こんにちは。暮らすさき事務局長の大崎です!

先日、お世話になっている先生にお呼ばれして愛媛県新居浜市で行われた【地域再生塾】という会にて暮らすさきの取り組み紹介やこのプロジェクトのことなどをお話ししてきました。

 

先生からのアドバイスもあり、前回の記事ではプロジェクトの【意味】について説明しましたが、今度は【意義】についてお伝えしたいと思います。意味と意義ってどう違うのよ・・・と私自身も考えたところ、意味はプロジェクトをやる内容、意義はそれをやる必要性や重要性、なんのためにということかな、と考えてみました。

 

多分こっちを先に書かないといけなかったんじゃないかなと思いますが、このクラウドファンディングを通していろいろ勉強し、整理させてもらっていますので、ご容赦くださいね。

 

【人口の減少に歯止めをかけ、地域コミュニティの活性化に貢献すること】

 

これが私たち暮らすさきが活動している目的です。

少子高齢化や都市部への若者の人口流出など地方が抱える問題は様々です。須崎市も例外ではありません。中学から高知市内に通学し、県外の大学に出る。その後高知に戻ってくる人はどれぐらいでしょうか。数パーセントでしょう。少し前までは「須崎は何もないから、帰ってくるな」と自分の子どもに言っていたぐらいです。

 

人がいなくなれば、地域はどうなるか?

 

いろいろな問題が出てくると思いますが、産業には人手が不足、地域にはコミュニティ(祭りなども)が無くなり、地域の支え合いが無くなる。空き家が増え、治安も悪くなる恐れだってあります。子どもが減れば保育や学校が無くなり、さらに高齢化が進めば高齢者福祉ばかりが充実し子育て支援なんかも減少、若い世代には高齢者を支えるための負担額がぐっと増え、給与は手取りも少なくなるでしょう。経済が成り立たたず、大きな店舗も撤退。空き店舗が増え、二度と企業誘致なんかできないでしょう。他市町との合併も進んで、なにより町の税収も減るので、公的サービスも満足に受けられなくなるかもしれません。他にもきっとたくさんありますよね。

 

そうならないためにはどうすべきか?

 

私たちはこの地で暮らす人を増やすこと、定住してもらうこと、だと思っています。

 

人口減少は否めません。ですが、ゆるやかに、出ていく人と入ってくる人のバランスが取れれば、須崎の暮らしはゆるやかに縮小していけるのではないでしょうか。過疎化を良い意味でとらえろ、という方もいらっしゃいます。地方は消滅するという方もいます。そんな中でも今、現在ここで暮らしている人たちがいるんです。何もせず、ただただ時代だから、流れに身を任せて・・・でいいんでしょうか。

 

ゆるやかな縮小。これが良いのか悪いのかはわかりません。本当ならそうならない方がいいし、ゆるやかに増加する方がいいに決まっています。

 

ですが、少子化の現実は目の前にあります。私自身、結婚7年で子どもをやっと授かり、33歳で出産しました。周りには高齢出産で子どもを産む人もたくさんいます。様々なリスクを冒して女性たちは頑張ってます。もちろん男性だって。

 

晩婚化や生涯独身も今に始まったことじゃありません。たくさんそういう人がいます。結婚したくても相手がいない、産みたくても産めない人もたくさんいるんです。そんな人に、「人口が少ないんだから、子どもを産め!育てろ!」と言えますか?

ですが、その部分を支援していくことも必要です。婚活イベントをして出会いを作り、結婚すれば子どもを作るためのセミナーを開催したり、子どもが生まれれば健やかに育つように支援したりと、そういった支援も絶対必要です。

 

少し話がそれちゃいましたが、子どもを産んで人を増やすといった取り組みも必要ですが、一番手っ取り早いのが、県外に出て行った人を呼び戻すこと、地方での暮らしに興味のある人に移住してもらうことだと思います。

 

じゃあ、移住促進のためには何が必要か。

 

①地域の情報を発信すること

②仕事・住まいがあること

③コミュニティ(地縁や仲間)があること

④地域を知れる機会があること

だと考えています。①と②については、暮らすさきは須崎市より委託を受けて事業を行っています。③についても事業の中で交流会を開催したり、いろいろなイベントにお誘いしたりと交流を進めています。

 

そして④「地域を知れる機会があること=機会を作ること」が今回のプロジェクトにも関わってきます。

 

暮らすさきでは都市部で開催される移住相談会というものによく参加をさせていただいています。そこでお会いする移住希望者の方は「高知は行ったことないけど、良いイメージがあるので」と言った方が多いのです。

