ウクライナ・コンゴ危機|「いのち」を守る緊急支援

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2022年07月16日 07:00

【活動インタビュー】現地スタッフにお話を聞きました!

 

「ウクライナ・コンゴ危機緊急支援」のウクライナ事業は、ハンガリーを拠点とし、ハンガリー・ウクライナの2か国で展開しています。

 

今回のブログでは、その最前線となる現場で活動しているコーシャさん(ハンガリー事務所所長)へのインタビューを実施しました。

 

ハンガリー・ウクライナでの緊急支援活動を初期から支え、現在では現場の統括から炊き出しのお手伝いまでされているコーシャさん。コーシャさんが描く「支援のその先」や、現地のニーズに合わせるために、これまで支援の形を模索してきたという、現場の裏側や活動への想いを語っていただきました。



 

 

— まずは自己紹介と、テラ・ルネッサンスの現地スタッフとして働くことになったきっかけを教えてください。

 

私は生まれも育ちもハンガリーで、母が日本人、父がハンガリー人の家庭で育ちました。学生時代に起業して、ハンガリー外務省やハンガリー政府の公的機関などで働いていました。あとは、外交官として13年間日本に駐在していた時期もあります。

 

そして、ウクライナ情勢に対して自分は何か出来ないだろうかと模索していた時に、知人から紹介してもらって、テラ・ルネッサンスとの縁が生まれました。それ以降、三月中旬よりハンガリーおよびウクライナでの現場責任者として、テラ・ルネッサンスの活動を行っています。

 

【優しい雰囲気で、時には熱く語ってくれたコーシャさん】


 

—ありがとうございます。私が支援の中で印象的なのは、コーシャさんのハンガリーの繋がりで、支援の輪がどんどん広がっている事です。支援してくださるハンガリーの方々からは、どのような声が寄せられていますか?

 

そうですね、「大変だね、頑張っているね」っていうのは普通の声としてよく耳にしますが、「今ウクライナ国内に行けるんだ」という驚きの声が一番よくあります。

 

実は、ハンガリー国内で支援活動を行っている人・団体はたくさんあるんですよ。なので、テラ・ルネッサンスで活動を開始した当初は、効果的にお金を使う選択肢の1つとして、集めたお金をすでに活動している団体や財団に寄付することも考えていました。


 

【コーシャさんの繋がりで、支援して下さったハンガリーの方々】


 

_そうだったんですか。現在、テラ・ルネッサンスは現地で直接的な支援活動を行っていますが、これは当初の想定と大きく異なる形で活動しているということですね。他団体に寄付する方法ではなく、ハンガリーに事務所を設立し、最前線のウクライナにも入国して支援をするようになったのはなぜですか?

 

まず先遣隊(*)とハンガリー側でどんな支援がどこで求められているのか明らかにするため、「ニーズ調査」を行いました。例えば、ハンガリーで活動している団体に話を聞いたり、難民センターやウクライナとの国境沿いの地域を視察したりしました。

 

その結果、ハンガリー国内では、テラ・ルネッサンスの集めたお金を欲しいという団体はあっても、切実に支援を必要としている場所を見つけることはできませんでした。なので同じお金でも、最も効果が上がるところを探してみようということになって、ウクライナも視察する事になりました。

 

*3月17日より、現地のニーズ調査および関係構築を行うスタッフ二名を、先遣隊としてハンガリーおよびウクライナに派遣しました。

 

【駅構内では多数の支援団体やボランティアが難民を出迎えている】

 

ウクライナを視察する前の僕たちのイメージでは、ウクライナにも避難民の方が生活が出来るような施設があって、そこにボランティアさんがいる、と想像していました。しかしいざウクライナ西部を調査してみると、地元の高齢者と国内避難民しかいないし、活動している団体もほとんどない状況に驚きました。

 

その時に、ウクライナ西部にいる、支援に取り残された人々に支援を届けるためには、私たちが直接ウクライナ国内に入り、独立した支援をやるしかないな、となりました。

 

【先遣隊の吉田さんと打ち合わせを行っている様子】

 

 

__コーシャさんと先遣隊がウクライナに入られた頃は特に、国外に避難した難民の情報は見かけても、国内避難民に関する情報を日本で耳にすることはほとんどありませんでした。その当時、外部の支援もない中で、ウクライナ西部の国内避難民の方々はどのように生活されてたのですか?

