池間島の美しい自然と暮らしを守る、タマヌオイルを商品化したい

こんにちは、ヤラブの木の三輪智子です。

 

昨日開始したばかりのクラウドファンディングですが、もうすでに100名を超える方にプロジェクトページを訪れていただいています。シェアやいいね！をしてくださった皆様、まことにありがとうございます。

 

さて、今日もヤラブの種集めをしてきました。

ヤラブ（テリハボク）は、年に２回、春と秋に実をつけてくれます。今年は春の実が不作だったのですが、ちょうど今、島のあちこちで秋の実が熟してきています。熟れた実やコウモリが食べた種がぼとぼと落ちてきて、回収が追いつかないほど。そこで今日は、「種集めお手伝いするよ～」と声をかけてくださった、池間島でお世話になっている方と一緒に種を拾ってきました。　

 

 

わたしたちの「タマヌオイル」づくりは、樹木の花や実を摘んで使用するのではなく、コウモリが果肉をかじって落ちた種、または熟して落下した実を集めて使います。ですので、既存の資源に一切の負荷をかけません。収奪型ではない原料調達様式である点がこのプロジェクトのユニークな点の一つです。

 

 

強力な農薬を使用する農地（タバコ栽培など）周辺では、コウモリのかじり跡が見られない、という報告もありますが、コウモリが果肉をかじってくれると、種が乾燥しやすく、虫やカビも入りにくく、殻も割りやすいというメリットが多いのです。（コウモリのかじり跡は、農薬や除草剤が使われていない場所から種を集めるための、ひとつの指標にもなります。）そのため、わたしたちはコウモリが果肉を食べてくれた種を優先的に拾い集めています。

 

こうして拾い集めた種は、割りやすくするためにしばらく天日に干して乾燥させます。

 

 

次回は、島のみんなでおこなう種割りのことを紹介したいと思います。