
支援総額
目標金額 500,000円
- 支援者
- 212人
- 募集終了日
- 2020年8月31日

火災で焼損、安堵町の中家住宅。代々守り継いできた文化財を修復したい

#地域文化
- 現在
- 18,396,220円
- 支援者
- 656人
- 残り
- 14日

住宅密集地においても医師が一刻も早く患者さんの元へ駆けつけるために

#医療・福祉
- 現在
- 19,536,000円
- 寄付者
- 424人
- 残り
- 14日

膵がん早期診断へ向けた、血液を用いる新たな診断法の開発

#医療・福祉
- 現在
- 9,451,000円
- 寄付者
- 192人
- 残り
- 29日

能登半島地震|全壊した和菓子屋を珠洲で再建し、お菓子を作り続けたい

#まちづくり
- 現在
- 7,111,000円
- 支援者
- 423人
- 残り
- 14日

チカラをひとつに。₋ Jリーグ TEAM AS ONE募金 ₋

#災害
- 総計
- 2人

明日の災害に備える仕組みにご支援を|カーシェアサポーター募集

#地域文化
- 総計
- 2人

地域の宝をみんなで守る|文化財防災・救援プロジェクト2025

#地域文化
- 現在
- 1,544,000円
- 寄付者
- 101人
- 残り
- 84日
プロジェクト本文
終了報告を読む
【2020年7月17日追記:達成御礼!ネクストゴールを設定いたしました。】
お陰様で、第一目標金額を達成することができました。工場の移転の一部に充てることができます。本当にありがとうございます。
移転には総額で、約2,000万もの資金が必要です。皆様の温かい応援と励ましのお言葉をこれからの活動のエネルギーとして次の目標を120万円と設定させていただきます。
どうか最終日まで、変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます。
国内唯一のビニール傘生産を守るため、工場移転へ。
初めまして。ホワイトローズ株式会社代表取締役の須藤宰と申します。私たちは、1721年から300年続く会社で、昭和27年に世界に先駆けてビニール傘を発明し、販売を始めました。以後さまざまな改良や機能の開発を重ねながら、長く愛用していただけるビニール傘をつくり続けてきました。現在国内で唯一ビニール傘の生産を行っています。
しかし、2011年の東日本大震災、2019年の台風15・19号と立て続けに生産工場が甚大災害を受け、床には大きな亀裂が走り、工場の壁は傾き、屋根は雨のたびに雨漏りしている状況です。今後も元祖のビニール傘を守り、生産を長く続けていくためには、安心して傘づくりに集中できる環境への移転が必要だと考えました。
そこで今回、より内陸部にある土地付き建物への工場移転計画が立ち上がりました。また、ただ生産拠点を移すだけではなく、長らく私たちのビニール傘を愛用してくださったお客様との距離が近くなる工場を目指したいと考えています。これまでお受けできなかった一般の方の工場見学や、工場での直接販売、そして今後主流になっていくインターネット販売に対応できる工場を実現します。

ビニール傘だけでも60年以上、ものづくりを続けてきた私たちが大切にしているのは、「売るため」ではなく「使うため」の商品をつくることです。実際に使われる方を具体的にイメージして、その方の満足を考えたものづくりを大切にしている私たちにとって、お客様との距離が近づく工場の実現は悲願でもあります。これからも国内唯一のビニール傘生産を守っていくために、お客様とつながり、ご要望やご意見を積極的に反映していくことが不可欠だと考えています。
そこで、この工場移転を機に多くのお客様とつながり、たくさんの方にものづくりの現場やビニール傘に込められた想いを知っていただきたい、そして60年以上続くビニール傘の存続をぜひ応援していただけないかと思い、今回クラウドファンディングの挑戦を決めました。
工場の移転には総額で約2000万もの資金が必要になりますが、この挑戦はAll or Nothingのため、まずは最低限必要な50万円を目標に、ご支援を募らせていただきたいと思います。
国内のビニール傘製造の灯を守っていくため、是非お力をお借りできないでしょうか。
ホワイトローズ株式会社の起源は、享保六年(1721)創業の武田長五郎商店です。当初は刻み煙草の卸業でのれんを掲げ、その後、煙草保管用の油紙を利用して雨合羽を考案し、トラベルコートとして参勤交代の大名行列に採用され雨具店に転身。 明治期には人力車の帆や天幕も扱い、従来の和傘に加え、洋傘の製造販売も行いました。
昭和25年、シベリア抑留から帰国した9代目 須藤三男(前社長)は進駐軍が持ち込んだ「ビニール」に着眼し、当時の主たる雨傘素材「綿生地」の水モレ・色落ちデメリットを補完する、傘の上にかぶせる完全防水用「傘カバー」を完成、これが大ヒットしました。
その後、合成繊維ナイロンの普及により必要とされなくなりましたが、発想を転換し昭和27年~33年、世界に先駆けて直接傘骨にビニール製カバーを張る、防水機能を持つ「ビニール傘」を発明・完成させました。

