プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

 障がいのある子たちが、のびのびと自分を表現できるアトリエを新潟に。

 

【2018年4月23日追記:ネクスト・ゴールを設定いたしました!】

 

お陰様で、第一目標である金額を達成することができました。子どもたちがアート活動に取り組む環境整備を実現することが可能となりました。本当にありがとうございます。

 

皆様の温かい応援と励ましのお言葉をこれからの活動のエネルギーとして次の目標を345万円と設定させていただきます。

 

アトリエ1UPをフル活用するため、ネクストゴールでは、障がい者や保護者、地域の皆さんのためにヨガ教室や体操教室を開催して交流を深めるための環境整備を目指したいと考えています。

 

ヨガインストラクターで当法人の理事でもある工藤知子さんに以下のようにお話いただきました。

 

『障害のある方に限りませんが、体が硬くて、体に歪みが出ていたり、動かし方に無理があったりして疲労をためやすい方が少なくありません。学校や職場では他人と比較されたり、自分がしたりでストレスを抱えることも多くあると思います。

 

更に気持ちが不安定で感情が高ぶったり落ち込んだりしている方もおられます。そんな自分と上手に付き合うためにも、自分の心と身体に向き合うため、気持ちよく体を動かしていただきながら、良い呼吸法を覚えていただきたいのです。彼らが誰に気兼ねすることなく来られる場を前々から提供したいと考えていました。』

 

障がいのある彼らが主役ですが、その保護者の皆さんにも同じように参加していただき、疲れを癒していただきたいですし、子育ての不安や将来の悩みを話し合う場としても活用していただきたいです。
 

そして1UP周辺の地域の方にも気軽にヨガ教室や体操教室に参加していただき、当事者とその家族に留まらない、地域住民との交流の輪を広げていただきたい。

 

この実現が、このNPOの理念にもある、障害のある人もない人も共にわかり合い、支え合いながら生きていく共生社会の実現につながると考えています。

 

ヨガ教室・体操教室を開催するためには、壁一面に開閉可能なレッスン用の鏡を設置する必要があり、特殊な作業が伴うため、上記の金額を設定しました。

 

どうか引き続き、ご協力をよろしくお願いします。


田中明美 (特定非営利活動法人新潟ユニバーサルスポーツ・文化推進協会)

 

 

アトリエ「1UP」(ワンナップ)をオープンしたい!

 

初めまして。障がいのある子どもたちの特別支援教育支援員であり、障がいのある子をもつ母親です。

 

二男が2歳の時、なかなか言葉が出てこなくて耳の聞こえが悪いことが分かりました。コミュニケーションがうまくとれない二男は保育園や小学校では友達とのトラブルが絶えず、二男が人と一緒に楽しめることはないかと探していた時に障がい者の為の絵画教室に出会い、親子でほっとできる場所ができました。

 

中学校では入れる部活が限定されており、1年で辞め、高等特別支援学校に行ったら障害を持っている生徒達の為の部活があり、好きな活動を友達と楽しめるはずだと思っていました。

 

息子の雄大です。

 

しかし、現在、同じ年齢の障がいのある子どもたちが通う高等特別支援学校にはクラブ活動がほとんどないのが現状です。

 

障がいのある子どもたちにとって、スポーツや文化活動は、礼儀や我慢を学ぶ格好の機会であるとともに、先輩や後輩、先生と生徒などの人間関係の中で、コミュニケーションスキルを高める機会でもあるのです。

 

また、スポーツ、文化活動という同じ媒体で健常者と交流することが、社会に出た時に、障がいのある人もない人もともにわかり合い、支え合いながら生きていく共生社会の実現に繋がると考えています。

 

私はどうしてもあきらめきれず、保護者のみなさんと8年前に、新潟県立江南高等特別支援学校の生徒を中心としたスポーツ・アートクラブ「KAAC(カーク)」を立ち上げ、運営をしてきました。

 

次のステップとして、障がいの有無や年齢、性別に関わらずスポーツやアートを楽しめる活動の場をつくるため、特定非営利活動法人新潟ユニバーサルスポーツ・文化推進協会を立ち上げ、本格的に始動。

 

そして、今回、障がいのある子どもたちが創作活動をしたり、OBの子どもたちが帰ってくる場所。また、地域のみなさまが集い会えるような空間として、みなさまと一緒に、《アトリエ「1UP」(ワンナップ)》 をオープンしたいと思います!