 

生活している場所は、整備された難民施設ではないのでトイレやシャワーもなく、段ボールを敷いて寝る、みたいな状態でしたね。食事に関しては、3食なんて全然ないけど、なんとか1日1食は食べているようでした。

 

【ある仮設避難所では約50人の避難民がスペースを分け合って滞在している】

 

結局誰がその食料を調達して届けているのかというと、徴兵の対象外になっている聖職者とそのネットワークでした。彼らが、毎日毎日ハンガリーまで食料の買い出しに行き、食料を車に積んでウクライナに戻って、一軒一軒各家庭を回って届けていました。

 

その様子を初めて見たときは「え?」みたいな感じだったんです。というのも、1箇所の施設に避難民が集まっている訳ではないので、「どこそこ村の誰々さん家に避難家族がいますよ」みたいな情報を1つ1つ集めて、片道約150kmの長距離を移動して食料を渡していくんです。

 

さすがにそれを、神父を含めた三人だけで行うのは「無理でしょ」というと、「無理でもやるしかない」と言っていて…。じゃあ、「誰か雇おうよ」と言っても、「雇うもなにも、ここ(ウクライナ西部)には誰もいない。動けない高齢者と避難民しかいなくて、動ける男性が本当に神父しかいないんだ」と聞かされ、支援と人手の必要性を強く感じました。

 

【食料支援を行っていたギリシャ・カトリック教会へ訪れた際の写真】

 

 

__それがテラ・ルネッサンスの現地パートナーのギリシャ・カトリック教会の皆さんだったんですね。お話を聞いて、緊急支援においてもニーズ調査をしっかり行う重要性を感じました。日本ではまだ、国内避難民の方が置かれている現状を知らない方もいると思うので、これからそういった面を伝えたいと思います。

 

現場のニーズを調べず、遠く離れたところで、支援の形が決められてしまうのは、とても残念だし、もったいないと思います。もしそのような、あまり効果のあがらない支援に投入される資金をテラ・ルネッサンスのような現場主義の団体が活用できれば、ウクライナ国内での活動の数年分の財源にもなるし、予算の問題で今は出来ないようなプロジェクトができるのに、と思ってしまいます。

 

でも現場のニーズを伝えている情報がそもそも、ウクライナを出てしまうと少ないですよね。だから、そのような効果のあがらない支援に乗っかっちゃう人もいると思うので、情報をしっかり発信する広報の仕事も大事ですね。


 

__コーシャさん個人の支援のモチベーションと、支援の目標を教えてください。

 

テラ・ルネッサンスや市民団体にとって、支援金は生きたお金です。つまり、エクセルシート1行分の「数字」ではなく、どこかの中小企業の社長のおっちゃんなどが頑張って働いて集めたお金だったり、あるいは学生さんがバイトをして稼いだお金だったりするから、ちゃんと血が通った支援ができていると思っています。そしてその実感が私のモチベーションにもなっています。

 

支援の目標は、テラ・ルネッサンスがなくても機能する自立型の支援サイクルを作ることですかね。自立型っていうのは、ウクライナの人たちのみで全て完結できるような形を思っています。ただ支援金をもらうだけではなく、現地で収益をあげられるような仕組みを作っていけたらと思っています。

 

また、矛盾しているようですが、最終目標は本当に世界からテラ・ルネッサンスが必要のない世の中になることです。それはウクライナにおいても同じで、「テラ・ルネッサンスがいてもいなくても、どちらでもいいんじゃない?」と現地の人たちに言われることが今後の活動の目標です。

 

【支援活動を行っている様子】

 

__最後に、インタビュー記事を読んでくださっている日本の方に伝えたいことはありますか?

 

本当に感謝だけです。

いろんなサポートをしていただき、どんどん支援の輪が広がっていることをとても嬉しく思っています。また、決して日本の景気もいい状況でもないのに、サポート頂けている事、特に民間の方々や個人の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。


 

インタビューは以上になります。

コーシャさん、現場からの貴重なお話をありがとうございました。

 

 

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