 

高知の事が知らないんだから、ましてや須崎なんて。ですよね。

 

そこで私たちがお伝えするのは「一度、地域を見に来てください」ということ。一度来て、自分の目で見て、体験して、地域を知って、それから移住の候補地として考えてみてください。というお話をしています。

 

そう、誰でもおいでよ!ウェルカム!ではなく、【須崎を気に入った人に来てほしい】のです。どうしてか。それは、須崎を気に入らずに移住してきた人はまた移住してく人だから。定住してくれないんですよね。一概にはそうは言えないかもしれないですが、移住支援をしていると、つくづくそう思います。

 

じゃあ、そういった機会をどうやって作るか。

 

そのためにしているのが、須崎暮らし体感ツアーや、宿泊滞在施設の案内です。ツアーではこれまで1日~1泊2日の体験ツアーを行い、県外の方々向けに須崎を案内してきました。商店街の街歩きなんかは県外者向けに人気のコンテンツなんですよ。

 

そして、もうひとつの宿泊滞在の案内。

 

移住希望者の場合、家や仕事、生活環境を知るために短期~中長期で滞在する人が多いです。これまでの利用者の多くは関西で、単身からファミリーまで様々な家族形態の方が多かったのです。また、その滞在から移住につながるケースもありました。そして、利用者全員に実施していたアンケートには「移住を検討する上で滞在施設は必要な施設」と多く意見をいただきました。

 

ホテルを利用してもらえばいいじゃないかという意見もあると思いますが、移住希望の方には小さなお子様連れの方も多々いらっしゃいます。私自身も子どもを持って感じるのは、小さな子どもがいるとホテルや旅館は気を遣う。ということです。なので、私自身も子どもを連れて旅行をする時は一軒貸しの宿をとったりしています。また、家族で、となると費用もかさむのが難点です。

 

そして、これまでの施設運営で感じたことは、観光客の方々にも貸せたら・・・ということでした。移住希望者のための施設だったので、利用時は申請書を書いてもらい、滞在理由などもチェックしていました。けれど、本来私たちがしなくてはいけない、広く須崎を知ってもらい気に入ってもらい、滞在してもらい移住につなげる、ということから少しずれていたようにも感じます。

観光客にこそ、須崎を知ってもらい、将来の移住に繋げるために少しずつ温めていかないといけないところなのではないかと。そんな思いもあっての今回の事業も計画しています。

 

滞在をしてもらうことで、須崎に対する理解は一層深まります。滞在している間、その周辺のスポットやお店を巡ったりします。地域の人との会話を楽しんだり、時間があるから、釣りやシーカヤックといったアクティビティで須崎を満喫する人もいるでしょう。日帰りではわからない、須崎の夜を知ることができるし、観光ではなく暮らしをしてみることで、その人に入って来る地域の印象は違ってきます。

 

特に実験をしたとかではないですが、観光目的で泊まっても、1泊滞在するのと2泊滞在するのでは、全然地域の情報が入ってくる量は違いますよね。

 

そして、自然と長期滞在した場所は記憶に残っています。特にその滞在中に地域の人と交流が生まれれば生まれるほど、その地域のことを記憶しているものです。最近は体験型旅行なども流行っているので、それがまさしくでしょう。

 

須崎を知ってもらう機会を作るためには滞在(宿泊)が不可欠です。

 

↑実はUIターン者が揃う暮らすさきメンバー!!

 

私たちは移住促進をすることで、地域が元気になると思っています。

ただ単に人を増やせばいいとは思っていません。

 

7年前に私が移住促進を始めたばかりの頃と比べると、須崎はとても変わりました。移住者と住民の交流が須崎の人を変え、若者が元気になった(活躍できる場所がある)気がします。移住者や県外者が地域に関わり、交流し、発信することで須崎の元気を生み出してきたのです。ですがそのためには須崎の人の受け入れてくれる懐の温かさも必要不可欠でした。

 

なので、私たちはその両方の力を借りつつ、自分たちができる移住促進のためのツール整備を行いたいのです。

 

まだまだ須崎は元気になれます。ここに暮らす人が元気になれば(移住者も元々の住民も老いも若きも)、前述した人口減少が地域に及ぼす問題も解決すると思っています。

 

移住者が須崎の良い刺激物になっているんです。でも、まだまだ移住に対する地元の理解が少ないところもあります。だからこそ、動くこと、継続すること、その効果をちゃんと発信していくことが、私たちがすべきことだとも感じています。

 

引き続きのご支援をどうかよろしくお願いいたします!!

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