これ以上増やさない～野良猫に避妊去勢手術をし、あたたかい家へ

今日はまたもや、嬉しいレポートです。

 

今月、子猫の阪神（はんしん）が新しいお家にもらわれることになりました！

名前は神戸から種子島へボランティアに来てくれた友人が、この名前なら誰かが面白いねってなびいてくれるよ♪、と名付け親になってくれました。

　　　

阪神が我が家に来たのは昨年6月のこと。子猫4匹を一緒に保護しました。

こんなに小さかった時です。兄弟ですが、みんな色とりどり、個性があってとてもかわいらしかったです。

　　　

 

来たときはやはりノミダニだらけ、親とはぐれてかなりの時間が経っていたようで、小さい体は既に貧血や脱水になって、あばら骨が浮くほど痩せていました。かわいそうに体中には黒ゴマをふりかけた様なノミの糞だらけ。早く清潔にしてあげないといけません。ミルクをあげながら仕事（保護猫の費用の捻出のために昼夜と働いています）、帰ってから集落のサクラ猫のえさやり、保護猫の世話など終えてから、4匹をお風呂、ドライヤー、暖かくして、はいミルクと、徹夜で格闘したのもいい思い出です。

 

　 

　洗っていると血の混ざったノミの糞でお湯が濁ってました

　　

この時の4匹、1匹はミルクを飲まず翌日に即入院、残念ながら2日後病院で亡くなりました。その子は珍しい三毛のオスでした。もう1匹のキジちゃんも下痢が続いていて病院に連れて行ったのですが、悲しいことに生き残ることができませんでした。兄弟で生き残れたのは、阪神と茶色いキジの阪急（はんきゅう）の2匹です。

 

ある獣医さんが書かれていた記事によると、「野良猫は外で見るとのんびりしてそうに見えますが、家の中で飼われている猫の寿命は15～20年なのに対し、野良猫の寿命はは2～3年と思われます」とのこと。成猫になることができた子さえ、数年しか生きられない。子猫ならなおさらです。

毎回、子猫がうちに来たときは、よく生き延びていてくれたと、一生懸命育てます。

　

　　　　

兄弟の阪急と一緒に過ごし、ルームメイトの動物たちにお世話され、可愛がられて育ちました。新しいおうちでも、きっと大切にされるでしょう。

一番手前が阪神です。

　  　

　　

実は、阪神は猫エイズ・白血病の検査の際、「エイズは陰性、白血病も陰性だと思うんだけれども判定キッドが擬陽性になっています、ちょっと不明瞭。1ヶ月後に再検査して判定しましょう」と獣医さんに言われ、譲渡を再検査が済むまで待って頂いておりました。里親さんは待っている間に、近所の神社に『阪神が健康でありますように』と家族でお参りしていたそうです。そして待ちに待って、再検査が21日(木）でした・・・

 

     　　　

結果は陰性！陽性でなくてよかったです。

里親さんも喜んでくださり、「1日でも早くお迎えしたいです！」とのこと。本当に嬉しいお言葉です。

 

と言う事で、阪神は本日23日（土）に、大阪の新しいおうちへ行きます。

幸せになってね、はんしん！そしてありがとう、はんしん！

   　　　　　

※はんしんの手術費用は里親様が負担してくださったため手術費は移行となり、自宅の手術予定の猫は13頭から12頭に変更となります。

下記の費用を、今回のプロジェクトで予定している猫以外の野良猫の手術費(必要な場合は医療費）に移行して使わせて頂きます。

 

手術費移行　1頭目：幸ちゃん　メス　16,500円（譲渡）

　　　　　　2頭目：はんしん　メス　16,500円（譲渡）　　計33,000円