自身の「心のあり方」を育む力が必要だと思っています。

 

そんな中ぼくが取り組んでいることのひとつにあるのが、「瞑想」。

そしてこの「禅的精神」こそ、日本人の誇りであり、

心を大切にするこれからの時代にもっと必要とされるものだと思います。

 

また、ピアノの音が脳に与える良い影響は、

世間で広く知られ、注目されています。

最近のぼくの活動では、重度認知症の音楽現場でセッションをさせていただいたり

精神科のデイケアの方々に演奏を聴いていただいたりしています。

 

そこでは、重度認知症の方々の覚醒を促しながら、

ご高齢の皆さまご自身の判断と意思が次第に目覚め、

お互いに聴き合いながら、深い音楽空間を作りたいと思っています。

 

いち音楽家として、人として、できることがまだまだたくさんあると日々感じています。

世の中の音楽の学校で精神的なことを教えている学校は、

今のところ、ぼくが世界中どこを探しても全くありません。

 

だからぼくは、精神的なところを土台にした

学校を創りたいと思っています。

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