昨年、御殿場にいただいてきた茅

上:御殿場の自衛隊の演習場内にある本修一の茅場

下:茅葺職人さんからもらった現役を退いた茅をもらって、陶芸家の前田さんのもとへ

 

 

昨年暮れに出来上がった茅灰。この中には入以外の不純物もあるため、そこから取り除き純度の高い釉薬に仕上げます。これがなかなかの作業だとのこと(前田さん談)

 

 

試作品を持ち込んでいただき、状態の確認。

この話をつないていただき、今回窯をお借りする「渡邊商店」渡辺社長も同席していただきなりゆきを見守ります。

 

器自体は茅の釉薬以外にも、長石やほかの資材と混ぜ合わせることで、いろんなバリエーションの仕上がり具合になるとのこと。女将はじめ女性スタッフからも細かな希望を参考に前田さんに仕上げていただきました。

 

 

そして2018年1月11日。

シリアルナンバーを入れてきました。

残念ながら13代目夫婦はインフルエンザのため欠席。14代目夫婦で行ってきました。

 

そして今回の支援者51名のためのシリアルナンバー『51』までが完成。

予備や今後の活用も含め1~200までの限定生産なります。

 

今後の日程

 

シリアルナンバーを入れた器は1週間感想ののち、800度で素焼き

 

1月31日・2月1日

今ある茅をすべておろす「こぼし」作業

ここからいよいよ茅を使った釉薬つくり本番です!!

 

 

「こぼし」た茅を天日干し

➡燃やして「灰」にする

➡その中から不純物を取り除く

➡前田さんにより他の資材との調合を行い、ちょ~どいい具合のバランスを見極める

➡出来上がった釉薬を器に塗る

➡渡邊商店さんの瓦用のガス窯により焼き上げる

➡➡完成!!&お手元にお届け

 

不純物を取り除いたり、調合したり、かなり手間暇のかかる作業となります。

今回試験的に行った灰とは違う状況になりうる可能性もあります(試作品の茅は別の建物に使われていたため、丁子屋の40年屋根にあったものと状態が異なる可能性があるため)

 

 

そのためいつごろお届けという風に、お伝えしにくく大変申し訳ありません。

ですが、間違いなくこの時だけの作品になるものと楽しみにしています。

 

 

前田さん自身も、次回の茅葺修復の時にも、今回のうち1つでも残っていてくれたら嬉しい。自分もその時まで陶芸家として頑張れるよう精進してきたい。

 

と、その先に思いを馳せながら、作品つくりを楽しんでくれています。

 

 

ということで、お届けまでお時間いただきますが、ぜひ楽しみにしていてください。

 

今月末から始まる修復もぜひ見にいらしてくださいね。

 

 

 

2018.1.12 柴山広行

 

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