しかし当初の「ビニール傘」の販売は、伝統の「布傘」業界から大反発を受け販売が困難を極めました。幸い東京オリンピックを機に米国輸出されニューヨークで爆発的に売れ、国内販売も加速したのです。昭和40年代には透明ビニール傘を開発。平成22年には宮内庁からのご要望で、上皇后様が肩に担ぐようにお持ちになる際、あらゆる角度からの風に耐え、遠くからは普通の傘としか見えない「透明ビニール傘逆支弁機構」を発案・完成させました。
雨、雪、風、紫外線…、空から降ってくるさまざまなものから人間は太古の時代から無防備です。「玄関から出かけられて、お帰りになるまでのお客さまを守るツール」、それがホワイトローズ透明フィルム傘の企画テーマです。これまでNHK「美の壺」にも取り上げていただいたり、かねてより旭市のふるさと納税の返礼品としても評価をいただいています。
傘は国内でも海外でも素材を問わずすべて手作りのため、人件費の安い海外生産に依存し、布傘では約97%、ビニール傘では当社を除く100%が海外移転してしまいました。そんな中現在弊社では15人の職人が年間約12,000本を手作りで国内生産しています。
今でこそビニール傘は「使い捨て」や「代替品」というイメージがついてしまっているかもしれませんが、もともとは完全防水素材として、繊維製品との違いを特徴に開発されたものです。また、「透明」はビニール素材だけが成し遂げられる特徴で、布繊維では実現不可能なものです。
天気のいい日や屋内では何も持たずに360度の視界で生活している人間が、視界の悪い雨天時に自分の視界を狭めるものを目の前に掲げて外出するということは、やはり普段に比べれば大きな危険が伴います。日常と変わらぬ360度の視界を確保できるのは「透明素材」だけです。
私たちはビニール傘の元祖の会社として、その特徴を追求し、機能を改善しながら、使い捨てや代替品ではない、長く愛用していただくことのできる丈夫で機能的なビニール傘づくりを続けてきました。
ホワイトローズの積極的な改良や開発の背景は、社針である「新製品の販売はピラミッドの頂点から」にあります。ピラミッドの頂点とは、その製品を1番望んでおられるお1人の方のことであり、その方のお顔、満足を具体的に思い描きながら挑戦する姿勢です。
1964年の東京オリンピックよりも前に千葉県旭市に立ち上げた国内初のビニール傘工場は、60年の長きに渡り国産ビニール傘製造のけん引役を果たしてきました。
しかし、2011年3月11日の東日本大震災、2019年の台風15・19号の激甚災害と立て続けに大きな災害を受けてしまいました。地震の際には近くまで津波が襲いましたが、かろうじて倒壊は避けられました。しかし地盤が液状化したため、工場内の床には大きな亀裂が入ったままになっています。また、外壁が内側に傾いており、いつ崩れてもおかしくない状態です。

地割れの改修を行いたいところでしたが、建物すべてを取り払わないと土地改良工事ができず、そうなると莫大な費用がかかってしまいます。とてもではないですが修復は難しく、わずかな資金の範囲内で応急処置の日々でした。

さらに2019年の台風15号、19号では屋根の一部や倉庫が吹き飛び、応急処置としてビニールシートを被せて対応している状態です。洋傘工場でありながら、雨が降るたびに雨漏りに悩まされるという皮肉な状況になっています。
雨漏りへの対応のために、仕事を中断してバケツを替えたり、屋根の修繕を逐次補強しなくてはなりません。雨のたびに雨漏りの箇所が増えることを心配しつつ、資材及び機械が濡れてしまうといけないので、ビニールで覆い隠さねばなりません。
このような状況では社員の安全も担保できておらず、安心して傘をつくってもらうことはもちろん、300年続くものづくりをさらに次代へ続けていくことも難しいと考えました。

