多重多頭飼育崩壊の現場。一刻を争う避妊去勢・初期医療のご協力を！

タイトルにも書いたけれど・・・

母親としての痛み（かなり切ない写真がありますが行政機関の方には特に見て欲しい）

自分が多頭飼育崩壊になりそうかもと持っている人にも見てほしい

一番わるいのは飼い主である事に変わりはないのですが

犬と違って猫の出産は1年で３、4回もあるわけです

 

当然乳腺腫瘍のリスクもあるのですが

それ以前に多頭飼育崩壊である乳腺炎による破裂は

子供を産んだ母として

人ではなく猫であっても

生ある生き物として

あまりに悲しく、切ない現実です

 

神奈川県にしても

茨城県にしても

どこの行政でも

崩壊現場からの引き取り依頼があれば

まずは飼い主として新しい飼い主探しを促すのは当たり前の事

安易な飼育放棄を認めるわけにはいきません

 

だからと言って

収容できるまでの期間を

飼い主だけに任せて現場確認をしないのはあり得ないと思うのです

 

その間に途方に暮れた飼い主が

ボランティアに相談して結果ボランティアが対応して

いわゆるボランティアへの丸投げ

気がつけば案件がなくなり「あ〜よかった」と、なりがちです

 

または、「収容ができるまでは飼い主の責任で

病気になろうが仕方ない」

「病気だからと、保護を優先するわけでなく

強制退去で保護しなくちゃいけない」

（神奈川県動物愛護センター課長と動物保護班の班長さんの言葉）

これだって、強制退去の日まで飼い主に里親探しを・・・と

飼い主のいうままの頭数は蓋を開けると倍以上の頭数が出たり

確認が甘いのはいうまでもない

 

相模原市は市民の方から相談が来ると相談サポーターに

間に入ってもらいながら行政と一緒に対応をしている

 

最近ではコロナ禍で相談会も譲渡会も中止なので

相談が入り、行政だけで手に負えないと

サポーターに連絡が来て

避妊去勢手術のお手伝いをしたり

地域猫制度を説明したり

最近では、猫を保護した人

猫を手放さなければならない人に対して

ボランティアが開催しているいくつかの譲渡会を案内して

対応してもらったり

収容するまでの期間にできることを

行政とボランティアが一緒に行っている

 

 

動物の保護活動には

行政・獣医師・ボランティアの協力は不可欠なわけで

それが実現できないのがとても残念でなりません

 

 

そして、今回茨城県の猫さんをご紹介します

 

ももちゃんといいます

 

レスキュ前夜に子猫を３匹産み落としましたが

１匹は、奇形で生まれた為育つことができませんでした

そして生き残った乳飲み猫も

お母さんの紫空の状態が悪かったことから

生まれてわずか数日・・・

もう1ひきも敗血症でなくなりました

 

未熟児の生まれて

おっぱいを吸う力も無く乳腺炎で発熱の母猫

治療開始して数日後には

張った胸が裂けてしまいました

最後まで残った子猫はカテーテルでの授乳で頑張ってはいましたが

兄弟の元へ旅立ちました

 

たった一人残ったママの胸の痛々しいこと

自分の胸が痛くなります

ママの処置のために消毒をする際も

本当に切なくて泣きたくなります

 

母親として

子供を産んで空気でさえ痛くて泣きたくなった

胸の張を思い返しました

 

 

飼い主がいけないのは確かです

 

でも未熟児で生まれて

母猫は栄養失調で発育不良に陥った子猫達

を飼い主の責任と放置するのは

違うと思うのです

茨城県の子猫は１ヶ月半でわずか２３５g

 

 

厚木１５７匹

飼い主が飼育放棄を申し出てから生まれた子猫は３０匹以上

堕胎した子猫の引数は５０匹を超える・・・

 

 

 

動物に必要な配慮をまとめたものが「５つの自由」

・飢えや渇きからの自由
・不快からの自由
・痛み、外傷や病気からの自由
・本来の行動する自由
・恐怖や苦痛からの自由

 

できる事があるのに

初めからしないのはおかしい

 

動物愛護センターで

現場で健康管理をして、治療する獣医師

現場でお世話を頑張ってくださっている技術員さん

は、本当に限界以上に頑張ってくださっておりますが

 

収容前の対策を言えばボランティアの力はいりません

ボランティアさんが勝手に動いてボランティアさん同士で連携をしてくれるのは構いません

土日の譲渡会をといえば、職員は疲弊して私たちだって頑張ってるんですよ。そんな中で土日の譲渡会なんかできません

 

 

あ〜言えばこういう・・・

平日、のらりくらりと事務をしている課長や班長と話しても

何も変わらないけれど

 

収容を先送りにするだけだから

未熟児や発育不良で亡くなる命があるという事

 

子宮蓄膿症での妊娠など・・・のリスク

 

どうか知ってください

 

 

 

 

 

 

 

 

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 痛くて

熱も出て

ご飯も食べられなかった

桃ちゃんですが

 

獣医師の治療で

やっとごはんをたべはじめました。

ちょこママ宅でいただいた、プラケージで

皆様にご支援いただいた

美味しいご飯をたべはじめています。

 

あと、傷が閉じていくのを

消毒、投薬しながら見守ります