 

《アトリエ「1UP」(ワンナップ)》

 

KAACでは、人目を気にせず、苦手なことにもチャレンジできるのです。

 

 

卒業生は91名!クラブ活動が自分を自由に表現できる場に。

 

障がいのある・なし関係なく、子どもたちがのびのびする活動を!との想いで、地域の高校に通う生徒も一緒にバスケットボールやフロアホッケー、アート制作などをしています。

 

一緒に活動することで、どこに障がいがあるのか配慮しながら、パスの出し方などを考えるようになり、障がい者への理解を深める場にもなっています。

 

椎谷 康基 くん (19歳)

 

中学2年の8月まで部活で陸上をしていた彼は、高等特別支援学校に入学してからも陸上をしようと思っていました。しかし、特別支援学校には部活がなく、スポーツができるのがKAACのバスケットしかなかったので「やってみよう」と入会


クラブに入ってすぐ、彼の運動神経の良さは目をひきました。足が速くてすごいジャンプ力をもっていました。バスケットの基礎をあっという間に習得していき、ジャンプ力が光るシュートやリバウンドは特にうまくなっていきました。上級生からも一目置かれる存在になっていきました。

 

(右) 椎谷 康基 くん


ずっと後で知ったのですが、彼は、中学校時代いじめがきっかけで中学2年の9月から不登校になっていたそうです。勉強が得意ではなく静かだった彼はいじられやすく、からかわれたり、物を隠されたりするようになりだんだん学校に行けなくなっていきました。中学の修学旅行にも行けなかったと聞き、生き生きとバスケットをしている彼からは全く想像がつかず驚きました。


中学で最後まで続けられなかった陸上の代わりに入ったバスケに打ち込み、上手くなりたいと練習に励み家でも筋トレをし、どんどん上達していきました。自信がついていく中で、自分でも変わろうと思うようになり、積極的に人に話しかけられるようになっていきました。先輩や後輩との関わりをもてるようになり友達の輪が広がったそうです。


3年間の一番の思い出は、最後の大会であった福島大会で3年生のチームメイトたちと最高のプレーができたこと。みんなの気持ちが一つになった感じがしたそうです。バスケットをしていなかったら味わうことができなかった感動でした。


彼が就職してもうすぐ1年が経ちます。仕事は、JR貨物の荷物の積み込み作業をしています。バスケの練習がきつかったので仕事でつらい時もその時を思い出して頑張れているそうです。最後までやりきる力がついたんだと思うと言っていました。

 

月に1度のバスケのOB練習は、後輩たちにも会えるしいい気分転換になっているそうです。「アトリエができたらバスケだけじゃなくて皆に会いに行って話をしたい。集まれる場所ができるのが楽しみ」と話してくれたました。


4月からクラブの後輩が同じ職場に入る予定です。実習中は彼が指導をする立場でした。不安がっている後輩を心配し、相談に乗ってあげようと思っているそうです。


クラブの後輩たちには、


「練習でしんどいこともあると思うけれどそれを頑張ると社会に出て力になるよ。」


と伝えたい。


そして、中学校の頃の自分には、


「今つらいかもしれないけど、将来いいことがあるから、我慢しないで」


と言ってやりたいそうです。中学でできなかった仲間がバスケットクラブでたくさんできたことが嬉しいと話してくれました。


イケメンの彼のバスケをする姿は、本当にかっこよくて当番のお母さん達の「かっこいい~」という黄色い声が飛び交うほどです。


アトリエが卒業生たちの楽しそうな声と笑顔であふれる日が待ち遠しいです。

 

 

中林 莉菜さん (20歳) *お母さん中林順子さんに、お聞きしました。

 

高等特別支援学校に入学した時に保護者主体で運営しているKAAC(カーク)という団体のクラブ紹介を聞き、夢中で楽しめる何かを見つけてあげたくて、全部のクラブを体験娘が選んだのがアートクラブでした。

 

中林 莉菜さん

 

ある日、久遠チョコレートのバレンタイン企画として、パッケージとなる絵を障がい者の方たちから募っていました。1人でも多くの方に娘の絵を見ていただけたら…と選考だけでも充分という気持ちで応募。

 

デザインや色彩について私が思う以上に評判が良く、なんと娘の絵が採用され、その反響に驚きました。

 

