前に進むためのはじめの一歩
こんにちは。大槌みらい新聞の小澤房子です。昨日プロジェクトの公開後、さっそくご支援いただき、またたくさんの方にプロジェクトを広めていただき、とても感謝しています。これからどうぞよろしくお願いします。
今日はわたしが大槌みらい新聞で活動をすることになったきっかけをお伝えします。
カメラを趣味として5年になろうとしてしてた矢先、あの3・11がこの町を襲いました。私の家はかろうじて津波から免れたものの町の変わり果てた姿に愕然とし、しばらくはカメラを持ち出す気力もありませんでした。
(2012年6月 大槌町)
震災から1年半が過ぎた頃に、大槌みらい新聞主催のワークショップがあることを人づてに聞き、自分の気持ちを前向きに切り換えようと思い切って参加しました。
参加して大槌みらい新聞が他県のボランティア、大学生の手によって作られてることに衝撃を受けました。地元にいながらにして何も出来ないでいる自分が情けないと感じた瞬間でもありました。
そんな時に大槌みらい新聞から町民レポーターのお手伝いのお話がありました。日頃より文章表現を苦手としていた私でしたが、震災の爪痕から私が立ち上がれたのはカメラがあったからと・・・。カメラを通してお手伝いできることが私に与えられた任務のような気がしました。
(写真ワークショップの様子)
11月から大槌みらい新聞のスタッフとして活動をすることになり、何の知識もなく、無我夢中でワークショップの講師などを務める中で、「カメラは触ったこともない」「文章は書けない」と強く拒否されたりすることもあり、私にはこの仕事は向いてないのではないかと落ち込むこともしばしばでした。
そんな時に「津波で写真を全部流されたから写真を写したい」「たくさん写真を写して写真展やりたい」との声が聞こえてくるようになりました。これは嬉しい言葉でした。写真を通して徐々に苦手なレポーターに挑戦してくれる人も増えてきました。
はじめは電源の入れ方はもちろんの事、カメラの持ち方もわからない方がほとんどでした。
今では真剣なまなざしと、写した後の笑顔は何にも変えられない私の励みとなってます。カメラを通して私は震災で受けた心の傷から立ちがる事が出来ました。
(ワークショップで写真を撮る90歳のおばあちゃん)
東北の冬は長くて厳しい寒さです。カメラは無理なく自然体で向き合える趣味だと思ってます。おじいちゃん、おばあちゃんの生きてきた証をカメラを通して表現することでたくさんの宝物が見えてくるような気がします。
私がカメラから元気を頂いたように、おじいちゃん、おばあちゃんにも元気を分けてあげたいと思ってます。カメラは前に進むための 初めの第一歩だと思っています!是非、是非皆様からのお力をお貸しいただけたらと思ってます。どうかよろしくお願いします。
(大槌みらい新聞 小澤 房子)
リターン
3,000円+システム利用料
・写真展の会場にお名前を掲載します
- 支援者
- 49人
- 在庫数
- 制限なし
5,000円+システム利用料
・写真展の会場にお名前を掲載します
・ポストカード
- 支援者
- 64人
- 在庫数
- 制限なし
20,000円+システム利用料
・写真展の会場にお名前を掲載します
・ポストカード
・展示写真を全て収録したCD-ROM
- 支援者
- 12人
- 在庫数
- 制限なし
50,000円+システム利用料
・写真展の会場にお名前を掲載します
・ポストカード
・展示写真を全て収録したCD-ROM
・スタッフTシャツ
- 支援者
- 4人
- 在庫数
- 制限なし