【漆の椀ストーリー】①

~あなたのお椀ができるまで~

 

先日、お椀を寄付させていただく予定の

グループホーム七野会にお邪魔しました。

 

沢山の方に漆の器を使ってもらって、

その温かみを感じてほしいという作り手の思いが詰まったこの企画

ですが、本当に、施設で暮らしておられるお年寄りのかたにも

喜んでもらえる企画だろうか・・・

かえって迷惑になったりしないだろうか・・・

と不安混じりで訪ねました。

 

お話を聞いてくださった施設長さんは温かいお人柄で

「ただで頂くのはなんとなく申し訳なくて・・・」

とおっしゃるので、

「使いやすい形や大きさなど、年配のかたに使いやすいお椀の形

 などの意見を頂けたら私たちも有難いし、一緒に器を作って

 いただくという風に考えていただけたら」

とご説明したところ、快く申し出を受けてくださいました。

 

そして、その日のうちに、グループホームで暮らす方々に

どんなお椀が使いたいですか?といくつかのサンプルの中

から選んで頂きました。

黒くつやつやに磨き上げられたもの

ほんのり赤が透けて見える溜め塗りのもの

木地が見える、ざらっとした触り心地のもの

 

お年寄りにはつるつるしたものより、木地の見えるものの方が

持ちやすいのかな・・・と予想していたのですが、

実際に見ていただくと、

皆さん、昔ながらの「お椀」のイメージの溜め塗りの

お椀を喜んで見てくださってました。

お椀を見て、綺麗~!と喜んでくださった顔

施設に暮らすお年寄りにとって、食事の時間はとても

大切で楽しみな時間。

その毎日の時間に、この綺麗と喜んでくださったお椀を

使っていただいたら・・・・作り手本望

 

帰って、さっそくお椀の形の図面を描き、

その図面を木地師奥の麻衣子さんのもとへ送らせていただきました。

 

 

 

 

今は奥のさんが、その図面を直して、

木地の製作に入ってくださっています。

 

 

 

 

 

 

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