アート活動は、言葉や感情を表現することが苦手な子たちが、何の遠慮もなく自分のもっている個性を表現できる素晴らしい活動だと思います。この子たちが描く固定概念にとらわれない想像もつかないデザインや色の作品たちをたくさんの人に見ていただきたいです。

 

採用された、中林さんのパッケージ:個性を表現できるアート活動
他の人の絵を見て刺激を受けて、親の私でも驚くような絵を描くようになりました。

 

 

 

クラブ活動に参加して、卒業していった子どもたちは、まる8年で91名。


「ボクは、小学校のときからずっといじめられてきました。クラブ活動に入ってから、今までで一番楽しいです」

 

「今まで経験できなかった上級生、下級生との関わり、そして、クラブの仲間としての横のつながり、それ以外にも、コーチやボランティアの皆さんとの関わりなど、様々な人たちとの交流を持つことができて有意義です」

 

「就職の面接で、ひとつでも自分の自信になるものがあり、話が弾みました」

 

「卒業してから、就職した職場で3年間がんばってます!」

 

こういった報告を聞くたびに、嬉しくなります。彼・彼女らにとって、クラブ活動が、クラブ活動以上の場所になっていたんだなと実感する瞬間でもあります。

 

生徒アンケート:(左)バスケ・(右)アート

 

クラブで生き生き活動している子どもたちの笑顔は、
自分が受け入れられているという安心感の表れだと思います。

 

そして、子どもたちはもちろん、親御さんにとっても、クラブ活動は大切なものになっています。

 

例えば、親御さんも交代でクラブ活動の運営をしに来られます。その際に日頃の不安なども共有でき、心の支えになっているのです。活動の準備や片付けなどの役割でない時は、子どもたちがクラブ活動をしている時間に買い物などで自分の時間を過ごしています。

 

 

しかし、そんなクラブ活動は、現在、学校内の教室や体育館を使用させていただいていますが、卒業すると定期的に集まる場所がありません。

 

子どもたちにとっての大切な場所が、卒業してから気軽に戻ってくる場所になっていないことを残念に思っていました。

 

 

現役もOBも、地域のみなさんも集まれ!アトリエ「1UP」(ワンナップ) 

 

今回のプロジェクトでは、みなさまと一緒に、子どもたちがのびのびと創作活動に取り組むことができるアトリエ「1UP」(ワンナップ)をつくります。


アトリエ「1UP」という名前には、生きる力をつけるために、「一歩ずつ成長していこう!」という気持ちを込めました。その一歩は、1年、5年と積み重なることにより、大きな一歩となります。

 

 

左側の広いスペースは、主にアトリエとして、子どもたちが創作活動を行う場所です。壁面は全体が鏡になっており、創作活動を行わない時には、保護者や地域住民の皆さんがヨガやダンスなどで交流します。

 

右奥の部屋は、主に静養室として使用します。障がいのある子どもたちにとって、疲れたり、パニックになったときに静養室は重要です。

 

右手前のスペースは、事務室として使用します。

 

右下入口付近には、ロッカースペースを設けます。

 

1UP(ワンナップ)全体の壁面には、子どもたちの作品を展示する工夫が随所にほどこされています。

 

会館時間は、火曜日・祝日・年末年始を除いて、平日は、午前11時から午後6時、土・日は、午前10時から午後5時までです。いつでもお気軽にお越しください。

 

また、水曜日と金曜日には、アートの先生がお越しくださいます。月に2回程度、ヨガ教室を開催します。詳しくはお問い合わせください。

 

この他にも、みんなでごちそうを食べるイベントや誕生日会、屋外でのBBQ大会なども予定しています。

 

 大学生のボランティアさんも共同作品作りに参加

 

 

 

     

アトリエ「1UP」                                                                  

 

住所:

新潟県新潟市江南区亀田向陽3-3-9 ラフィーネ向陽1F-B

 

運営時間:

平日 午前11時から午後6時まで

土日 午前10時から午後5時まで

定休日:火曜日、祝日、年末年始

 

常時、2名は居りますのでご安心ください。

 

✉ yunisupoart@yahoo.co.jp

☎ 0252505547

FAX:0252506108

*3/20以降に、電話が開通します。

 

部員は、《アート》17名、OB15名、《バスケ》30名、OB43名、《フロアホッケー》10名、OB15名です。

 

