落合陽一×日本フィルプロジェクトその先へ:改めての御礼
《醸化する音楽会》ご支援いただいたすべての皆様へ。。。
2021年夏、《醸化する音楽会》の開催から早くも9か月、また夏の近づきを感じるころとなってしまいました。
皆様のお陰でプロジェクトが継続できましたこと、改めて御礼申し上げます。
五感の体験を目指している落合陽一×日本フィルプロジェクト、コロナ禍2回目の開催となった《醸化する音楽会》では、味覚や嗅覚との融合を目指しました。
落合が手にしている香りのムエットは、演奏会のために調合しました。
客席には香りのムエットや味覚のグミを配布。アイテムや機材にご協賛いただいた皆様のお陰です。クラウドファンディングによるご支援のほかにも多くの方のご協力で成立した音楽会、ありがとうございました!
日本酒とのコラボレーションも画期的でした!
「お酒と人間が聴くための曲」《交響曲獺祭~磨migaki》より「発酵」の演奏に合わせ、獺祭を飲み、獺祭を聞くという趣向も。
また、公演関連展示の落合陽一写真展、落合陽一新作「醸化するモノリス」の野外展示も、皆様にお楽しみいただけて嬉しく思います。
音楽から想起する感覚は複雑で全身体的です。アイヌの冬の風景を描いたこの曲ーー
伊福部昭《土俗的三連画》では、真夏のサントリーホールの客席の皆さんが「冬を感じました」とコメントされていました。
そして、地域の文様と音楽と映像演出とのコラボレーションも美しかった!
今回、事業の効果検証をお願いしたシンクタンク様より、皆様への事後アンケートもお願いいたしました。ご協力くださった皆様に御礼申し上げます。
アンケート調査の結果、会場鑑賞、オンライン鑑賞のいずれの方も、90%を超える極めて高い満足度を感じていただいたことが検証されました。また、コロナ禍1年目のVOL.4《双生する音楽会》と比べると、オンラインより会場での鑑賞を希望されていた方が増えていたとのことで、今回の「五感で楽しむ」というコンセプトに共感いただいたのかな、と嬉しく思いました。アフターコロナを見据えての今後の参考になりました。
◆収支について
皆様から頂いたご支援は、手数料とリターン経費を除いた全額を、コンサート開催経費に充当させていただきました。
ご支援金とコンサートチケット、配信チケット収入のほか、文化庁(「日本博を契機とする文化資源コンテンツ創成事業(イノベーション型プロジェクト)」)、アーツカウンシル東京(Tokyo TOKYO Festival 2020年度助成の振り替え)により、コンサートにかかる多大な経費をほぼ充当することができました。
しかしながら、主催者である日本フィルの楽員人件費相当分、および一部経費は自己負担となりました。
コロナ禍による既存から回復できていない日本フィルとして、この負担は決して軽くはないのですが、落合陽一×日本フィルプロジェクトの継続こそが「未来の成果の種まき」と考え、今後も、コンサートの安定的な継続に向けて努力してまいります。皆様には引き続き、ぜひこのプロジェクトを見守っていただけますと幸いです。
◆リターンの発送について
一部の高額リターンを除く全リターンは、ご指定の期日までにお送りいたしました。
高額リターンの1つのみ、この時期までお渡しがずれ込んでしまいましたこと、お詫び申し上げます。お陰様ですべてのリターンについてお渡しが完了しております。
◆その先へー
リターン発送の遅れから、「その先」のご案内が遅れてしまいましたことお詫び申し上げます。
VOL.6公演は2022年8月25日開催が決定いたしました。落合陽一×日本フィルが、再び新境地に挑戦します!詳細はVOL.6の公演情報をご覧ください。
日本フィルハーモニー交響楽団 演奏会情報「《遍在する音楽会》」
プロジェクトのお約束すべての完了までに1年を要してしまい、対象のリターンのご支援者様には申し訳ございませんでした。そして、暖かくお待ちいただきましたこと、感謝申し上げます。
落合陽一×日本フィル一同、今後も、皆様とともにこのプロジェクトを発展させていき、皆様とさまざまに「音楽の喜び」を共有していきたいと願っております。
「ご支援者様」「支える方」「聴き手」…いろいろな呼びかけ方がありますが、「一緒にプロジェクトを応援し、並走してくださる」皆様の存在なくしては、音楽会は成立しません。「無人の山中で木が倒れたら音はするか」という禅問答があるそうですが、まさに「体験する人がいない音楽は音楽か」という気持ちです。
今後とも落合陽一×日本フィルをよろしくお願いいたします。
心からの感謝を込めてーーーー。