支援者のみなさま

 

明けましておめでとうございます。
Teach For Japan代表の松田悠介です。

 

旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。

本年もご支援、ご協力の程、よろしくお願いいたします。

 

おかげさまでTeach For Japanは5年目の挑戦に臨もうとしています。
今振り返ると何もないところからただただ前を向き全力で走ってきた4年間でした。

 

Teach For Japanのモデルが日本で実現できない理由のほうが多く、それでもみなさまのお力添えをいただきながら、フェロー2期生も学校現場に入り、少しづつ教育現場にインパクトを出せるようになってきていると実感しております。
本当に皆さまからのご支援に感謝しております。

 

5年目を迎えたTeach For Japanは様々な挑戦をしていく所存です。
1つは、優秀で情熱のある人材を、厳しい環境にいる子どもたちが多い学校に配置していくNext Teacher Programの充実です。
学校現場に赴任するフェローの数だけでなく、フェロー養成、サポート体制の拡充をして参ります。

 

さらに今年は、特別免許状制度を活用して参ります。
教員免許を持っていない人材に教員免許を付与し、中学校英語の教師とし現場に立ってもらう。


この制度は過去25年間、運用実績はほぼないというものでした。Teach For Japanは教育委員会との信頼を築きあげ、連携を強化した結果、来年からこの制度の活用がスタートします。


これにより、教員免許を持っていないが、多様な国際経験を持つ人材や、民間企業経験とリーダーシップを併せ持つ人材が教育現場に入ることができる。
そうすることによって現場の風通しをよくし、厳しい環境にいる子どもたちに多様な学びを提供していくことができると思っております。
この特別免許状制度を活用し、来年度から赴任するフェローは2名おりますけれども、この制度を活用して教師になる人材も拡大していかなければならないと思っております。

 

教員の質の低下が叫ばれている中、既存の教員養成の在り方のみでは不十分な部分が出てくると感じており、この特別免許状制度の活用というのは非常に画期的かつ重要なものであり、そこを広げていく必要があると考えています。

 

その上で、来年度からプログラムの効果測定を開始していきます。
教育委員会、自治体、慶應大学と連携しながら、プログラムを通しての成果、特に免許をもっていない人材であっても教育的効果がどれぐらい出せるのか、子どもたちの学力伸張や学習意欲の変遷、また360°評価を通しエビデンスに基づいたプログラム成果の測定をしていくこともスタートします。
ここである一定の教育的成果をあげることができれば、特別免許状制度普及の後押しになるでしょう。


またこうしたエビデンスに基づいた効果測定が説明責任を果たしていく上での一助になるのみならず、我々のプログラムを改善していく貴重な情報となりますので、しっかりと効果測定に取り組んでいきます。

 

最後に、今年は政策提言にも本腰を入れて取り組んで参ります。
フェロー1、2期生合わせて24名、3期生も30名の採用を目指しておりますが、彼らが与えるインパクトは数百名の子どもたちにとどまってしまいます。

 

私たちのビジョンである「すべての子どもたちにすばらしい教育を提供する」ということを実現するためには、我々のフェローを通してのインパクトだけでなく、どう既存の教員採用・養成を抜本的に変えることができるのかが非常に重要になってきます。

 

さらに昨年より、私は奈良市の教育振興委員会に参加させていただいていております。
そこで奈良市の教員採用・養成における課題抽出、そして理想と現実のギャップを埋めていく施策の提言を進めていきます。
奈良市の教員1600名を対象に意識調査、アンケート調査を進めておりますし、教員の方へのインタビューを通して、現場の先生たちは具体的に何を課題として感じているのかを整理しております。
教員の多忙化がなぜ起こるのか、どういった業務が意義があって意義がないのか、教員養成・研修に提供されている内容に意味があるのかを整理をし、課題を抽出した後ににそれを解決していく施策を奈良市の教育五カ年のビジョンにいれていきたいと考えております。


こういったことをことを通してTFJ単体が出せるインパクトを拡大していくというところにも力をいれていきます。

 

しかしそのためには課題もたくさんあります。
安定した資金基盤をどう築いていくのか、優秀な人材をどう採用するのか、そして教育委員会との連携をどう強化していくのか、課題はまだまだたくさんございます。
もちろん我々は、一つ一つの課題を乗り越えていくべく全力を尽くしていきますが、皆さまからのお力添えをいただきながら形にしていきたいと思っております。

 

2014年もあっという間にすぎてしまい、5年目の2015年もあっというまに過ぎてしまうのではないかと考えておりますが、その中でも挑戦をしつづけ、すべての子どもたちの教育環境を改善していくことに全力をつくして参りたいと思っております。

教育は国づくりの根幹であり、教育は人なりであります。


是非、皆さまからのフェロー候補のご紹介、ご寄付などを通して、皆さまと一緒に一人でも多くの子どもたちに素晴らしい教育を提供できるように、お力添えをいただければと思っております。

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
松田悠介

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