OBのみんなにとっても、休日や仕事帰りに気軽に立ち寄れる場所となります。現役のメンバーは、誕生日会やお食事会などのイベントで他のメンバーやOB、地域住民の皆さんとの交流の場になります。

 

学校の中ではなく、学校周辺のテナントを改修してアトリエを構えることにより、「ずっと開かれている場所」ができます。
 

そうすることで、現役の生徒だけでなく、OBや保護者、そして学校周辺にお住いの地域住民の皆さんにもお越しいただきやすい、空間が誕生します。

 

子どもたちが、卒業してからも、戻ってこれるように。

 

親御さんが、必要な時に相談したり、心の拠り所になるように。

 

そして、

 

地域の方も、楽しい空間に集い合うことで、“障がい者”という括りがこの地域からなくなるように。

 

そんな願いをアトリエ「1UP」に込めています。

 

 

 

 

障がいのある子どもたちが、地域で育ち、社会で活躍するための発信基地に!

 

障がいのあるなしに関わらず一緒にスポーツやアート活動を楽しみながら、障がいのある子どもが堂々と地域で育ち、活躍して、共に支え合う地域社会づくりの発信基地をつくります。

 

私たち一人ひとりのチカラはわずかですが、みんなで力を合わせて、全国、そして世界に誇れる共生地域づくりを実現したいと思っています。

 

また、ここで育った子どもたちが、将来仕事や家庭生活に悩みを抱えた時に安心して帰ってこられる居場所になることも私たちの目的のひとつです。

 

楽しいだけでなく、共に苦しみ、小さな一歩一歩の努力を積み重ねたアトリエは、いつまでも安心して迎え入れてくれる第2のわが家になります。

 

子どもたちのために、みなさまもその仲間になっていただけませんか。よろしくお願いいたします!

 

 

NPO法人 新潟ユニバーサルスポーツ・文化推進協会

 

 

資金使途

 
●壁面鏡取付工事    
●作業テーブル取付   
●遮音パーティション取付  
●事務室施設設備整備費
●完成作品乾燥用棚     
●工事諸経費
●事務費          
●その他諸経費  

 

合計:3,450,000円

 

 

メンバー紹介

 

田中 明美:特定非営利活動法人新潟ユニバーサルスポーツ・文化推進協会 理事長

 

 

障がいのある子の母であり、KAAC創立者。小学校教諭、学童保育指導員、特別支援教育支援員などを経て、当法人の理事長に就任。

 

障害者就労をした子どもたちは仕事や職場での人間関係に悩んでいる子が多くいます。悩みが大きくなる前に、仕事帰りや休日に集まり、仲間たちや地域の方たちと好きな絵を描いたりおしゃべりしたり、時には悩みを相談したりしてまた仕事に向かうエネルギーを蓄えていける。そんな場所を作りたいと思っています。

 

 

新井 景子:特定活動非営利法人新潟ユニバーサルスポーツ・文化推進協会 副理事長

 

 

障がいのある子の母であり、KAACの草創期からのメンバー。事務局とともに主にフロアホッケーを担当しており、現在はコーチも務める。

 

言葉や感情の表現が難しく、コミュニケーションが苦手な彼らは、感情のコントロールも難しく伝えられないことや、わかってもらえないことで多大なストレスを抱えています。学校を卒業すると絵を描く機会はほぼありません。卒業してからの人生のほうが長いのに…。絵を描くことは彼らにとっては作品を作るだけではありません。様々な負の感情をリセットして明日も頑張ろうと思える『生きるチカラ』になるのです。どうか彼らに『生きる喜び』を与えてください!よろしくお願いいたします!!

 

 

中林 順子:特定非営利活動法人新潟ユニバーサルスポーツ・文化推進協会理事

 

 

障がいのある子の母であり、活動に参加。主にアート活動を担当。

 

自閉症の娘は人との関わりが苦手です。そして『家は生活の場』であって絵を描く場所ではないと思っているようで、家では全く絵を描きません。その娘がアート活動を通じて皆がわいわいしている中に楽しそうに参加することができ、他の人の絵を見て刺激を受けて、親の私でも驚くような絵を描くようになりました。これからもずっと皆とわいわい楽しく描ける場所、表現できる場所が欲しいです。

 

 


最新の新着情報