伝統工芸に宿る日本の思いやりの心を動画で多くの人に伝えたい

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支援総額

1,078,000

目標金額 1,000,000円

支援者
17人
募集終了日
2019年5月31日

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2019年05月08日 11:11

【過去取材先レポート①】江戸切子

▼江戸切子とは(歴史)

わが国での製作は天保5年(1834年)に、江戸大伝馬町のビードロ屋加賀屋久兵衛が

金剛砂を用いてガラスの表面に彫刻したのが初めてと伝えられています。

 

 

明治6年(1873年)、品川興業社硝子製造所(現在の品川区北品川4丁目)が開設され、

明治14年には切子(カット)指導者として英国人エマニエル・ホープトマン氏を招き、

十数名の日本人がその指導を受け、現代に伝わる江戸切子の伝統的ガラス工芸技法が確立されました。

 

この頃からカット技術の進歩とガラス器の普及によって切子が盛んに作られるようになり、大正時代になるとカットグラスに使われるガラス素材の研究や、クリスタルガラスの研磨の技法が開発されるなどして、江戸切子の品質はさらに向上していきます。

 

大正時代から昭和初期にかけて工芸ガラスといえば「カットガラス」といわれるほど急速に、かつ、高度の発展を遂げ、わが国における第一次の全盛時代を迎えました。

 

そして江戸切子は昭和60年に東京都の伝統工芸品産業に指定、平成14年には国の伝統的工芸品にも指定されるに至ったのです。

 

江戸切子の将来としては、かつてないガラス工芸発展の時代に、美しさと品質を追求したガラス工芸品として江戸切子の伝統を長く保存育成する事を目指しています。

 

▼製作工程

江戸切子の製作工程は、大きく6つに分かれています。

①割り出し

カットの目安となる縦横の印を付ける。

②粗摺り

ダイアモンドホイールに水をつけながら硝子を削り、大まかなデザインを決めていく。

③三番掛け

ダイアモンドホイールに水をつけながら粗摺りをもとに、より細かくなめらかなカットを施す

④石掛け

人工砥石や天然石に水を付けながら加工し、カット面をよりなめらかに仕上げていく。

⑤磨き

木盤や樹脂系パッド等に水溶きした研磨剤をつけてカット面の光沢をだす。薬品に浸して光沢をだす(酸磨き)方法もある。

⑥バフ掛け

フェルトや綿など繊維の回転盤に研磨剤として酸化セリウムを水溶きしたものをつけ、磨きの仕上げをする。

 

 

▼国が指定する伝統的工芸品に指定されています

繊細さと艶やかさを合わせ持つ日本の切子。国内だけではなく、海外での人気も根強いものがあります。

 

江戸時代の商人が編み出して現代に至るまで受け継がれてきた江戸切子。

「伝えたい」「遺したい」そんな強い思いがそれぞれの歴史に込められています。

 

これまでの伝統技術を大切に受け継ぎ、新しいものも取り入れながら進歩していく切子の文化。今後の発展がとても楽しみな物のひとつと言えるでしょう。

 

しかしながら江戸切子には伝統工芸品であるがゆえの課題もあります。

後継者の不足や原材料の確保が困難になっていることなどです。

 

あの凛とした輝きある美しい江戸切子をこれからも楽しめるよう、見ているだけでなく

実際に手にとって使うことで応援していきたいところです。

 

リターン

5,000


【10名限定】伝統工芸師さんからの直筆お手紙コース

【10名限定】伝統工芸師さんからの直筆お手紙コース

①寄木細工 ②小田原漆器 ③鎌倉彫 の伝統工芸師さんから、直筆のお手紙をお届けします。
伝統工芸師さんの温かな思いを身近に感じることができます。
(上記3名の工芸師さんから1名お選びいただけます)

申込数
3
在庫数
7
発送完了予定月
2019年8月

10,000


日本の伝統工芸品を守るための大応援コース

日本の伝統工芸品を守るための大応援コース

感謝の気持ちを込めた手紙と、伝統工芸品1品(小物)をお送りいたします。
(工芸品は①寄木細工 ②小田原漆器 ③鎌倉彫 のいずれかランダムでのお届けとなります。)

申込数
3
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年8月

5,000


【10名限定】伝統工芸師さんからの直筆お手紙コース

【10名限定】伝統工芸師さんからの直筆お手紙コース

①寄木細工 ②小田原漆器 ③鎌倉彫 の伝統工芸師さんから、直筆のお手紙をお届けします。
伝統工芸師さんの温かな思いを身近に感じることができます。
(上記3名の工芸師さんから1名お選びいただけます)

申込数
3
在庫数
7
発送完了予定月
2019年8月

10,000


日本の伝統工芸品を守るための大応援コース

日本の伝統工芸品を守るための大応援コース

感謝の気持ちを込めた手紙と、伝統工芸品1品(小物)をお送りいたします。
(工芸品は①寄木細工 ②小田原漆器 ③鎌倉彫 のいずれかランダムでのお届けとなります。)

申込数
3
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年8月
1 ~ 1/ 11

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