そもそも古い建物であり、同じ土地で屋根だけではなく工場全体の建て替えを検討しましたが、液状化により土地の状態は悪くなっており、再び地震が来れば同じことの繰り返しになってしまいます。
そこで今回は、より内陸にある、土地付きの居抜き建物への移転を決めました。創業享保六年から数えて300年に当たる子(ね)歳の2020年、「安心・安全な環境」の中で、社員一丸となり『新生ホワイトローズ旭工場』を発進していきたいと切に思います。
さらに、単に工場を移すだけではなく、この機会に国産の手作りのビニール傘生産を広く皆様に見ていただけるような工場を目指したいと考えています。過去60数年に渡るビニール傘の歴史と発展を見て知っていただけるような展示なども備えたいと思います。
また、以前から旭市からもお話をいただいていた、工場見学の受け入れもゆくゆくは行いたいと思います。現在の工場の状態では一般の方をご案内するのは難しかったのですが、旭市内に数少ない工芸・工業生産工場として、移転後は多くの方に見学していただける環境を整えていきます。
何気なく使っているビニール傘がどのように作られているのか、どれだけの想いがこもっているのかを知っていただけるような見学ツアーを企画できたらと思います。さらに、日々改良を重ねている最新のビニール傘にも触れていただき、その場で購入いただけるようなお店の併設も考えています。
また、今後さらに主流になってくるインターネット販売に対応することができるよう、IT一括管理と配送拠点の中心的役割も担う工場を目指します。業者を通すことなく、インターネットを通じてお客様とメールでのやりとりを行い、ご要望やご意見を直接お聞きし、迅速な対応ができる体制を整えたいと考えています。

弊社の歴代の代表は、刻みたばこ、油紙、洋傘、ビニール傘とその時代ごとに必要と思われるものをより正確に、より精密に、より利用される方の立場に立ってつくることを大切にしてきました。それは日本の伝統的職人気質だと思います。私もただただ「日本人の魂」を引き継ぎたいのです。
弊社がなくなれば確実に国内のビニール傘製造は皆無になります。世の中に必要とされなくなればそれはそれでしかたがないことだと思います。しかし、ビニール傘の当初の開発理由である完全防水や降って来るものから人を守ること、視界の良さなどを二の次にした、使い捨て製品だけが残っていくのは、開発メーカーのプライドとして許してはおけません。
社針1、目的と手段を混同するな:売るための商品は作りません。使うための製品を作り続けます。
社針2、その道のエキスパートになれ:とことんつきつめた製品作りを目指します。
社針3、新製品の発売はピラミッドの頂点から:本当に必要とされるお1人のお客様の最高満足度を評価の基準として努力します。
企業寿命の続く限り、初心を大切に、ビニール傘を作っていきます。
過剰スペックで高価にするのではなく、職人としてのプライドが持てるリーズナブルな製品作りを前提に、時代のニーズを汲み取りながら、10年持っても飽きの来ない格調あるデザインと機能性が両立する、全世界のお客様を見据えた企画をこれからも考えていきます。
この新工場への移転は、その第一歩になります。温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
今回のクラウドファンディングでは、ご支援のお礼として弊社が自信を持っておつくりするビニール傘「カテール16」と「十六夜」をご用意しております。
今回のクラウドファンディング限定として、傘の手元・石突キャップを個性あふれる木目が特徴の天然木アカシア素材で製作し、手元に名入れ彫刻ができるようになっています(プロパー規格品は皮付桜材のため彫刻できません)
●特徴
十六本多間骨シリーズである「カテール16」と「十六夜」は、直径3mmの丈夫なグラスファイバー(ガラス繊維を合成樹脂で固めたもの)16本骨構造に加え、粋でクリアなオリジナルデザインが印象的な逸品です。※弊社では風速20m耐久を基準としています。
また、雨の漏らない穴を8ヶ所埋設した特許「逆支弁機構」は、内側から吹き上げる風を穴から逃し、傘が裏返りにくい工夫がされています。(特許第5285402号)
傘のフィルムに使用している透明オレフィン系多層フィルムは、ベタつきにくく、また外気温が-20度でも硬くなりにくく割れにくい特徴があります。
どんな季節でも使いやすい傘。1年を通じて優しくお客様を降り注ぐものからお守りします。
●カテール16
65cmの大判サイズで重さは580gです。傘の中心を支える中棒には白樺無垢一本材を使用しています。国内唯一の手作り加工であり、カバーも骨1本1本からも修理対応させていただくことができます。5年10年と長く愛用していただけたら嬉しく思います。
●十六夜
サイズは58cmとカテール16より一回り小さいサイズになります。軽量化を重視し、中棒は直径10mm、厚さ1mmのゴールドメッキアルミニウムパイプで、450gを実現しました。こちらも国内唯一の手作り加工であり、カバー、骨1本から修理対応いたします。
●サイズ
●名入れサービス
以前よりご希望の多い、名入れサービスをこの度始めさせていただきます。お名前が入ることで、紛失・盗難の防止、そして大切な方へのプレゼントにもお応えできるサービスとなっています。控えめに、されど格調高くお名前を行書体にて彫刻いたします。
●刻印ロゴプレート付
今回は創業300年を記念して、限定ゴールドカラーのロゴプレートをおつけします。
会社概要
ホワイトローズ株式会社
享保6年創業
代表者:須藤 宰
本社:東京都台東区寿2-8-15(事務所)
ビニール傘工房:東京都台東区寿2-4-8
自社工場:ホワイトローズ旭工場 千葉県旭市鎌数9313-5
TEL: 03-3841-9601 FAX:03-3841-9600
URL: http://whiterose.jp/
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お名前掲載について、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
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プロフィール
made in Japan, 日本製、匠の技などが再評価されていますが、現実の国内もの作り現場は職人の高齢化、周辺付属作成工場の廃業等 困難な環境で格闘しています。当社の関わる高周波ウエルダー接着加工、縫製加工も同じです。しかし、日本のもの作りに 将来をたくし、きのうより今日、今日より明日の方がより良い物になるという日本独特の職人魂を引き継ごうとする若者、新たな人生を 夢見る転職職人希望者が誕生しています。60余年研鑽し続けた本物のビニール傘作りの理念と技術を国内に残すため、「真髄」を求める 不断の努力は惜しみません。10代目を継いではや15年、バトンを握って、空から降って来るものからお客様を守るため、力尽きるまで 走り続ける覚悟です。是非、皆さまの応援、よろしくお願いいたします。
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リターン
8,400円

