成立

老猫や障害猫をケアするために

渡邉果菜里(せぴうるにゃん府中)

支援総額

611,100円

目標金額 500,000円

支援者: 93人

募集終了日: 2022年2月1日

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2021年12月24日 01:22

医療費とご飯代で、こ、こんなに…

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※写真はリアルな魚のおもちゃです。

こんばんは！

夜分遅くに失礼致します。

ようやく計算が終わったので載せさせてください。

野良ちゃんを新しく家に迎え入れる時に必要な医療費と、フードにかかるお金をまとめました。
医療費は実際に1匹の猫ちゃん(成猫の女の子)にかかったお金になります。
もちろん処置を減らすか増やすかは保護主次第なので一律には言えませんが、猫ちゃんのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を重視すると最低でもこれくらいは必要になります。
結論から言うと、医療費48484円、フード代1ヶ月2700〜7800円かかります。

〇初診料1000円

〇血液検査(総血球・生化学)7700円

体の中にケガや病気が無いか調べる検査。
検査する項目の数によって値段が変わるが、野良ちゃんを家に入れる場合やっておくべき項目をやるとだいたいこれくらいの値段になる。

〇ウイルス検査 4400円

命に関わる感染症である猫エイズ、猫白血病が無いか調べる検査。

〇レボリューションプラス
体重2.5-4.9kg 1650円

ノミ、ダニ等の体につく寄生虫を駆虫するためのお薬。
5kg以上の子は更に高価になる。

〇プロフェンダースポット
体重2.5-4.9kg 1320円

体内の寄生虫をだいたい駆虫できるお薬。
5kg以上の子は更に高価になる。
これで駆虫出来なかった場合、別の新しいお薬が必要になる。

〇便検査(直接法・間接法) 1100円 ×2回 2200円

便の中を顕微鏡で見たり、卵を抽出したりして体内に寄生虫が居ないか調べる検査。
お外出身の子だとだいたい1回目は寄生虫が居るか、居なくてもたまたま便に出なかっただけと考えて2回やるのが妥当。

〇避妊手術 20000円

だいたいオス15000〜30000円、
メス20000〜45000円ほどが相場。
病院によって大きく異なる。

〇コンベニア注射(抗生剤) 体重1kg毎841円
だいたい体重4kgとして 3364円

去勢手術、避妊手術の際に手術跡から感染症等を起こさないように打つ抗生剤のお薬。
薬価は体重1kgあたり841円なので、3kgの子だと2523円、5kgの子だと4205円。
ここでは平均体重の4kgで計算する。

〇手術跡抜糸 550円

去勢手術、避妊手術をした時に肌を縫った糸を切り取る処置。

〇爪切り 600円

野良ちゃんは爪切りの際暴れて爪が折れたり保護主が怪我をしたりする可能性があるので、保護してすぐの場合はプロに任せるのが良い。

〇3種混合ワクチン 4000円

ワクチンで予防できる病気の中で重症化しやすい3種類
「猫パルボウイルス感染症」
「猫ウイルス性鼻器官炎」
「猫カリシウイルス感染症」
を予防するためのワクチン。
猫のワクチンは3種と5種があり、5種はもっと高価。

〇耳簡易洗浄 500円

耳にダニや真菌(カビの仲間)が居ないか一緒に検査する場合もある。
野良ちゃんは耳の中が真っ黒なことが多々あり、素人が耳掃除をすると猫ちゃんが耳をケガしたり障害が残ってしまったりという可能性があるので、爪切り同様プロに任せるのが妥当。

〇再診料600円 ×2回以上

通院の度にかかるお金。
「レボリューションプラスとプロフェンダースポット」
「3種混合ワクチン」
「避妊手術、去勢手術」
以上の3つは猫の体にかかる負担を減らすために別々にやるのが最適なので、初診料1回と再診料2回は最低でもかかると思っていた方が良い。
(急いでいる場合を除く)

合計 48484円
(語呂がいい…)

あくまでうちのかかりつけの一例で、病院によって、猫ちゃんによって、高くなったり安くなったりします。
この子は更に呼吸が速いという症状でレントゲンの検査や吸入処置もしたのでもっとかかりました。

次に、フードにかかるお金についてまとめました。
結論から言うと、1ヶ月に2700円〜7800円かかります。
これは与えるフードの種類や価格層、購入するお店、猫ちゃんの体型、年齢によって大きく変わるので一概には言えません。
わたなべ家では子猫から子育て中の女の子まで保護したので、フードの量には大変な差がありました。
ここでは体重4kgの健康な成猫の一例をご紹介します。

1日量が

・ドライのみ
ドライフード60g

・ドライ+ウェット
ドライフード40g
ウェットフード1個(50〜80g)

・ウェットしか食べない場合
ウェット×3個

・食欲が無い場合
ウェット×2個 +ちゅ〜る2本

1週間だと

・ドライのみ
60g ×7日 = 420g

・ドライ+ウェット
ドライ40g ×7日 =280g
ウェット 7袋

・ウェットしか食べない場合
3個 ×7日 =21個

・食欲が無い場合
ウェット2個 ×7日 =14個
ちゅ〜る2本 ×7日 =14本

1ヶ月だと

・ドライのみ
60g ×30日 =1800g(1.8kg)

・ドライ+ウェット
ドライ 40g ×30日 =1200g(1.2kg)
ウェット 30袋

・ウェットしか食べない場合
3袋 ×30日 =90袋

・食欲が無い場合
ウェット2袋 ×30日 =60袋
ちゅ〜る2本 ×30日 =60本

となります。

ロイヤルカナンのドライフード2kg3000円(1kg1500円)と、
カルカンパウチ70g80円と、
ちゅ〜る4本入り200円(1本50円)だった場合、

・ドライのみ 2700円

・ドライ+ウェット
ドライ1800円 +ウェット2400円
=4200円

・ウェットしか食べない場合 7200円

・食欲が無い場合
ウェット4800円 +ちゅ〜る3000円
=7800円

となりました。

わたなべ家は安い時にまとめ買いしているのとにゃんこの調子で調整しているので少し安い反面、療法食の子のフード代は上記の2倍以上かかります。
たぶんどこの保護主さんも療法食の子や偏食の子、それなりの匹数を抱えているので、ご飯を食べさせて生かすだけでもこれだけのお金がかかるのか…とご理解いただけたら幸いです。

保護活動に必要な資金を集めるためのクラウドファンディングに挑戦中です。
どうか1000円からご支援をいただけないでしょうか。

ご支援、拡散にご協力の程宜しくお願い致します。

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