応援メッセージ＜オペラ歌手／上江隼人さん＞

オペラ歌手の上江隼人さんから、プロジェクトに対する応援メッセージをいただきました。

上江さんは、声楽界では知らぬ人のいない一流のバリトン歌手です（新年のNHKニューイヤーオペラでご覧になった方も多いかもしれません）。

私が初めて聴かせていただいた時は、その歌唱力と音楽性に、ただ「す・・・すごい・・」と言うしかありませんでした、語彙力が飛ぶほどです。

音楽への真摯なご姿勢をとても尊敬しておりますし、そして常に優しく大きくいろんなことを受け止め見守ってくださる、とても素敵な方です。

 

上江さんに今回のプロジェクトのことをお伝えしたところ、とても共感してくださり、うみのいえでも取り組みたいと考えている音楽の重要性について、メッセージを寄せて下さいました。

 

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バリトンオペラ歌手の上江隼人と申します。

私はオペラ歌手という変わった職業しています。

 

芸術、オペラ、クラシック音楽というと普通は少し堅苦しいイメージがあるかもしれません。

しかしヨーロッパでは何百年も前からあるもので、昔の人も今の人も同じように感じることができるとても貴重なジャンルです。

 

クラシックを学ぶことで、当時の人々や作曲家が何を感じてたかわかることことがあります。

それはクラシックの醍醐味であり、面白さでもあります。

 

そして、音楽とは人の生活に必要ないようで、実はとても密接にあるのだというのを常に感じます。

もちろん音楽ではお腹は膨れませんが心の栄養になるではないでしょうか？

 

美味しいもの食べて幸せを感じるように、いい音楽を聞いて幸せを感じる。

それは、とても人生には大切なことなのではないかと感じています。

 

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上江隼人（かみえはやと）さん

東京芸術大学大学院首席修了。 11年ヴェルディ音楽祭におて『トロヴァトーレ』で伯爵をブッセート劇場にてイタリアデビュー、15年同音楽祭にて「リゴレット」表題役に日本人バリトンで初めて大抜擢され話題を呼んだ。国内では二期会『ナブッコ』『リゴレット』『ドン・カルロ』『パリアッチ』『トロバトーレ』『三部作』、藤原歌劇団『椿姫』『ボエーム』『ジャンニスキッキ』『リゴレット』日生劇場『セビリアの理髪師』新国立劇場劇場『アイーダ』『チェネレントラ』、札幌芸術劇場『アイーダ』などにプリモバリトンで出演、好評を博す。 特に15年の東京二期会『リゴレット』では各誌にも「道化の絶唱」と大絶賛された。 海外では、パルマ王立歌劇場、シチリアのカターニアのマッシモ・ベッリーニ劇場、同劇場の上海ツアー等にも参加した。NHKニューイヤーオペラ・コンサートにも出演。五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。令和二年文化庁芸術祭新人賞受賞。 CD アルバム「ヴェルディアーノ」絶讃発売中。 日本声楽家協会アカデミー会員、藤原歌劇団団員。