こんにちは、ヤラブの木の三輪智子です。

 

クラウドファンディングを開始してから4日目ですが、たくさんの方にプロジェクトを紹介していただいたり、早速ご支援をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

応援のメッセージも大変励みになります!応援してくださるみなさまのご期待に応えられるよう、引き続き頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、今回は池間島の「タマヌオイル」ができるまでの工程をご紹介をしたいと思います。

年に2回、春と秋に自然落下するヤラブの実を拾い集める、という話を前回の記事に書きました。

 

この写真は、2015年に「よみがえりの種プロジェクト」で島の在来樹木の種を子どもたちと一緒にあつめていた頃のものです。「よみがえりの種」については別の機会に詳しく紹介したいと思います。

 

拾ってすぐの種は、殻を割ると特有の樹脂(ヤニ)が出てしまいます。私たちはこのヤニに含まれる有効成分をオイルと一緒に抽出したいので、ある程度乾燥させたものから殻を割っていきます。殻割りは、専用のくるみ割りのような道具もあるのですが、トンカチで割るのが楽だという意見が多いようです。

 

 

雨で畑に出られない日、夜、テレビを見ながら、昼下がり、公民館に集まっておしゃべりしながら・・・思い思いに、出来る時に、好きな場所で割ってもらいます。そしてこれらの種拾いと殻割り作業は、重量あたりの買取制で進めていく予定です。

 

 

殻を割った種(仁)は、洗浄して乾燥させます。虫食いやカビがついた種子を取り除きつつ、じっくり時間をかけて太陽光で乾燥させます。

食品乾燥機を使って乾燥させてみたこともあるのですが、急速に乾燥させようとすると、やはり樹脂が吹き出してきてしまいます。また、熱を加えることで、オイルに含まれる有用成分が損なわれてしまう恐れもあり、加熱式の機械の使用は避けたいところです。

マカダミアナッツのような、クリーム色だった種がこげ茶色になるまで、天日乾燥では2カ月~3カ月かかります。それでも、太陽光と海の風で、じっくり、ゆっくり乾燥させるのにはこのような理由があるのです。

 

 

ここまでくると、やっと油を搾ることができるようになります。

本来ならば、搾油機を導入して池間島でオイルを搾りたいのですが、機械が高額(約300万)のため、現在は新潟県にある福祉作業所さんに搾油を委託しています。

搾油は、加熱処理などをせず、伝統的な玉絞り(直圧式圧搾)によるコールドプレス製法で搾れる機械を使用して行われます。ここでも、じっくり、ゆっくりと時間をかけて非加熱のオイルを抽出します。

 

写真は、佐賀大学唐津キャンパスの研究室へお邪魔して、テスト搾油をしていただいたときのもの。種集めから殻割り、乾燥、と手間暇かけて準備してきた種からオイルが出てくる瞬間は、感動的でした。

 

このようにして、多くの人の手と時間をかけて、池間島のタマヌオイルはつくられます。タマヌオイルをお使いいただく折には、このような製作の過程も想像していただけたら大変うれしく思います。

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