幼稚園に安定した電力を供給するための設備が取り付けられました

停電が頻発するウクライナの幼稚園で、子どもたちが安心して生活できるようにするため、皆さまからのご寄付で、最終的に業務用の蓄電池と電力変換器（インバーター）を購入し、設置させていただくことになりました。

当初検討していた発電機よりも安全性が高く、燃料代の負担も少ないため、長く安心して使い続けることができます。

9月17日、設置後の設備と子どもたちの様子を確認するため、私たちは再び幼稚園を訪れました。
雨が降る一日でしたが、この日は空襲警報が鳴ることはありませんでした。ただ、前回の訪問時より子どもたちが少し元気をなくしているように感じ、先生に尋ねたところ、9月前半はほとんど毎日空襲警報が発出され、子どもたちは朝から夕方まで地下シェルターで過ごしていたと聞きました。

そして9月25日時点、この地域では大規模な停電が起きています。
これまで、子どもたちは冷たい食事しか口にできませんでしたが、これからは温かいスープを飲むことができます。

皆さまのご支援のおかげで、不安の続く日々の中でも、子どもたちの心と体にぬくもりを届けることができました。この温かさをつないでくださった皆さまに、心から感謝申し上げます。