【定価30%OFF】カテール16 3色の中より1本
・限定名入れオリジナル傘「カテール16」を1本お送りします。
スーツにもジーンズにも合う格調高いワイドな逸品です。
<仕様>
手開き長傘(収納袋付き)16本骨・65cm
カラー:NV(ネイビー)・OL(オリーブ)・BK(ブラック)
重さ:約570g 実行直径:約108cm
畳んだ長さ:約90cm
手元・石突:天然木アカシア(刺槐)
中棒:白樺
- 申込数
- 30
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2020年9月
8,400円

【定価30%OFF】十六夜(いざよい) 3色の中より1本
限定名入れオリジナル傘「十六夜(いざよい)」を1本お送りします。
16本骨傘の軽量化と機能性をつきつめた逸品です。
<仕様>
手開き長傘(収納袋付き)16本骨・58cm
カラー:WN(ワイン)・NV(ネイビー)・BE(ベージュ)
重さ:約460g 実行直径:約98cm
畳んだ長さ:約87cm
手元・石突:天然木アカシア(刺槐)
中棒:φ10mmツヤ消し金メッキ
- 申込数
- 30
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2020年9月
8,400円

【定価30%OFF】カテール16 3色の中より1本
・限定名入れオリジナル傘「カテール16」を1本お送りします。
スーツにもジーンズにも合う格調高いワイドな逸品です。
<仕様>
手開き長傘(収納袋付き)16本骨・65cm
カラー:NV(ネイビー)・OL(オリーブ)・BK(ブラック)
重さ:約570g 実行直径:約108cm
畳んだ長さ:約90cm
手元・石突:天然木アカシア(刺槐)
中棒:白樺
- 申込数
- 30
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2020年9月
8,400円

【定価30%OFF】十六夜(いざよい) 3色の中より1本
限定名入れオリジナル傘「十六夜(いざよい)」を1本お送りします。
16本骨傘の軽量化と機能性をつきつめた逸品です。
<仕様>
手開き長傘(収納袋付き)16本骨・58cm
カラー:WN(ワイン)・NV(ネイビー)・BE(ベージュ)
重さ:約460g 実行直径:約98cm
畳んだ長さ:約87cm
手元・石突:天然木アカシア(刺槐)
中棒:φ10mmツヤ消し金メッキ
- 申込数
- 30
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2020年9月
プロフィール
made in Japan, 日本製、匠の技などが再評価されていますが、現実の国内もの作り現場は職人の高齢化、周辺付属作成工場の廃業等 困難な環境で格闘しています。当社の関わる高周波ウエルダー接着加工、縫製加工も同じです。しかし、日本のもの作りに 将来をたくし、きのうより今日、今日より明日の方がより良い物になるという日本独特の職人魂を引き継ごうとする若者、新たな人生を 夢見る転職職人希望者が誕生しています。60余年研鑽し続けた本物のビニール傘作りの理念と技術を国内に残すため、「真髄」を求める 不断の努力は惜しみません。10代目を継いではや15年、バトンを握って、空から降って来るものからお客様を守るため、力尽きるまで 走り続ける覚悟です。是非、皆さまの応援、よろしくお願いいたします。