みなさまこんにちは、プロジェクトコーディネーターの新福です。

 

前回に引き続き、タンザニア人が子供達に語りかける動画制作の裏話です。

 

2人目に動画出演を引き受けてくれたのは、今年タンザニアから留学してきたビアトリス。思春期教育も行い、女の子に進学や将来の夢を考えて欲しい思いもあったので、女性にもぜひ語って欲しいと思っていました。

 

動画撮影当日、おめかししてきたビアトリス。

内容を先に説明しておいたところ、わざわざ言いたいことをノートに書き出してきてくれていました。

 

 

彼女も決して裕福な家に育った訳ではありませんが、タンザニアで一番大きな都市、ダルエスサラームで教育を受けました。彼女のお母さんもずっと働いていた女性で、彼女のお母さん世代ではそんなに多くない、大学院進学まで果たしていました。

 

そんなお母さんの背中を見て育った長女のビアトリス。

6歳から、働くお母さんに代わり、弟と妹の世話をしながら、夕飯も自分で作っていたと言います。

 

小学校・中学校の成績が良かったため、Kilakala女子高等学校(タンザニアではアドバンス・セカンダリー・スクールと言います)に進学が決まります。その女子校は、成績が優秀な先鋭だけが選ばれて入れるのだそうです。

(前回のMoshiさんは、そういったエリート男子校に行っていました)

 

ここまで来ると、将来の道は大きく開けます。

彼女は国立随一のムヒンビリ健康科学大学に進学しました。タンザニアでは、国立大学の場合、一般的に奨学金を得て進学します。中学校までに良い成績であれば、その後はすごく裕福ではなくても、更なる進学のチャンスが得やすくなるのです。

 

彼女は大学で看護師・助産師の資格を得ます(タンザニアでは一般的にこれらの資格は分かれていません)。その後、臨床を数年経験の後、ウガンダのマケレレ大学にできた、修士課程、助産・ウィメンズヘルスコースの進学に選ばれます。(新設コースに、ムヒンビリから2人の奨学金枠に選ばれる)

 

その後、大学教員を経て、博士号を取りに、授業料・生活費全てカバーされた日本行きのチケットを受け取るのです。

 

 

彼女は子どもたちに語りかけます。

 

「いい子たち。教えてちょうだい。あなたの将来の夢は何?将来の夢を叶えるために、何から始めたら良いと思う?私がこれまでやってきたことで、自分の夢を叶えるのに役立ったことをお話しします。」

 

「まず第一に、自分が何になりたいのかを見つけること。そして、その夢を頭に留めるだけじゃなくって、どこかに書いておくこと。大きな紙に書いて、壁に貼っておくの。そうすると、毎日見ることができるでしょう。毎朝その紙を見れば、あなたが将来何をしたいのかを思い出して、今何をしなければならないのかを考えるきっかけになるでしょう。」

 

「もう一つ言いたいのは、教育は人生を開くということ。毎日勉強していくなかで、様々なことに気がつくでしょう。その気づきが、人生を助けてくれるの。そして人生を先に進めてくれるでしょう。」

 

「後は、その時一瞬一瞬を無駄にしないと言うこと。学校に行ったら勉強をして、遊ぶ時はとことん遊んで、食べる時は健康のためにしっかり食べる。そうやって一瞬一瞬を無駄にしないことが、将来の夢につながっていくから。」

 

ビアトリスが最後に写っている、プロジェクトビデオはこちらから。
(ウフルー号に搭載する動画では、上記のことをスワヒリ語で語っています。)

 

動画を撮り終わってから、彼女はメールをくれました。

 

「こんな機会を与えてくれてありがとう。とってもいい経験になったわ。」

 

 

彼女の姿をみて、「自分もあんな風になりたい」「自分にもできるかもしれない」「彼女の言う通り、まず何になりたいのか考えよう」という子どもたちが出てきてくれると嬉しいなと思います。

 

 

ビアトリス、アサンテサーナ(どうもありがとう)!!

 

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今日はとうとうウフルー号報告会の日です!(14時から東京ミッドタウンにて)

当日参加も若干名可能です。

ビアトリスも登場予定!

 

詳細はこちらから。

ご連絡を取りたい方は、uhuruc4e@gmail.comまでメールをお願いします。

プロジェクト達成に向けて、ますます盛り上げていきましょう!

ウフルー号プロジェクトメンバー一同

 

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